サイト内
ウェブ

ワイナリーでのんびり過ごしたり フーディーも太鼓判の絶品グルメを 味わったり。トルコ、おすすめです!

  • 2024年9月14日
  • CREA WEB

トルコのエーゲ海沿岸の中心都市・イズミルの南部にあるリゾート地、ボドルム。碧く輝く海の彼方にギリシャのコス島が浮かぶ。

 トルコのエーゲ海に面するイズミルは国内第3の都市。エーゲ海地方観光の拠点となる街です。トルコ国内ではもちろん、欧州のリゾート地として古くから愛されてきたエーゲ海エリアは、食べ物やワインも、遺跡などの観光地もまだ知らなかった魅力でいっぱい。満足度の高いリゾートがリーズナブルに体験できるとあって、訪れるならいまなのです!


ブルーモスク、アヤ・ソフィア、トプカプ宮殿。ちょっと駆け足でイスタンブルの名所をご紹介!


通称ブルーモスクと呼ばれるスルタン・アフメット・ジャーミー。

 多くの旅行者の玄関口となるイスタンブルの旧市街は1985年に「イスタンブル歴史地区」として世界文化遺産に登録された、特に見どころがたくさんのエリア。スルタン・アフメト地区とも呼ばれています。

 世界一美しいモスクと称されるブルーモスクやビザンチン建築の最高傑作と言われるアヤ・ソフィア大聖堂、オスマン帝国時代の繁栄の象徴である、トプカプ宮殿などが主要なスポット。

 4世紀にはじまる東ローマ帝国、15世紀からはオスマン帝国の帝都として栄えたこの地の建造物は、たとえばアヤ・ソフィアはキリスト教の教会からイスラム教のモスクへと役割を変えてきていますが(博物館の時代を経て、現在はモスク)、建築様式や内部装飾の素晴らしさから、今も変わらず世界中の観光客を惹きつけています。

 長い歴史に彩られた、貴重でフォトジェニックなスルタン・アフメット地区。エーゲ海エリアのトルコを体験する前後に訪れてはいかが。


ブルーモスクの内部。白地に青を基調とし、赤や緑を交えた彩り華やかな唐草模様&花柄のタイルに圧倒される。

アヤ・ソフィア大聖堂。大聖堂を訪れる前に「アヤ・ソフィア歴史体験博物館(デジタルミュージアム)」で映像によるエキシビション、3D展示を体験すると、大聖堂の成り立ちや美しさの秘密が深く理解できる。日本語の音声ガイドもあり。

アヤ・ソフィア歴史体験博物館(デジタルミュージアム)

https://www.demmuseums.com/museums/hagia-sophia-museum/


アヤ・ソフィアの内部で最も有名な黄金のモザイク壁画「デイシス」。キリスト教の世界において、この大聖堂が重要な場所だったことがしのばれる。

トルコのいたるところにネコ。アヤ・ソフィア大聖堂の内部にも。

チューリップ宮殿の愛称で親しまれているトプカプ宮殿の中でひときわ目立つ「正義の塔」。塔の下には宰相の執務室や会議の間などがあった。

屋根に突き出す大きな煙突は、宮殿のキッチン施設。当時は1,200人の料理人が住んでいたとか。

イスタンブルの新市街にあるホテル「シェ・ヴェ・ケ・パークボスポラス」最上階レストラン「IZAKA」からの眺め。ボスポラス海峡に多くの船が行きかう。

イスタンブルから約1時間のフライトで、エーゲ海エリア観光拠点のイズミルへ


イズミルのアドナン・メンデレス空港から車で約1時間、オリーブ畑とブドウ畑に囲まれたレストラン「Od Urla(オドゥ ウルラ)」に到着。2023年にミシュラン1ツ星を獲得し、同時にグリーンスター認証も受けた。

 レストラン「オドゥ ウルラ」のあるウルラは、ギリシャに近いエーゲ海に面した温暖な港町。ブルーフラッグ(国際NGO FEEが実施するビーチ、マリーナ、観光船舶を対象とした国際環境認証)の認証を受けたビーチや漁港などがあり、イズミルの中心街から日帰りでも訪ねられるのんびりとしたエリアです。

