
自然豊かな公園や現代アートの美術館があり、江戸時代からの歴史的な下町情緒を残す清澄白河。近年はサードウェーブ系のコーヒーストアやカフェがオープンし、コーヒーの街として知られています。ニュージーランド発の「オールプレス・エスプレッソ」は、ロングブラックやフラットホワイトなど、オセアニアで人気のコーヒーメニューが楽しめるロースタリー&カフェ。街並みを散策しながらこだわりのコーヒーを飲みに訪れてみてはいかがですか。
東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅から徒歩10分。自然豊かな木場公園や東京都現代美術館に近い静かな住宅街を歩いていると、一見目を引く大きな木造の建物が見えてきます。「オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」は、ニュージーランドのコーヒーカルチャーが体験できるカフェ。
2014年にオープンしてからもずっと地元の方に親しまれており、常連客や外国人観光客などが会話を弾ませるあたたかい場所となっています。
かつては材木倉庫だった建物をリノベーションした店舗は、2022年春に新たにスタンディングカウンターをカフェエリアに設置。ガラス越しに見えるロースタリーには大きな熱風式焙煎機があり、世界の産地から送られてきた生豆の麻袋が並びます。
ガラスで仕切られたカフェエリアと高い天井のロースタリーは、倉庫のような雰囲気を残しつつも温かみが感じられる空間が広がっています。
奥のロースタリーでは、1台の焙煎機で世界の産地から送られてきた生豆を焙煎・パッキング。出荷されたコーヒー豆は全国のパートナーカフェやレストランに届けられ、日本各地でオールプレス・エスプレッソのコーヒーが楽しまれています。
豆を焙煎する方法は、主に直火式、半熱風式、熱風式の3つがあり、ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、日本すべてのロースタリーではクリーンでムラのない熱風式焙煎を採用。世界のどこのロースタリー&カフェに行ったとしても、同じ味を楽しめるのもオールプレス・エスプレッソのこだわりのひとつです。
ロースタリーで焙煎されたコーヒー豆は、バリスタがエスプレッソマシンで丁寧に淹れたロングブラックやフラットホワイトで楽しむことができます。迷ったら定番「ロングブラック」がおすすめ。
「ロングブラック」は、先にお湯をカップに入れ後からダブルショットのエスプレッソを注いだもの。エスプレッソの上にお湯を注ぐアメリカーノとは異なり、飲み始めの一口目からクレマの繊細で柔らかい口当たりと、エスプレッソの風味がより強く感じられます。
「フラットホワイト」も、オーストラリアやニュージーランドで人気のエスプレッソベースのコーヒー。カフェラテやカプチーノと比べるとフォームの量が少ないのが特徴です。エスプレッソとミルクのバランスがとれた味わいで、エスプレッソの苦みとミルクの味もしっかりと感じられ、心癒されます。
コーヒーやフラットホワイトと一緒に焼き菓子を合わせてみてはいかが。一番人気はマッシュしたバナナにクルミを入れ三温糖で作る「バナナケーキ」。バナナを練り込んだしっとりした生地に、香ばしいクルミの食感が感じられるバナナケーキは「フラットホワイト」とも相性抜群ですよ。
店内ではコーヒーが好きな方へのギフトを探している方にぴったりのグッズを販売しています。おすすめは、オールプレスの紙カップと同じデザインの「有田焼カップ」。有田焼きなどの焼き物を手掛けている職人の岩永和久さんにより、佐賀県の伯父山でひとつひとつ丁寧に作られています。
オールプレスのコーヒー豆やオリジナルチョコレート、ブランドグッズまで販売しています。お気に入りのアイテムを見つけてみて。
店長の小松茉衣子さんは、学生時代に大阪のコーヒーショップでアルバイトをしていて上京後に、会社員を経てオールプレス・エスプレッソに入社。当時近所に住んでいた時によく店舗の前を通っていて、働いているスタッフさんの明るくて元気がもらえる雰囲気に惹かれたのが入社のきっかけだったのだそう。
普段好きで飲むコーヒーは、シンプルなブラックコーヒーが多いのだそう。最近ではハンドドリップでシングルオリジンのコーヒーを入れることがあり、さまざまなブランドのコーヒーを飲みに行くのが趣味になっています。
自然あふれる木場公園や東京都現代美術館が近くにあるので、コーヒーをテイクアウトして清澄白河の街を散策してみてもいいですね。お気に入りのコーヒーを見つけに「オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」に寄ってみてくださいね。