2024年3〜7月にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。国内旅部門の第4位は、こちら!(初公開日 2024年7月20日)
この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。
青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。
「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!
今回は、近畿エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
「大杉峡谷」は、黒部峡谷や清津峡と並ぶ「日本三大峡谷」のひとつ。山々と清流が織り成す美しい自然が広がっており、「日本の秘境100選」にも選ばれている。
峡谷内には、全長約14キロ、標高差1,200メートルの「大杉谷登山道」が整備されている。エメラルドグリーンの沢や雄大な滝を眺めながら、秘境の峡谷散策を楽しめる登山道だ。
また、多くの見どころのなかでも、「シシ渕」の美しさは秀逸。岩々の間で清流がきらめき、その奥に滝が流れる様子は、水の芸術作品といっても過言ではない。神秘的な世界をぜひ体験してほしい。
見ごろの時期:4月下旬〜11月下旬
大杉谷・シシ渕(おおすぎだに・シシぶち)
所在地 三重県多気郡大台町大杉
https://www.kankomie.or.jp/spot/23305
「びわ湖大花火大会」は、琵琶湖の夏の風物詩。日本最大の湖・琵琶湖を生かしたダイナミックな花火が見どころだ。
今年のテーマは「〜夏のシガリズム〜 復活のびわ湖大花火大会」。人と人との絆や希望を感じるような演出による約1万発の花火が打ち上げられる。
スターマインや2〜10号玉など迫力満点の花火が夜空で輝き、琵琶湖の湖面に美しく映し出される。
開催日:2023年8月8日(火)
びわ湖大花火大会(びわこだいはなびたいかい)
開催地 滋賀県大津市浜大津 滋賀県営大津港沖水面一体
https://www.biwako-visitors.jp/hanabi
「高台寺」は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが、秀吉を弔うために創建した古刹。ここでは座禅・茶道の体験会や、茶会などが定期的に開催されている。
8月に開かれる「夕涼み浴衣のお茶会」は、茶室「湖月庵」でお茶を楽しめるイベントだ。通常は拝観できない伝統的な茶室で、お茶を味わい、美しい庭園を眺め、心地のよい時間を過ごすことができる。
軽装で参加できるが、浴衣着用の場合は割引も。イベントに参加して、和の趣を堪能しよう。
開催日:2023年8月4日(金)〜6日(日)、11日(金)〜13日(日)
高台寺 夕涼み浴衣のお茶会(こうだいじ ゆうすずみゆかたのおちゃかい)
所在地 京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=6668
「摂津峡」は芥川の中上流域にある渓谷で、大阪府指定の名勝。約4キロメートル続く渓谷内には奇岩、断崖、滝などの変化に富んだ自然が広がる。
遊歩道やハイキングコース、展望台などからこの大自然を満喫でき、夏はキャンプやバーベキューを楽しみに県内外から多くの人が訪れる。
また、ホタルの名所としても有名で、河川流域に生息するゲンジボタルが見られることも。辺りが薄暗くなってくると、ぽつりぽつりとホタルが輝き出し、いつの間にか無数の光が乱舞ている、という神秘的な光景だ。
摂津峡(せっつきょう)
所在地 大阪府高槻市塚脇
https://www.takatsuki-kankou.org/settsukyo/
「若人の広場公園」は、戦時中に学業半ばで命を落とした学徒追悼の場として、1967年に竣工した公園。大見山の山頂にあり、園内の資料館には戦没学徒の遺品が展示されている。
シンボルの慰霊塔は、東京都庁舎などを手掛けたモダニズム建築の巨匠・丹下健三氏の設計によるもの。
標高145メートルからの展望は息をのむほど美しく、夏の抜けるような広い青空と瀬戸内の海、大鳴門橋まで見渡す、穏やかで平和な風景が広がっている。
若人の広場公園(わこうどのひろばこうえん)
所在地 兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2658-7
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/1108
奈良県宇陀市の室生湖に注ぐ、深谷川上流にあるのが「龍鎮渓谷」。雄大な自然が広がる「室生赤目青山国定公園」内にあり、パワースポットとして知られる「龍鎮神社」の神域内に位置している。
渓谷に流れる清水は奈良県が選定する名水「やまとの水」に選ばれており、渓流を遡ると現れる滝壺は、陽が当たると美しいエメラルドグリーンに。
両岸には龍鎮神社が鎮座し、その拝殿や祠が神秘的な雰囲気をたたえる、宇陀市の知られざる秘境のひとつだ。
龍鎮渓谷(りゅうちんけいこく)
所在地 奈良県宇陀市榛原荷阪
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/03east_area/wuea2ueeg5/
「安川渓谷」は、「県立自然公園」内の森の中にある神秘的な渓谷。田辺市の山中に位置し、大自然を楽しめる登山道としても知られている。
川べりに続く遊歩道の所要時間は、1周約2時間。「雨乞いの滝」をはじめとした見どころが点在し、歩き甲斐は十分だ。
日が差すとキラキラ輝く透き通った水の流れや、豊かな緑に心癒やされるヒーリングスポット。登山用の服装や歩きやすい靴でお出かけを。
見ごろの時期:夏季 ※どの季節に訪れても四季折々の風景が楽しめる
安川渓谷(やすかわけいこく)
所在地 和歌山県田辺市下川上
https://www.wakayama-kanko.or.jp/spots/112/
文=CREA編集部