 イズミルがスミルナと呼ばれていた紀元前4000年ごろに利用されていたオリーブオイル製造所跡などがこのウルラで発掘され、トルコにおけるオリーブオイルの発祥の地ともいわれています。


ゲストも自由に散策できる「オドゥ ウルラ」の敷地はエディブルガーデン。オリーブオイルに使うオリーブを育てて絞り、ほかにもハーブや野菜、フルーツなどを育てて料理に利用。

早摘みの収穫を待つオリーブの実。グリーンの状態はフレッシュさとほのかな渋みが特徴。

レストランでは国内アジアエリアで育ったオリーブ由来の、16種類のオリーブオイルを使用。香りも濃度もさまざまで、料理に合わせて提供している。手前中央は「オドゥ ウルラ」のオリーブ畑で収穫されたEx.バージンのノンフィルター製法タイプ。

敷地の一画にあるワインセラーには、国内・東アナトリアのオレンジワインやナチュールワインを中心に14カ国のワインが揃う。97%は赤ワイン。

 オスマン・セゼネルシェフが率いる地元に根ざしたレストラン「オドゥ ウルラ」。40年以上前から家族経営のレストランでシェフとして活躍してきましが、2020年にこの地に「オドゥ ウルラ」をオープンさせて以来、シェフやスタッフ自ら野菜やフルーツのほか牛や羊などを育て、食材の半分は近隣の生産者から仕入れる形で運営しています。

 地元の生産者とともに地産地消・廃棄物を限りなくゼロに近づけるなどサステナブルな活動に取り組みつつ、この循環型ビジネスモデルの一環として常に30〜40人の若い料理人をキッチンに招き、レストランを学びの場としても提供。


オープンキッチンで多くの若いシェフも卵が学ぶ姿も見られる。

 店名の「オドゥ」はトルコ語で「火」を表し、炭火料理を主軸に料理が組み立てられています。メニューはコース「THE JOURNEY OF THE CHEF(12品で3,900TL)」とアラカルトがありますが、いずれも近隣の生産者からその日に一番良い素材を仕入れて調理。エーゲ海で育つ新鮮なエビやハタなどを取り入れたコース料理の中から、一部をご紹介! ワインのペアリング(6種3,500TL)も一緒に楽しめば、より深くエーゲ海トルコのフード体験が叶います。


「オドゥ ウルラ」農園の早摘みオリーブオイル、 フロマージュブランとハーブのソース、ホームメイドのサワードゥブレッド。少し酸味のあるカリッモチッとしたパンがたまらなく美味。最初に提供されるので、食べ過ぎに注意。

ウラウズベク地区産ブルーテールエビグリルの柑橘ソース。エビの甘みにうっとり。マンダリン、オレンジ、レモンの3種の柑橘類とオリーブオイルを合わせたソースが爽やか。

エビのグリルに合わせるのは「ナリンジェ」と呼ばれるトルコ固有品種の白ワイン。グレープフルーツやオレンジなどを思わせるフレッシュな柑橘系の香りと味わいが見事にマッチする。

ズッキーニのハタ詰め揚げ物。ズッキーニの花の中に白身魚を詰めてフライし、軽めのバターソースを添えて供される。

デザートはフィリク麦のケシケッキ(薄いクッキー)、タンジェリン(赤みの濃いオレンジ)、ストロベリー、ヨーグルト、バジルソース。デザートにまでオリーブオイルが使われる。

メインホールにはオープンキッチンのシェフズテーブルが25席、60のテーブル席のほかにテラス席もある。

オリーブオイルについて熱弁をふるうスタッフ。オリーブ畑に点在するテラス席で開放感たっぷりに味わうのもおすすめ。

ゲストハウスも併設。簡単なキッチンもついたベッドルームにプールも備わっている。ワインとともにこの地独自の料理を味わい、宿泊もできるのは嬉しい限り。

Od Urla
オドゥ ウルラ

https://www.odurla.com/od-experience

ミシュランレストラン「オドゥ ウルラ」近くのアラチャトゥ・ストリートでトルココーヒーを


フォトジェニックな通り「アラチャトゥ・ストリート」。

「オドゥ ウルラ」から車で約10分の場所にある、色とりどりの植栽も愛らしい通り「アラチャトゥ・ストリート」。石畳の通りにはカフェやレストラン、オリーブの木を使った雑貨店やアンティークショップ、食材店などが軒を連ね、多くの観光客で賑わいます。


