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ブルームカレンダー1周年記念 早稲田大学でイラスト原画展を開催 見どころ満載、初夏のアート散歩へ

  • 2022年5月14日
  • CREA WEB

 2021年6月よりスタートした、フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが、一日一花、“今日、飾りたい花”を紹介する連載「ブルームカレンダー」。

 1周年を記念して、連載で掲載したイラストの原画展を2022年5月17日(火)から31日(火)まで、早稲田大学の構内で開催します。

 キャンパス内に点在するアート・文化スポットもめぐって、初夏のアート散歩を楽しんでみませんか?

 この春、早稲田大学大学院を修了した佐藤俊輔さんにガイドしてもらいました。


ブルームカレンダーイラスト展開催


 大学のキャンパスというと学生の場所というイメージがありますが、社会人向けの公開講座を実施していたり、学食を開放していたり、一般の人が利用できる大学も数多く存在します。

 なかには、本格的なフレンチが楽しめたり、お洒落なカフェがあるところもありますよね。早稲田大学もそんな一般の方にも門戸が開かれた大学のひとつ。

「キャンパスがミュージアム Discover! Waseda Museum」と謳っているように、早稲田大学には入場無料の歴史館や博物館がいくつもあるほか、歴史的建造物や石碑、銅像など屋外にも芸術作品が点在していて、まさにキャンパス自体が大きなミュージアムになっています。

 新緑が美しい5月のこの季節、キャンパスミュージアムをお散歩しながら、ブルームカレンダーイラスト展にぜひ足をお運びください。

 ブルームカレンダーイラスト展は、早稲田大学のシンボル、大隈記念講堂の近くにある早稲田大学27号館の地下1階にあるワセダギャラリーで開催されます。


ブルームカレンダーで掲載したイラスト。写真左から、1月15日の花、チューリップ「ハッピージェネレーション」、9月15日の花、ワックスフラワー。

 連載で発表した水彩画のイラストの中から、原画30点のほか、質の高いプレミアムな造花「アーティフィシャルフラワー」を使用したフラワーアレンジメントも展示。

 2次元の花と3次元の花が織りなす世界をご堪能ください。

 次に、イラスト展の前後に足を運んでほしいスポットを紹介します。

今日、花を飾るなら。ブルームカレンダーイラスト展

開催期間 2022年5月17日(火)〜31日(火)
所在地 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学27号館B1 ワセダギャラリー
開催時間 10:00〜18:00 ※最終日は15時まで
休館日 日曜日
入場無料

キャンパス内のアートスポット

◆大学を象徴する存在! 大隈記念講堂


大隈記念講堂。

 早稲田大学の創設者である大隈重信氏を記念して作られたゴシック様式の建物で、早稲田大学というとこの建物を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 建物正面は坂になっているので、坂の上から眺めるのもおすすめです。

 春先には坂一面をピンクに染めるツツジや、秋には黄金のイチョウ並木とのコラボレーションも楽しめます。通常は外から眺めることしかできませんが、大学が実施しているキャンパスツアーなどに参加すれば講堂内も見学することができますよ。

◆村上春樹の世界観に浸れる「村上春樹ライブラリー」


国際文学館(村上春樹ライブラリー)。

 国際文学館(村上春樹ライブラリー)は、2021年10月に誕生しました。

 既存校舎のリノベーションを手がけたのは建築家の隈研吾氏。真っ白で無機質な建物に木製の庇(ひさし)が植物のようにからみつく独創的な外観が印象的です。

 こちらでは、村上春樹氏から寄託・寄贈された書籍や執筆関係資料、レコードなどを収蔵するほか、オーディオスペースやポケットパーク、カフェなどもあり、様々な角度から文学に触れることができます。


ライブラリー併設のカフェ「橙子猫(オレンジキャット)」。

 新型コロナウイルス対策にともない、現在は事前予約制(一部当日受付)ですが、地下1階のカフェは自由に出入りすることができます。

 村上春樹氏はジャズ喫茶を経営していたことでも知られますが、カフェには、当時店で使用されていたグランドピアノが設置され、ミニコンサートが開催されることも。

 気候のいいこの時期は、外のテラス席で花や緑を眺めながらくつろぐのもおすすめです。

国際文学館(村上春樹ライブラリー)

https://www.waseda.jp/culture/wihl/

演劇に特化した博物館と広大な大名庭園

◆アジア唯一の演劇専門博物館「エンパク」


早稲田大学坪内博士記念演劇博物館。

 国際文学館(村上春樹ライブラリー)のすぐ奥に、柱や筋交いなどの木の構造材がむき出しになっているハーフティンバー様式を外観にあしらった建物があります。

 まるで中近世のヨーロッパへタイムスリップしたような外観のこちらは、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、通称エンパクです。

 台本、原稿、ポスターなどの演劇資料から、衣装、楽器、記録映像など演劇にまつわる貴重な資料を広く収集したコレクションが特徴。

 時期によって様々な企画展を開催しており、2022年8月7日(日)まで、「近松半二――奇才の浄瑠璃作者」「2022年新収蔵品展」の2つの企画展を開催中です。

 冬には建物正面に植えられたツバキが見ごろになり、ヨーロッパ風の建物と日本のツバキのコラボレーションが楽しめます。

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

https://www.waseda.jp/enpaku/

◆屋根のない博物館 大隈庭園


大隈庭園。

 最後に紹介したいのは、約3,000平方メートルの広さを誇る、大隈庭園です。江戸時代の大名庭園を起源とし、大隈重信の邸宅庭園を経て、早稲田大学に寄贈され、一般公開されています。

 緑に溢れた都会のオアシス的スポットで、中央の芝生広場では学生がランチやお茶、読書などを思い思いに楽しむ姿を見ることができます。



 ツツジ、モミジなどの四季折々の花や緑のなかに、歴史的人物の銅像や灯篭、鐘閣が、溶け込むように点在していて、まさに屋根のない青空博物館のよう。

 初夏の爽やかな日差しのもと、それぞれの歴史に思いをはせながらじっくりと時間をかけて回遊してみましょう。


 いかがでしたでしょうか? 早稲田大学のキャンパスには、今回ご紹介したスポット以外にも、「早稲田大学歴史館」「會津八一記念博物館」「早稲田スポーツミュージアム」「本庄早稲田の杜ミュージアム」など、たくさんの文化施設があります。

 どの施設も自由な空気に包まれていて、周囲には豊かな花や緑があり、とても気持ちのいい場所になっていますので、ブルームカレンダーイラスト展開催のこの機会にぜひ訪れてみてください。

早稲田大学

所在地 東京都新宿区戸塚町1-104
https://www.waseda.jp/


佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

文=佐藤俊輔
撮影=今井知佑

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