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【2023年版】 今こそ行きたい、秋の絶景 〜九州・沖縄篇〜

  • 2023年11月21日
  • CREA WEB

 秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

 今回は、九州・沖縄エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。


◆福岡県

平尾台のススキ


平尾台のススキ。

「平尾台」は、北九州市や行橋市、京都郡などにまたがる、日本有数のカルスト台地。標高は300〜700メートル、南北6キロメートル、東西2キロメートルに広がる雄大な石灰岩地帯で、天然記念物、国定公園、県立自然公園の指定を受ける「日本三大カルスト」のひとつだ。

 秋になると、山肌一面をススキが覆い、陽の光を浴びながら風に揺らめき、黄金色に輝く景色は圧巻。足元には可憐な花を咲かせる野花も見られる。

 おすすめのビュースポットは「見晴台」と大平山で、ススキと石灰岩の幻想的な光景を楽しめる。

見ごろの時期:9月下旬〜11月下旬

平尾台のススキ(ひらおだいのススキ)

所在地 福岡県北九州市小倉南区平尾台1-4-40(平尾台自然観察センター)
https://virtual.newsv.jp/hiraodai.jp/hnoc/


◆佐賀県

環境芸術の森


環境芸術の森。

 環境芸術の森は、唐津市厳木町の作礼山の中腹に広がる、豊かな自然を残す私有林。唐津市の環境芸術家である鶴田正明氏が、昔の森を取り戻そうと40年近い歳月をかけて築き上げてきた森だ。

 小さな滝や自然石が絶妙に配置された森の中には、1万本を超える木々が生い茂り、深紅や黄緑色など色とりどりの紅葉が谷を錦に染める。

 敷地内にある『風遊山荘』では、漆塗りのテーブルに紅葉が写り込む幻想的な写真が撮影でき、一番人気のスポットになっている。

環境芸術の森(かんきょうげいじゅつのもり)

所在地 佐賀県唐津市厳木町平之667
https://morisaga.com/


◆長崎県

舟志のもみじ街道


舟志のもみじ街道。

 対馬市を流れる舟志川沿いは、対馬随一の紅葉の名所。川周辺は「舟志森林公園」として整備されており、特にモミジやカエデが群生する川沿い約7キロメートルにわたる「もみじ街道」は、紅葉を楽しめる絶好の散策コースとなっている。

 秋が深まると、木々の葉が赤やオレンジ、黄色に染まり、常緑樹の緑とのコントラストも美しい、色彩豊かな景色が満喫できる。

 また、川面に映し出される紅葉も美しく、見ごろの時期には、あちらこちらで写真を撮影する人の姿が見られる。

見ごろの時期:11月中旬

舟志のもみじ街道(しゅうしのもみじかいどう)

所在地 長崎県対馬市上対馬町舟志
https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/747


◆熊本県

荒尾干潟の夕日


荒尾干潟の夕日。

「荒尾干潟」は、有明海中央部東側に位置する国内最大級の干潟。九州で初めてラムサール条約に登録された渡り鳥の重要な生息地であり、近年は夕日観賞地としても人気のスポットになっている。

 潮の満ち引きは約6時間置きに繰り返され、最大3キロメートルの潮が引くと広大な干潟が出現。日の入りの時間帯には、オレンジ色の光路が干潟に描かれる「光の道」が現れる。

 秋になると始まる、海苔の養殖養殖用にポールが何百本も干潟に並ぶ様子は蔵満海岸の風物詩。夕日に照らされた干潟の光景は幻想的で、SNSで話題になることも多い。

見ごろの時期:9月〜3月

荒尾干潟の夕日(あらおひがたのゆうひ)

所在地 熊本県荒尾市蔵満地先(蔵満海岸)
https://www.city.arao.lg.jp/kurashi/shisetsu/higata/page972.html

◆大分県

九酔渓


九酔渓。

「九酔渓」は、玖珠川流域に約2キロメートルにわたり断崖絶壁が続くV字渓谷。渓谷内の道路にヘアピンのようにカーブしている箇所が連続してあることから、「十三曲がり」とも呼ばれている。

 紅葉の名所として有名で、秋になるとモミやツガ、カツラなどの渓谷林が錦に染まり、多彩な紅葉に包まれながらドライブを満喫できる。

 食事処・桂茶屋の展望台から渓谷を一望することができ、ここのテラスから眺める紅葉も趣たっぷり。近くには温泉宿「つれづれ」もあり、温泉は立ち寄り利用も可能だ。

紅葉の見ごろの時期:11月上旬〜中旬

九酔渓(きゅうすいけい)

所在地 大分県玖珠郡九重町田野
https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4738


◆宮崎県

うのこの滝と紅葉


うのこの滝と紅葉。提供:宮崎県観光協会

「うのこの滝」は、五ヶ瀬町の三ヶ所川沿いにある落差20メートルの滝。周りを囲む柱状節理の奇岩と、面積5,000平方メートルの巨大な滝つぼが大迫力の観光名所だ。

 自然豊かな五ヶ瀬町には、柱状節理や清流を楽しめるスポットがいくつかあるが、なかでもこの滝は規模が大きく、水量が多いので水深も深い。エメラルドグリーンに輝く水面は美しく、紅葉に包まれる秋には鮮やかなコントラストを見せる。

 滝つぼまで遊歩道が整備されているので、間近から滝を眺めることができる。また少し離れた場所には展望台もあり、ここからは滝の全景と周囲に広がる紅葉した山々を一望できる。

見ごろの時期:10月下旬〜11月上旬

うのこの滝と紅葉(うのこのたきとこうよう)

所在地 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所
https://www.town.gokase.miyazaki.jp/kanko/kanko_taiken/shizenshokubutu/1517.html


◆鹿児島県

千本イチョウ


千本イチョウ。

 1,200本以上のイチョウが植えられた垂水千本イチョウ園は、黄金の楽園ともいわれる垂水を代表する紅葉の名所。園主と妻の二人三脚で荒れ果てた山を開墾し、40年以上の歳月をかけて作り上げた。

 シーズンを迎えると辺りは一面黄金色に染まり、まるで映画の世界に足を踏み入れたかのような景色が広がる。毎年イチョウの色づく時期に合わせて「千本イチョウ祭り」が開催され、夜間のライトアップやイベントが開催される。

千本イチョウ祭り開催日:2023年11月18日(土)〜12月3日(日)

千本イチョウ(せんぼんイチョウ)

所在地 鹿児島県垂水市新御堂
https://www.city.tarumizu.lg.jp/kanko/koi/miryoku/meisho/senbon.html


◆沖縄県

ブーゲンビレア


ブーゲンビレア。©沖縄観光コンベンションビューロー

 沖縄では各地でさまざまなトロピカルフラワーが見られるが、太陽の日差しを浴びて輝くブーゲンビレアは、南国を象徴する花の一つ。ブーゲンビレアは丈夫で長期間開花する熱帯花木で、鮮やかな色合いが青海や青空に美しく映える。

 沖縄では年間を通して見ることができるが、花の色が濃く、最もきれいに開花する秋に楽しむのがおすすめだ。

見ごろの時期:通常の開花期は10〜4月ごろ

ブーゲンビレア

所在地 沖縄県内各地
https://www.okinawastory.jp/feature/flower_trip/variety

文=佐藤由樹

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