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おしゃれ日用品店オーナーが惚れ込む すっきりした暮らしが叶う愛用品7選

  • 2020年7月7日
  • CREA WEB

 暮らしの達人が日頃愛用している道具や家具をじっくりと拝見する連載「暮らしのMY BEST」。

 ご登場いただいた方の目を通して選ばれたものたちが、快適な暮らしにどう役立っているのか、その魅力をひもときます。もの選びの参考にぜひ!


気がつくと コンパクトで軽いものを選んでいます

◆Case03 ジェゲデ真琴さん(「縷縷 LuLu」店主)


コンパクトな部屋は定期的なものの見直しも大切。厳選されたもの選びで風通しのよいダイニング&キッチンに。

 自宅の1階で竹細工や木工品、漆器などの日用品や生活雑貨の店を営んでいる、ジェゲデ真琴さん。2階がダイニング&キッチン、その奥に洗面所とバスルームがあり、コンパクトながら動線のいい、風通しのいい暮らしぶりがうかがえます。


器はオープン棚にあるものがすべて。ツール類も全部見渡せ、ものの美しさが際立って見えるキッチン。

 アメリカ人の夫と2人暮らしのキッチンは、厳選された道具や器が使いやすく並び、すべて見渡せるのが気持ちいい。それが風通しよく感じる理由の一つかもしれません。

 憧れの「すっきりした暮らし」を実践しているジェゲデさんにとっての「MY BEST」が気になるところ。まずはキッチンのものから見せていただきましょう。

カーブが絶妙。後藤文生作の木のれんげとバターナイフ


後藤文生作のれんげとバターナイフ(ジェゲデさん私物)。

「これは後藤文生さんという木工作家のれんげです。柄がゆるくカーブしているので、器のフチに引っかかり、すべって倒れてスープの中に落ちることがありません。なめらかな手触り、口当たりもいいんです」

 陶製のれんげのひんやりした触感、器に当たったときのカチカチ音もなく、なんともやさしい木製のれんげ。

 ジェゲデさんは同じく後藤文生さんのバターナイフ(写真奥)も愛用しています。

 こちらも柄がカーブしていて持ちやすく、先端がフラットに削られていて塗りやすそう。

 さらに、テーブルや皿に直に置いたときに、バターを塗る面がつかない絶妙な角度を保っている様子がなんとも美しく、感動的。

 次は実験器具を思わせる、ユニークなガラスポットです。

実験器具の機能性。「桐山製作所」の1人用ガラスポット


KIRIYAMA ガラスポット(M) 19,250円/縷縷 LuLu

 東京・荒川区で理化学器具の製作をしている、桐山製作所の耐熱ガラスポット。いわれてみれば、ビーカーやシャーレを彷彿とさせる形と質感です。

「無駄のないシャープなデザインがかっこいいですよね。生のハーブを入れれば、時間とともに葉の様子が変わっていくのが見えて楽しめます。こちらはちょっと大きめのマグカップくらいのサイズで、1人分のお茶を淹れるのにぴったり。シナモンを入れてホットワインも楽しめます」

 今日は手軽にティーバッグを。フラットなふたは、裏返せばまさにシャーレそのもの。使い終わったティーバッグをちょい置きするのにも、ちょうどいいのです。

 こんなふうに、「暮らしの道具はコンパクトなもの、軽いものに惹かれる」というジェゲデさん。

 愛用の鍋も毎日活躍しているのはコンパクトなものでした。

2人暮らしにちょうどいい「貝印」の小さい&深い鍋


ショートパスタをゆでたり味噌汁を作ったり。口の小さなコンロにもジャストサイズ(ジェゲデさん私物)。

「貝印のパスタ鍋です。直径が15センチくらいで、3口コンロの奥の小さな口のコンロにちょうどいいサイズ。パスタを1〜2人分ゆでるための鍋だと思うのですが、うちでは味噌汁を作ったり、2人分の食事作りに毎日大活躍です」

