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中部電力が火力発電所2カ所における発電機を廃止

  • 2017年12月28日
  • エネクトニュース
渥美火力発電所の1号機、四日市の1号機と2号機
中部電力株式会社(以下「中部電力」)は12月26日、同社の火力発電所2カ所において、発電機3基を同日付で廃止したと発表した。

3基のうち1基は、愛知県田原市にある渥美火力発電所の1号機で、燃料には重油・原油を使用していた。同発電所に設置された合計4基のうち2号機は2004年に廃止済みで、出力がそれぞれ70万kWの3号機と4号機を残すのみになる。

廃止された発電機の残り2基は四日市火力発電所の1号機と2号機で、液化天然ガスを燃料として用いていた。出力22万kWの3号機およびコンバインドサイクル発電方式で58.5万kWの出力を有する4号系列が稼働を継続する。

四日市火力発電所でバイオマス発電設備を開発中
中部電力は今回火力発電機2基が廃止された四日市火力発電所で、バイオマス発電設備の開発に取り組んでいる。

新設備では燃料に木質ペレットやパーム椰子殻を用い、出力は4.9万kW、一般家庭の電力消費量で約12万世帯分に相当する発電量となる。さらに年間16万トンのCO2排出量削減効果が見込まれている。

バイオマス発電設備の工事は2018年5月に開始され、運転開始は2020年4月になる予定だ。

(画像は中部電力公式ホームページより)


▼外部リンク

中部電力 リリース
https://www.chuden.co.jp/

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