計3拠点での発電出力は合計で1.6メガワット
三重交通株式会社(以下「三重交通」)は11月10日、同社3カ所目の営業所における太陽光発電設備付きの屋根が完成し、発電を開始したと発表した。
三重交通では今年、四日市営業所、津市の中勢営業所、および名張市の伊賀営業所で、駐車場に太陽光発電設備を備えた屋根の建設を進めてきた。このうち四日市営業所と中勢営業所ではそれぞれ6月7日と9月22日に発電を開始、3カ所目の伊賀営業所でも工事が完成し、11月9日に発電を開始した。
3営業所で建設された屋根付き駐車場は合計でバス226両と自家用普通車217両を収容できる。発電出力は合計で1.6MW、年間の発電量として169万2300kWhが見込まれている。
屋根の設置で作業環境が向上、売電で設備投資を回収
三重交通によると、バス駐車場に屋根を設置することで荒天時の点検作業などの負担が軽減し、バス車両の塗装が保護され、夏季の冷房負荷の軽減にもつながる。また屋根に照明を取り付けることで防犯面の強化もできる。
同社は太陽光発電による売電収入で設備投資の回収を見込んでおり、今後は適切な設備のメンテナンスを実施し、安全面や発電能力の維持に努めていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三重交通 リリース
http://www.sanco.co.jp/other/release171110.pdf