オープンテラスのカフェでまったりひと休み。

 トルココーヒーは豆の種類ではなく、トルコ独自の淹れ方のこと。極細かく挽いた深煎りのコーヒー粉を煮出してカップに注ぎ、粉がカップの底に沈むのを待って上澄みを飲みますが、こちらのカフェでは、炭火で熱した砂の中に銅製容器を沈めて加熱したトルココーヒーが味わえます。


店頭に備えられた熱源で調理されるトルココーヒー。店主のプレゼンテーションを見るのも楽しい。

砂糖は熱する前にコーヒー粉に加えられる場合も多いが、こちらのカフェでは砂糖は好みで後入れするスタイル。

地元の人も多く集う老舗のカフェ「Gazozcucu(ガゾウズク)」。さまざまなフレーバーの炭酸飲料も人気。店内の雑貨や飲料のディスプレイもお見逃しなく。

通りには青果店や精肉店、ベーカリーなどのほか、食材を扱うショップも。

のどかなワイナリーホテルでトルコの多様なワインとフードを満喫


ワイナリーホテル「イエディ ビリゲレル」ではブドウ畑を眺めながらオープンテラスで食事が楽しめる。

 トルコのエーゲ海エリア最大の観光地ともいえる、世界遺産の遺跡・エフェソスを見学するのにも便利なワイナリーホテル「イエディ ビリゲレル」。

 イズミルのアドナン・メンデレス空港から車で約45分の場所にある、フランス人オーナーが経営するこちらは、ブドウ畑を見下ろす見事な眺望のレストランでワインと料理を味わい、ブドウ畑を望む場所に点在するゲストハウスにステイする、というロケーション抜群の開放感溢れるワイナリーホテルです。

 ホテル名に付く「イエディ」はトルコ語で数字の「7」。この地に縁のあるタレス、バイアス、ピタゴラスなど7人の哲学・科学の父たちへの賛辞を込めて名付けられたそう。メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンブラン、マルベックなどのブドウの苗木はフランスから持ち込まれ、トルコの固有品種も敷地内や近隣にあるブドウ畑で育てられています。


収穫を待つブドウの実。メルロを思わせる「オクズギョズ」や「ボアズゲレ」と呼ばれるトルコの固有品種、カべルネ・ソーヴィニヨンやシラーズなど、多くの品種を栽培している。

レストランのある母屋から広大なブドウ畑を望む。右奥に点在するのはゲストハウス。

ブドウ畑や周囲の山々を眺めながら泳ぐのも至福の時間。

 ゲストハウスはオーストリアの建築家による石造りの建物。大きな窓の明るいベッドルームにテラスやバルコニーが付いた客室は、プールビュー、ガーデンビューと抜け感も心地よい、気持ちのよい設え。散歩がてらにブドウ畑の脇を抜けてレストランのある母屋まで移動するのも、わくわくするアプローチとなっています。


光がたっぷり差し込む清潔感溢れる客室。

白ワイン、ロゼ、赤ワイン……。シャルドネ以外はさまざまな品種のブレンド。

 レストランではワインペアリング付きのテイスティングメニューを体験(テイスティングメニュー2,200TL、ワインペアリング3,100TL)。6種類のワインと素朴なトルコの郷土料理をモダンに解釈した料理のマリアージュは、ヘルシーながら満足感のあるものばかりです。料理はというと、身近なところでイタリアンやギリシャ料理などに近いイメージ。


バジルやドライトマトをアクセントにしたズッキーニのサラダには、ワイナリーのシグニチャー、シャルドネ単一品種の「アナクサゴラス」を。乾燥した季節に最高の組み合わせ。

エビのグリルに軽めのアメリケーヌソースを。エーゲ海の北、マルマラ海に近いチャナッカレ地方で栽培された「Kalasakiz(カラサクズ)」と呼ばれる固有品種の赤ワイン「ヴィンデミア・ウィンド」と合わせて。カラサクズは果実味は強いがドライな口当たり。

