フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?
ヘリクリサムは、ギリシャ語で太陽を意味するヘリオスと黄金を意味するクリューソスが語源になっている花で、その種類は500にもなると言われます。
種類が多いので、同じヘリクリサムとは思えないほど見た目が様々です。そのような中、「ヘリクリサムといえばこれ」といったものが、貝細工のような花びらをしたタイプです。
カサカサとした質感の花びらは、ドライフラワーになっても色褪せずに形も綺麗に残るために、たくさんのドライフラワー商品が作られていて、雑貨屋さんやインテリアショップなどでも見かけます。
逆に花屋さんで生花のヘリクリサムを見かけることが珍しいので、生花のヘリクリサムを見つけたらぜひゲットしてみてください。貝細工のような光沢のある花器と相性ぴったりです。
【ヘリクリサムの花言葉】思い出、永久に、永遠の記憶、永久に記憶しなさい、いつも覚えていたい
【ヘリクリサムが誕生花の人】2月22日、5月24日、7月11日、7月25日、9月2日生まれ
佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)
フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