のどかな陽ざしがふりそそぐ早春の海辺の街さんぽ♪逗子葉山で古民家カフェをめぐり

  • 2025年2月12日
  • ことりっぷ


明治から昭和にかけての面影を残す古民家を改装したカフェが点在する、逗子・葉山エリア。相模湾からの潮風と、格子窓越しにこぼれる柔らかな陽ざしが心地よい空間で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。季節の草花が彩るお庭や大きな梁が印象的な座敷など、それぞれ異なる魅力を放つ古民家カフェを6件ご紹介します。
昭和天皇に仕えた持医頭(じいのかみ)の別邸として昭和9年に建てられた古民家を少しだけリノベーションした「葉山茶寮 六花」。広い縁側では庭の緑を眺めながら、のびのびとくつろぐひと時が過ごせます。
平日のお昼時には、八寸盛りと二段の蒸篭(せいろ)蒸し、食後にお茶と手づくりのお菓子が選べる「六花御前昼はん」がいただけます。葉山の旬の食材をふんだんに使った料理が品数多く盛り付けられ、みそ汁はテーブルでガラスの急須から昆布と鰹でとった一番出汁をお椀に注ぐので香りも豊か。居心地のいい縁側でぜひ味わって。
朝焼きのマフィンがレトロなショーケースに並ぶカフェ「ビーチマフィン」は、築90年になる古民家をリノベーション。お店の奥はアンティークのソファやテーブルが置かれ、まるで自宅のリビングにいるかのようにゆっくりできるくつろぎの空間です。
大正時代に仕出し屋さんとして建てられた建物は、昔ながらの建具や日本家屋特有の土間が歴史を語り、映画「海街ダイアリー」のロケ地にもなりました。磨き込まれた床板や柱、ランプにはレトロな趣があり、はじめて訪れてもどこか懐かしさを感じる雰囲気に包まれますよ。
来客をもてなすために建てられたという家屋をそのまま利用した古民家Cafe「あおいと、は、広縁のある10畳の和室でのんびりと過ごせます。書院や床の間に日本家屋独特の風情が漂い、おだやかに時が流れていきます。
地元逗子の農家から直接仕入れる旬の野菜を使ったパスタのランチが評判のほか、抹茶の手作りスイーツもおすすめ。まったりとしたコクのあるスイーツにスパイシーなチャイがよくあいます。
コーヒースタンドと日用雑貨店、フラワースタンドの複合施設「楚々葉山」。築100年の門構えのしっかりとしたお屋敷で、黒い瓦屋根の日本家屋らしい風情は葉山の暮らしを垣間見るかのよう。コーヒースタンドとして使われる空間は欄間や太い梁は建築当時のまま、庭の緑が目にやさしく映ります。
コーヒースタンドでは、バリスタの淹れるオリジナルブレンドのコーヒーや手づくりの焼き菓子でのんびりとした時間が過ごせますよ。金曜と土曜は朝ごはんも用意され、土鍋で炊く季節の炊き込みご飯など、日本人が昔から慣れ親しんできた和食をゆったりと味わえます。
大正時代に建てられた当時の日常を今に伝える「カフェテーロ葉山」。当時の建具を大切に使い、大阪格子戸と呼ばれる格子戸と障子の2重構造の格子戸や、ガラスの入った腰付額入横繁障子など、先人の知恵と工夫をさりげなく伝えます。
自慢のコーヒーはコスタリカ産の豆を使い、本物志向の店主がハンドドリップで丁寧に淹れます。おすすめは、ハニー製法というひと手間かけて精製した生豆をお店で自家焙煎するスペシャルティコーヒー。スイーツと一緒に召しあがれ。
お店のまわりをハーブが囲む「風早茶房」は、築100年の古民家を改築。気持ちのいいテラス席や紅茶を美味しくいただくティーバーを併設しています。ハーブティーは自家栽培したものを使用し、植物療法に基づいてブレンドした6種類の中から選べます。
自家栽培のハーブはランチにもたっぷりと使います。ピザ窯で焼くモチモチのピザとハーブを使った5種類の副菜をプレートに盛り付け、見た目以上のボリューム。ハーブを使った体にやさしい料理に、心もほぐれていきます。
古民家の趣と現代的なくつろぎが調和する逗子・葉山の古民家カフェ。おだやかな海辺の街で、あなただけのお気に入りの場所を見つけてくださいね。

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