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東芝がEVバスで約60%のCO2削減効果を実証

  • 2017年3月18日
  • エネクトニュース
早稲田大学と2016年からの共同実験で
株式会社東芝(以下「東芝」)は3月17日、ワイヤレス充電装置を用いたEVバスの実証実験で、高いCO2削減効果を得たと発表した。

この実験はCO2削減効果の高い技術を開発・実証することを目的とした環境省委託事業の一つで、2016年2月から早稲田大学と共同で行われた。実験に用いられた44kWのワイヤレス充電装置は東芝と早稲田大学理工学部の研究チームが開発した。

実験では小型と中型のEVバスを公道で運行、走行距離や消費電力などのデータを測定した。その結果、中型において従来のディーゼル車と比べて約60%のCO2削減効果があることがわかった。

リチウム二次電池は観光地のバスなどに最適
装置に用いられた東芝のリチウムイオン電池「SCiB」は、短時間で充電が可能、また1万5000回以上の急速充放電にも耐えられる長寿命という特性がある。そのため観光地や空港の巡回バスなど、短時間で高頻度の充電が必要になる車両での使用に適している。

また東芝はこの実験に際して乗用車の充電に合わせた7kWの充電機能も、同じワイヤレス充電装置に付加した。同社はこれからも充電効率の向上など、ワイヤレス充電技術の研究開発を進めていく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東芝 リリース
http://www.toshiba.co.jp/

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