寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。
日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は沖縄県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?
うるま市の勝連半島から海中道路でつながる離島のひとつ、宮城島。エメラルドグリーンの海に出会える沖縄本島屈指の絶景スポットで、なかでもおすすめが、製塩工場の奥にあるこの「果報バンタ」なのだそう。
近年ではパワースポットとして脚光を浴び、人気の観光名所になっている。
「果報(かふう)」は沖縄の言葉で「幸せ」、バンタは「崖」を意味し、その景色を見ると幸せな気分になれるはず! 360°の絶景パノラマは必見だ。
ちなみに沖縄では、春分から梅雨入りまでの時期を「うりずん」といい、1年で一番快適な時期だと言われている。心地いい風を感じながら絶景を楽しもう。
果報バンタ(かふうバンタ)
所在地 沖縄県うるま市与那城宮城2768(ぬちまーす観光製塩ファクトリー)
https://www.okinawastory.jp/spot/600010461
「ハーリー」は、約600年前に中国から伝わったとされる航海の安全と豊漁を祈願するための行事。沖縄各地で開催されるハーリーの中でも最大規模を誇るのが、那覇の三大祭りの一つでもある「那覇ハーリー」だ。
毎年ゴールデンウィークの3日間に開催され、初日には中学校対抗ハーリー競漕や職場や仲間同士などのチームで参加する一般競漕ハーリー、2日目は観光客も参加できる爬龍船への体験乗船、最終日には力強い一般競漕ハーリーの後、伝統行事の御願(うがん)バーリーと本バーリーが行われる。
会場にはキッチンカーなどの飲食ブースや遊戯ブースが設置され、音楽ライブなどの催しも実施。最終日には色鮮やかな打ち上げ花火が、祭りのトリを飾る。
開催期間:2025年5月3日(土)〜5日(月)
那覇ハーリー(なはハーリー)
開催地 沖縄県那覇市港町1-14(那覇港新港ふ頭第1号岸壁及び前面海域)
https://www.naha-navi.or.jp/magazine/2025/03/44598/
「琉球海炎祭」は、毎年4月に沖縄の海開きシーズンに合わせて開催される、日本で一番早い花火大会。
打ち上げられる花火はすべてプログラミングで制御され、音楽や演出に合わせて点火。緻密にコントロールされたダイナミックなショーが、宜野湾市のトロピカルビーチの夜空を彩る。
また、世界的デザイナー・コシノジュンコ氏がデザインしたアート花火も必見。
10,000発の大花火と音楽のイリュージョンを楽しんで。
開催日:2025年4月19日(土)
琉球海炎祭(りゅうきゅうかいえんさい)
開催地 沖縄県宜野湾市真志喜4-2-1(ぎのわん海浜公園トロピカルビーチ)
https://www.ryukyu-kaiensai.com/
宮古島市で毎年4月に開催される「全日本トライアスロン宮古島大会」。1985年から続く国内最大のトライアスロン大会で、「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」のテーマのもとに開催される。
宮古島ならではの地形や自然を楽しめるコースが特色で、国内のみならず海外からも毎回大勢のトライアスリートが参加。選手や大会を支えるボランティアスタッフ、応援に集まった市民たちが一丸となって盛り上げる、国内を代表するスポーツイベントだ。
開催日:毎年4月 ※2025年は4月20日(日)
全日本トライアスロン宮古島大会(ぜんにほんトライアスロンみやこじまたいかい)
開催地 沖縄県宮古島市
https://tri-miyako.com/
日本の最南端に位置する八重山諸島の海が舞台となり、海の安全祈願をする海開きイベント「日本最南端!八重山の海びらき」。毎年3月中旬に、石垣市、竹富町、与那国町の3つの地域で交替で開催される。
2023年の開催地は、与那国島のナーマ浜。一年中波の穏やかな遠浅のビーチで、マリンレジャーを安全に楽しむことができ、日中、夕刻、夜と、異なる風景が人気のスポットだ。2024年の開催地は石垣島南ぬ浜町海浜緑地、2025年の開催地は西表島トゥドゥマリ浜(沖縄県 竹富町)と、さまざまなビーチで海開きを楽しむことができるのがうれしい。
開催日:2025年3月15日(土)
日本最南端! 八重山の海びらき(にほんさいなんたん! やえやまのうみびらき)
開催地 石垣島南ぬ浜町海浜緑地
https://yvb.jp/umibiraki.html
沖縄本島の本部港からフェリーでわずか30分の場所にある離島・伊江島で、毎年4月に開催される日本一早いゆり祭り「伊江島ゆり祭り」。
会場となる「リリーフィールド公園」の広大な敷地に約20万球、100万輪のテッポウユリと100種類の世界のゆりが咲き誇り、純白のユリと真っ青な海が鮮やかなコントラストを見せる。
祭り期間中は、園内に飲食テナントが立ち並び、アーティストなどのステージをはじめさまざまなイベントが開催される。一足先にゆりの花を伊江島で満喫しよう。
伊江島には、城山、湧出、ビーチなど見どころが多い。島食材を使った伊江島ブランドの土産もある。
開催期間:2025年4月26日(土)〜5月5日(月)
伊江島ゆり祭り(いえじまゆりまつり)
開催地 沖縄県国頭郡伊江村東江上3087(伊江村リリーフィールド公園)
https://www.iejima.org/document/2025011700037/
沖縄本島と繋がる約100メートルの橋を渡った先にある、南城市の玉城に位置する奥武島は周囲約1.7kmの小さな島。
島内には漁港があり、新鮮な魚など海産物を手軽に食べられる天ぷら屋や市場食堂がある。なかでもおすすめはもずくの天ぷら。海を眺めながら食べるのが通の楽しみ方なのだそう。南城市を訪れる際にはぜひ訪れてみて。
奥武島(おうじま)
所在地 沖縄県南城市玉城字奥武
https://www.okinawastory.jp/spot/1276
沖縄本島北部の東村で毎年3月に開催される「東村つつじ祭り」は色とりどりの約5万本のつつじが満喫できるイベント。
日本一早いつつじ祭りで、いち早く春の訪れを感じることができる。高台にある園内からは太平洋側の青い海の眺望も満喫できる。
開催日:2025年3月1日(土)〜20日(木)※2025年は終了
東村つつじ祭り(ひがしそんつつじまつり)
所在地 沖縄県国頭郡東村字平良861-1
https://www.vill.higashi.okinawa.jp/soshikikarasagasu/kikakukankoka/kikakuibento/higashitutujimaturi/1597.html
沖縄本島南部にある南城市の安座真港からフェリーで約15分〜25分の距離にある久高島。琉球創世神・アマミキヨが降りたったといわれ、「神の島」と呼ばれており、今も神事が行われている。アマミキヨが五穀をもたらし、国づくりを始めた神聖な場所とされている。
島内はレンタサイクルで散策できるので、
久高島(くだかじま)
所在地 沖縄県南城市久高島
https://ritohaku.okinawastory.jp/15islands/kudakajima/
沖縄の北部には固有種や絶滅危惧種などの動植物が生息する貴重な森が数多く存在する。なかでも比地大滝は新緑を浴びながら、遊歩道をトレッキングできる県内最大規模の滝だ。
落差25.7メートルと本島最大規模を誇る。片道1.5キロ、約40分のコースなので、初心者にもおすすめ。
比地大滝(ひじおおたき)
所在地 沖縄県国頭村字比地字比地781-1
https://www.okinawastory.jp/spot/1336
文=CREA編集部
協力=沖縄観光コンベンションビューロー