日本にリコッタパンケーキやスクランブルエッグ&トーストで朝食ブームを引き起こしたオーストラリア発祥のオールデイダイニング「bills」。その海外1号店となる「bills 七里ヶ浜」は、七里ヶ浜の海を見渡す開放感あふれるお店で、新鮮な空気を吸いながら朝食をいただけます。今度の週末は早起きをして海辺のテラスで贅沢なひと時を過ごしてはいかが?
サーフィンのメッカとしても知られる七里ヶ浜の海岸沿いにたたずむ「bills 七里ヶ浜」。都会の喧騒とはかけ離れたゆったりとした時間が流れ、東京駅からでも電車なら1時間少々で到着するとは思えないほど、開放感あふれるリラックスしたムードにつつまれます。
目の前に青い海がキラキラと光る光景は、まるで海外のリゾート地を訪れたかのよう。店内のどこからでも海を眺めることができ、どこか遠い海辺の街を訪れたかのような気分になりますよ。
浜辺には早朝から波に乗るサーファー達の姿が見られ、遠くには江ノ島や富士山も望みます。こうした海辺の景色がレストランターのビル・グレンジャー氏の目に留まり、2008年にオープンしました。七里ヶ浜の明るくフレンドリーな雰囲気がグレンジャー氏のホームタウンともいえるオーストラリア・シドニーに似ていることから、この場所をすっかり好きになったのだそう。時がたっても海の青さは変わることなく、雄大な景色が訪れる人々をやさしく迎え入れます。
朝は7時にオープンします。早朝の澄んだ空気の中で海を眺めながらの朝食は、いい一日が始まりそうな予感。輪切りのレモンをたくさん浮かべた「レモネード」と一緒にいただきたいのが人気の「リコッタパンケーキ」です。ふわふわでしっとりとした独特の食感は国産の新鮮で質の高いリコッタチーズを使うからなのだそう。今でこそ珍しくなくなったリコッタチーズもお店のオープン当初は日本での流通がほとんどなく、奇跡的に生産者が見つかったことからメニューにラインナップされたのだとか。
お店で手作りするハニーコムというバターがこのパンケーキをさらに美味しくします。砂糖とハチミツから作ったキャラメルをバターに練り込んだオリジナルで、ハチミツとリコッタチーズ、添えられたバナナといった三者三様それぞれの自然な甘みが重なって奥の深い味わいへと変化させます。お好みでメープルシロップをかけて召し上がれ。
ナチュラルな空気が流れるレストランは、自然素材を盛り合わせたお料理が似合います。濃厚なアボカドやサルサソースのチェリートマト、脂の乗ったサーモンなどをワンプレートにした「フレッシュオージーブレックファスト」はそうした新鮮な食材を盛り合わせた一品。塩やオリーブオイルといったシンプルな味付けで、食材の持つ美味しさをいただきます。
仲良く2個並んだポーチドエッグのトッピングは、海苔や胡麻などを使ったジャパニーズテイスト。お店では“フリカケ”と呼ばれ、日本で古来より親しまれてきた素材もエッセンスに。のんびりとした海辺のテラスで、心地のいい朝を迎えてくださいね。