変換効率19.5%、最大出力301Wを第三者機関が認定
太陽光事業をグローバルに展開するハンファQセルズ株式会社(以下、Qセルズ)は同社が開発した多結晶太陽電池モジュールのプロトタイプの変換効率19.5%、最大出力301Wが世界新記録を樹立したことを発表した。
性能を認定したのはドイツ各地に67カ所の研究所を持つ欧州最大の応用研究機関フラウンホーファー研究機構ISE研究所(Fraunhofer ISE CalLab)。
新記録を更新したモジュールは現在Qセルズが量産している60直モジュールと同じサイズ(1670×1000平方ミリ)で、材料と部材も同等のものが使用されている。
1670×1000平方ミリの多結晶モジュールの出力が300Wを突破したのは業界初であり、今回の世界記録の樹立は太陽光発電の科学誌「Progress in Photovoltaics: Research and Applications」2016年6月公表のEfficiency Tablesでも取り上げられた。
Qセルズ独自のQ.ANTUM技術を用いたセルや太陽光電池モジュール技術を使用
太陽光ビジネスの全ての分野でソリューションを提供しているQセルズは「Engineered in Germany」のブランド・コンセプトのもとドイツ・タールハイムにR&D本社を配置し、ドイツの先進的な技術を導入しつつ太陽光セル・モジュール・システムの開発・生産などを行っている。
新記録を樹立したプロトタイプのセルとモジュールはともにQセルズの量産用設備において標準的なプロセスを経て生産されているが、ドイツ・タールハイムの研究所で開発された4本バスバーの高効率多結晶Q.ANTUMセルや、その性能を最大に引き出す太陽光電池モジュール技術が使用されている。
▼外部リンク
ハンファセルズジャパン株式会社プレスリリース
http://www.q-cells.jp/press/ハンファQセルズホームページ
https://www.q-cells.com/