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リニューアブル・ジャパンなど3社、大規模ソーラーシェアリング事業の太陽光発電所を着工

  • 2017年12月14日
  • エネクトニュース
大規模ソーラーシェアリング事業の太陽光発電所に着工
リニューアブル・ジャパン株式会社など3社は12月13日、岩手県一関市の国営開発農地を有効活用し太陽光発電と小麦・大麦の栽培を両立する大規模ソーラーシェアリング事業を開始すべく、一関市吉高太陽光発電所と一関市鈴ヶ沢太陽光発電所に着工したと発表した。

3社は、同社のほか東急不動産株式会社と日本アジア投資株式会社となる。またこの事業は、株式会社東北銀行からのプロジェクトファイナンスの手法による融資を受けて実現したもので、三菱電機システムサービス株式会社がEPC(設計・資材調達・建設)を行う。

この事業の特徴は、太陽光パネル下にて、わが国の主食の一つである小麦・大麦の有機栽培や特別栽培に取り組むことで、付加価値の高い営農を継続し、食糧とエネルギーの自給に貢献することという。

また、一関市が推進する「農業経営の近代化と生産性向上」を前提に発電所を設計することとし、パネルの高さを地上3.5メートル以上に設置して、パネル下でのトラクターやコンバイン等の農業機械を使用できるため、効率的な営農の継続が可能としている。

産・官・金・民の協議を経て事業を実現
さらに同事業は、再生可能エネルギーを積極的に導入する一関市が、立地協定を結ぶリニューアブル・ジャパンと計画し、藤沢農業振興公社、営農者および地権者、東北銀行、東急不動産のほか、日本アジア投資、三菱電機システムサービスを含めた産・官・金・民の協議を経て実現したとのこと。

なお、建設する発電所の設備容量は、合計約5.3MWとなり、国内で稼働中のソーラーシェアリングの中では最大級になる。この想定年間発電量は約6,075MWh(20年平均)で、これは一般家庭約1,268世帯分の年間使用量に相当する。また、年間約3,290tのCO2削減効果があるとしている。

(画像はリニューアブル・ジャパンHPより)


▼外部リンク

リニューアブル・ジャパン株式会社 プレスリリース
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