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北陸電力が石炭火力発電機の廃止予定を延期

  • 2017年12月9日
  • エネクトニュース
LNG1号機建設が進む中、原油調達で不透明感
北陸電力株式会社(以下「北陸電力」)は12月7日、富山新港火力発電所の石炭1号機廃止を、予定されていた2018年度から延期すると発表した。

富山新港火力発電所は石炭1号機と2号機、原油を燃料とする新港1、2号機の合計4機で発電を行っている。このうち新港2号機では燃料を原油からLNGに変更するための改造工事を行っており、2018年11月に運転開始予定のLNG1号機も新たに建設中だ。

新設中のLNG1号機は高効率で環境負荷の少ない、コンバインドサイクルで発電を行う。

北陸電力はLNG1号機の運転開始に伴って石炭1号機を廃止する計画だったが、同発電所で使用している硫黄成分の少ない原油の調達環境に近年不透明さが増大、安定的な電力供給のために石炭機の廃止を延期した。

廃止は需給状況を考慮の上2024年度を目途に
北陸電力は石炭1号機の廃止延期に際し、自主的に環境影響評価を実施し、環境保全の基準などに適合していることを確認した。

新たな廃止時期は2024年度を目途として、燃料調達状況や再生可能エネルギーの導入など諸般の状況を見極める。同社は引き続き電力の安定供給に努めるとともに、CO2排出量の削除など、環境保全の取り組みを推進していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

北陸電力 リリース
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/17120702.pdf

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