 小さいながら、ポイントはこの深さ。

 少量の料理でも、小鍋だと吹きこぼれたり、「やっぱり小さいな」と感じる瞬間があるものですが、そんな不便さを補う、安心の深さです。


軽い鍋は、高い場所に収納しても出し入れがラクにできます。

 やはり、ジェゲデさんのもの選びの基準は「コンパクトで軽いこと」のよう。

 次も、コンパクトなおひとり様用コーヒードリッパーです。

画期的なデザインと機能。「鳴瀧窯」の備前焼コーヒードリッパー


1人用ドリッパーセット nagom PREMIUM 19,800円/縷縷 LuLu

 不思議な筒状のもの。

 バラすと、カップ、ドリッパー、ペーパーフィルター用アタッチメント、受け皿に分かれます。


付属のネルドリッパーは持ち手が真鍮製。アタッチメントでペーパーフィルターも使えます。

 備前焼の鳴瀧窯が製作していて、専用ネルドリッパーもセットになっています。

 備前焼というと、日常使いできるものがあまりないイメージですが、こんなに斬新なアイテムが作られていることに驚き。

「新しいですよね。デザインもモダン。私はコーヒーはあまり詳しくないのですが、雑味の成分を吸収してくれて、味がまろやかになるそうです。使い終わったらコンパクトにしまえるところも機能的でいいなと」

 ここでもコンパクトさがキーワード。でもそれ以上に、ジェゲデさんは遊び心のあるものが好きなことも伝わります。

 たとえば、キッチンにあるこちら。

「@droog」で購入した生活感を感じさせないスポンジ3個セット


@droogのサイトから海外通販で購入している「Dish mop set」(ジェゲデさん私物)。

「スポンジ3個と、スポンジを挟んで吊るしておけるスチールの柄のセットです。オランダの『@droog』というプロダクトデザインのプラットホームがあり、さまざまなデザイナーによる日用品がネットで購入できるのですが、これもその一つ。うちでは水筒を洗うのに使っています」

 食器洗い用のスポンジが球体というだけで斬新。それを挟めて、取り替えられるスタイルも機能的です。

 生活感が気になるスポンジですが、こんなにデザイン性が高いものなら、キッチンに堂々と吊るしておけます。

 次は同じ水回り、洗面所から。

ケースinケースで小物を整理できる「SEKISAKA」のスタンド


SEKISAKAのSTAND[Mustard] 3,960円/縷縷 LuLu

「ケースの中に色と形の違う小さいケースが入っていて、中に入れて仕切りのように使ったり、取り出して別々に使ったりすることもできます。文房具やリビング回りの小物など、細かいものの収納にも便利です」

 最後は、玄関から一品。

スケートボードから生まれた「TAMILAB」の靴べら


TAMILABのShoehorn靴べら 9,675円/縷縷 LuLu

 なんと、スケボーの板から生まれた「靴べら」です。

「廃棄されるスケートボードを4〜5等分に切って形を整え、靴べらにしたものです。自然なカーブにボードのなごりがありますね。柄や傷も元のままで、一つずつ違うのも面白いです」

 立ったまま靴が履ける長さ、耐久性、手にフィットする感じもよく、玄関に置いてある姿もサマになります。

 デザイン性の中に思いもよらない機能が秘められている、ジェゲデさんの「MY BEST」たち。

 ものを選ぶときは見た目、価格、重さ、置き場所を考えて選ぶ、というジェゲデさん。それらはどれも、ご本人によく似合っていると感じさせられるものばかりでした。


※表示価格はすべて税込み

縷縷 LuLu

https://www.luluweb.com/


●教えてくれたのは……
ジェゲデ真琴さん

東京・調布で日常に寄り添う日用品、生活雑貨を中心に扱う店を営む。コンパクトな一軒家でのもの選び、シンプルな暮らしぶりにも注目が集まっている。


前中葉子(まえなか ようこ)

エディター&ライター。住宅、インテリア、日用品など暮らしまわりのテーマで雑誌、書籍、広告の制作に携わる。株式会社ビーム所属。ライフワークは富士山の観察。

文=前中葉子(BEAM)
撮影=平松市聖

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