キョフテと呼ばれるトルコのハンバーグ。牛肉やラムのひき肉にスパイスを加えてグリルし、レンズ豆を添えて白ごまのタヒニソースを。キョフテにはこちらの畑で収穫されたシラーズの「ソロン」をペアリング。スパイシー好きにはたまらない組み合わせ。

ラムのローストにミント入りグリンピースのピュレを添えて。合わせるのは「ピタゴラス」という名の赤ワインで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどをブレンドしてつくられる「イエディ ビリゲレル」最高峰の逸品。

赤ワインの「ピタゴラス」はしっかりとした果実味の濃厚な味わい。2021年ヴィンテージで1ボトル(750ml)1,990TL。

「イエディ ビリゲレル」で味わえるワインのラインアップ。購入も可能。680TL〜。

7 Bilgeler
イエディ ビリゲレル

http://www.yedibilgeler.com/

豊かな食材、伝統と革新のバランスを取りつつ進化するレストランシーン【ディナー篇】


「ソルトキッチン&ラウンジ」@ボドルムの冷製メゼ(前菜)。

 アジア、中東、ヨーロッパなどの影響を受けながら、独自の発展を遂げてきたトルコ料理。オスマン帝国時代にも国外のエッセンスを多彩に取り込んで融合しているため、宮廷料理だけでも多様な料理が見られます。

 トルコ最大の都市・イスタンブルには各地方の美味が集結しているとは言え、たとえばエーゲ海沿岸エリアと首都アンカラのあるアナトリア〜東部の山岳地方では気候も産物も異なるため地域ごとに伝統的な料理が存在し、一括りにはできません。

 今回ご紹介するオリーブの原産地とも言われるエーゲ海沿岸エリアは、特産のオリーブオイル、ヨーグルトをはじめとする乳製品をふんだんに使っているのが特徴。ナスやトマト、キュウリなどの野菜、クルミやピスタチオ、ヘーゼルナッツなどのナッツ類も料理に取り入れています。

 また、羊やチキンのケバブ料理の印象が強いトルコ料理ですが、エーゲ海沿岸ではエビ、イカやタコ、ムール貝、カキなどの貝類、白身魚のハタ(スズキ)といったシーフードを使ってグリルやフライにしたり煮込んだり、といった料理も多数あります。

 魚介と野菜を中心にしたヘルシーで彩りも鮮やかなエーゲ海エリアのトルコ料理。2024年ミシュランガイドのイズミル、ボドルム(ムーラ)版では13軒が1ツ星とビブグルマンを獲得しています。旅の最重要案件とも言える美味しい味覚体験の一助となる、絶対に外さないレストランをご紹介します。

●Ortaya Alacati(オルタヤ・アラチャトゥ)@イズミル/アラチャトゥ

 イズミルのアドナン・メンディス空港から車で約1時間。アラチャトゥのハジュミス広場にある人気のレストランはメゼ(前菜)の種類が多く、ワインやラクと呼ばれるトルコの蒸留酒の水割りと一緒に楽しめます。大きな桑の木の下のオープンテラスで開放感たっぷり。


ビーツのクスル、チェリケス・チキン、生海苔のマスタード添え、黒桑の実のジャジック、フェタのパテ、ヨーグルト茄子、いちご入りルッコラサラダなどヘルシーな食材尽くし、エッジのきいた味わいで、お酒もパンもとまらない。

さまざまな種類のメゼ(前菜)をシェアしながらお喋りもはずむ。グループで訪れる人が多い。

オクラのカリカリフライ。オリーブオイルで素揚げしただけの小ぶりのオクラは塩を振りかけるだけで美味。

少人数のテーブルも用意されている。

Ortaya alacati
オルタヤ・アラチャトゥ

https://www.ortaya.com.tr/

●Orfoz Restaurant (オルフォズレストラン)@ムーラ/ボドルム

 トルコのエーゲ海エリア屈指のリゾート地、ボドルムにあるシーフードをメインとしたレストラン。2024年のミシュラン、ゴーエミヨの候補になったのも頷けるクオリティの高い料理を提供しています。海まですぐのロケーションで、テラス席で潮風を感じながら魚介料理の数々を堪能して。


