EVや再生エネの有効利用に欠かせない蓄電池
首都大学東京は4月24日、高性能かつ安全性の高いリチウムイオン電池の研究・開発を行うベンチャー「株式会社ABRI(Advanced Battery Research Institute)」を設立したと発表した。
電気自動車(EV)をはじめとする環境対応車の普及や、再生可能エネルギーの利用拡大が進むなか、これらを有効に利用するため、蓄電池が欠かせないものとなっている。
なかでもリチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いことから、ニーズの増加や高性能化への要求が見込まれている。
古河電池と共同でリチウムイオン電池の高性能化・実用化を目指す
同大学都市環境科学研究科の金村聖志教授と古河電池株式会社は、これまでにリチウムイオン電池の開発を共同で進めてきた。
こうした研究成果をもとに、同大学発ベンチャーとして、株式会社ABRIを4月3日付けで設立。4月17日には設立記念祝賀会が開催された。交歓会では、リチウムイオン電池に関する活発な議論が行われたという。
また、同大学と古河電池は、ABRIの設立を契機に、リチウムイオン電池のさらなる高性能化及び実用化をともに目指していくことで合意。ABRIは、首都大学東京発ベンチャーとして、同大学から支援されることとなった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
首都大学東京 プレスリリース
https://www.tmu.ac.jp/news/topics/14986.html