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ウェザーニューズ、雲粒子も解析した日本初の高精度な太陽光発電量予測の販売開始

  • 2018年2月2日
  • エネクトニュース
日本初の高精度な太陽光発電量予測
株式会社ウェザーニューズは1月31日、エネルギー企業とそのサービス事業者、およびIoTプラットフォーム事業者に向けて、最新の物理気象学に基づいた日本初の太陽光発電量予測技術および日射量予測技術を活用したサービス「新太陽光発電量予測」の販売を開始したと発表した。

アジアにおける主要な自然エネルギーの一つは太陽光発電で、電力の安定供給・利用のため、日射量の実況解析とともに、日射量と発電量の予測がリアルタイムで求められている。

しかし、地上の観測データから統計的に算出する一般的な太陽光発電量予測は、雲粒子による太陽光の散乱と吸収が考慮されない点が課題だった。

また、回帰分析モデルの入力情報には観測地点での”点”の観測データが用いられていたため、統計値が観測地点の傾向や統計期間に依存し、リアルタイムでの気象現象に対応した最適値を求めることができなかったという。

高解像度・リアルタイムで日射量解析が可能に
このサービスでは、衛星画像からの雲解析アルゴリズム開発と、膨大なデータを用いる放射伝達モデルの計算高速化に成功したため、特定観測地点の統計値に依存せず、“面”的予測に取り込むことができたもの。

このため、1kmメッシュの高解像度で、リアルタイムにより精度の高い日射量解析が可能となったもので、太陽光発電施設で行った試験では、モデルによる推定発電量と実際の発電量が良い相関を示すことも確認している。

同社は、このサービスを業界で初めて全面的に導入・運用していくことで、予測精度向上に努め、国内外におけるエネルギー市場に対し、自然エネルギーの積極的な導入と活用を支援していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社ウェザーニューズ プレスリリース
https://jp.weathernews.com/news/20676/

 

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