階段を上がった2階がレストラン。おすすめはテラス席。

トマトとビーツ、地元のハーブのミックスサラダ。フレッシュなレモン果汁とオリーブオイルのシンプルな味付けで。トマトの味の濃さが印象的。

マグロのタルタルや鰻の燻製、ボッタルガなどメゼ(前菜)の数々。

生ウニ、生牡蠣のパルメザン風味。レモンやチリソースで味変も。

オルフォズ・レストランのシグニチャーのひとつ、シーフードピラフ。タコやイカ、ムール貝など魚介の滋味が米に染み込んで旨みたっぷり。口当たりはリゾットのよう。

Orfoz Restaurant
オルフォズ・レストラン

https://orfoz.net/

●Sait(サイド)@ムーラ/ボドルム

 ハイブランドショップが軒を連ねる、ボドルムのヤリカヴァク マリーナにあるシーサイドレストラン。抜群のロケーションだけでなく料理のクオリティも高いため、各国セレブも訪れるとか。海に沈む夕日を眺めながらの食事は、デザートに至るまで感動的。


ルッコラ、トマト、レタス、ニンジンなどが彩りよく盛り付けられた季節のサラダ。オリーブオイルとレモンをたっぷりかけて。

ズッキーニ&ヨーグルトのクルミ添え、チャード炒め、ナスサラダ、ガジアンテプ県風ペースト、ファヴァ(空豆のペースト)など。定番に店独自の創作が加えられた、印象的な味わいの冷製メゼ(前菜)。

イカリングのフライ。塩味だけで充分美味しいが、ヨーグルト風味のタルタルソースを付けて味変も。

オープンエアで海にせり出した席は波音と潮風が心地よい。ライトアップが徐々に強まるマジックタイムはことさらドラマティックな雰囲気に。

メインはハタのグリル。あっさりとした味わいで、レモンをぎゅっと絞るとさらに爽やか。

デザートはトルコの伝統菓子のバクラヴァ。薄いパイ生地をミルフィーユのように何層にも重ね、ピスタチオやクルミ、アーモンドなどを挟んで焼き上げて、甘いシロップに浸けたもの。その甘さに最初は驚くが、食後のデザートにぴったり。

Sait Kitchen&Lounge
サイドキッチンアンドラウンジ

https://sait.com.tr/en

●Garson Şükrü (ガルソン シュクル )@デニズリ/マーケス


雪山のような石灰棚が圧巻のパムッカレ。

 車でパムッカレから30分、デニズリ・チャルダク空港からは1時間ほどのところにあるオープンエアのレストラン、ガルソン・シュクル。ラムのケバブや牛レバーのソテーが有名なこちら、創意工夫が施された大胆な盛り付けで料理が提供されます。デザートのフルーツからもトルコの食材の豊かさが感じられます。


乾燥ピーマンのフライと水切りヨーグルトの前菜。完熟のシシトウのような食材で、大きなサイズは辛みはさほどなく、中央の小さなタイプの辛みは悶絶級。

マッシュルーム、サヤインゲンなどの冷製メゼ(前菜)、トマトやキュウリなどフレッシュ野菜のサラダ。

スパイシーなレバーのソテーは左側の薄いナンのような生地に包んで食べる。玉ねぎを刻んだアチャールのようなピクルスが程よいアクセントにも箸休めにも。

平たく焼いたウルファケバブは。羊、牛のひき肉にスパイスを調合し、大ぶりの串に刺して焼き上げる。

チキンの串焼き。スパイシーで香ばしい味わいがやみつきになりそう。

デザートは生産量が世界一といわれるサクランボや、スイカ、キウイなど。緑の球体は未熟なプラムで、酸味は強いが伝統的なトルコのおやつなのだそう。

華やかな雰囲気のエントランスから ケバブが焼ける香りが漂う。

Garson Şükrü
ガルソン シュクル

https://www.garsonsukru.com/

※2024年9月12日現在1TL(トルコリラ)=4.18円

文=CREA編集部
写真=橋本 篤

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) Bungeishunju ltd. All Rights Reserved.