「I HOPE.」というブランドパーパスを掲げ、希望を発信するKANEBOは、CREAでもギフトをテーマにさまざまなアーティストとコラボした記事を展開し、反響を呼びました。
そんなKANEBOが子どもたちにも素敵な体験をプレゼント。それが昨年12月に東京・二子玉川ライズにて開催した体験型アートイベント「PAINT HOPE ON SPACE―ひらめくままに、描いて動いて―」。
開発過程で商品にならなかった化粧品から生まれたサステナブルな絵具を手に、自由に絵を描く経験から、子どもたちに想像力を広げ、個性を輝かせることで希望を見出してほしい……そんな願いが込められた、子どもたちの未来を切り開く“贈りもの”でした。
化粧品を通して未来に続く希望の架け橋となる経験を提案するKANEBOのアートイベントは、今回で3回目になります。
化粧品から生まれた絵具で大好きな人の笑顔を壁に大きく描いた2022年、廃棄予定のパッケージなどを用いて自由につくったオーナメントに着色してツリーを彩った2023年に続き、今回は、内容が大きくバージョンアップ。
紙や布、アクリルなどで構成されたまっさらな広い空間のどこにでも、体を思いきり動かしながらペイティングできるようになり、“思うままに描く”という自由を手にした子どもたちからは歓喜の声が溢れ、会場は大盛り上がり! 子どもたちにとって夢のような体験になったのは間違いないでしょう。
壁や床にまで絵を描けるという非日常的なワクワク感は、子どもたちの好奇心を刺激し、多くの笑顔を引き出しました。
子どもたちが手にした絵具は、開発の段階でお役御免となった化粧品たちから生まれ変わった“SminkArt”というアップサイクル絵具です。
開発過程で製品化しなかったアイシャドウやメイクアップ化粧品を原料として作られているため、発色や質感がユニーク。パールが光沢感を放ち、ラメがキラキラと輝き、独特の濃淡が出るなど、普通の絵具とは異なる見え方に、「こんなのはじめて」「おもしろい」と子どもたちは興味を持ち、目を輝かせました。
子どもたちに、開発に使用した化粧品をアップサイクルし、資材を再利用するという取り組みを紹介しながら、子どもたちの創造性を広げ、個の可能性を引き出すお手伝いをする。
そんな「持続可能な未来を見据えた取り組み」、そして「自分の力で未来を切り開くことをサポートする取り組み」というKANEBOのアクションは、未来ある子どもたちが生きていく地球環境を守り、健やかな社会をつくることにつながる方法を模索する親へのメッセージとしても届いたことでしょう。
イベントに参加した親御さんからは「役目を終えた化粧品から生まれた絵具に触れたことで、はじめて子どもと環境に配慮することの大切さを話し合いました。とてもいいきっかけになりました」という声が。子どもたちが笑顔で過ごせる未来を実現するためのきっかけとしてKANEBOの働きかけは大きな意味を持っているのです。
今回は、プロのアーティストから直々に絵具を使ったアートをレクチャーしてもらえるという嬉しい体験も!
会場には、社会課題をアートで解決するグローバルアートチームLITTLE ARTISTS LEAGUE代表アーティストアーティスト、ルミコ・ハーモニーさんが登場。化粧品から作られた絵具を使ってアートのレクチャーとライブペインティングを行いました。
「家族やお友達と一緒に自分の好きな色で描いてみよう!」「その人の好きな形や、未来・夢を浮かべて自由に作ってみよう!」と子どもたちに自由に創造することの楽しさを伝えました。
さらに、ライブペイントも行われ、目の前でアートが生み出されるライブ感に子どもも大人も心を奪われ、子どもも大人も釘付けに。
このイベントをきっかけに、絵が好きになる、アーティストという存在を意識する……そんな可能性もゼロではありません。未来に可能性につながるこの“種まき”からどんな芽で出て、大きな花を咲かせるのか、子どもたちの世界の広がりは無限大です。
同イベントは、日本を飛び出し、世界の子どもたちに向けても展開されていきます。2025年1月にはタイで実施。KANEBOによる希望あふれる未来に向けた子どもたちへの“ギフト”は、今後、世界中に広がっていくかもしれません。
KANEBO 公式サイト
https://global.kanebo.com/ja/
文=金子優子