香川県丸亀市、丸亀駅徒歩4分の通町商店街にある「AKAHIGE丸亀」は、昭和初期に建てられた商家をリノベーションした一棟貸しのゲストハウスです。古い建物の味わいをそのまま生かした空間にはノスタルジックな雰囲気が漂い、まるでタイムスリップしたかのよう。石垣の名城・丸亀城にもほど近く、城下町巡りを楽しむのにぴったりです。
「AKAHIGE丸亀」は、戦後間もない1946年に建てられた繊維会社のオフィスをリノベーションしたゲストハウスです。2階建ての建物は広々とした間取りになっていて、最大14名まで宿泊可能。丸亀駅から連なる通町商店街のアーケードの中にあり、ふらっと歩けば気軽に買い物や観光が楽しめます。
まちづくり活動に取り組む一般社団法人赤ひげ倶楽部が、地域活性化の第一段事業として2020年にオープン。宿泊施設としての機能だけでなく、地域の人々の居場所でもありたいという思いから、レクリエーションの場としても定期的に無料開放しているのだそうですよ。
1階の扉を開けると土足で入れるオープンスペースに大きなテーブルがあり、大人数でゲームをしたり食事を囲むことができます。キッチンは自由に使うことができ、冷蔵庫や調理器具も揃っています。建物の裏口にまわれば広い庭があり、こちらでバーベキューを楽しむこともできますよ。
オープンスペースの隣にはラウンジがあり、重厚感のあるアンティーク調の家具が並んでいます。階段下に置かれた大きな金庫は、この建物が繊維会社のオフィスだった頃に実際に使われていた年代もの。現在は金庫としては使われていませんが、ラウンジの中央で堂々たる存在感を放っていて、フォトジェニックなスポットになっています。
階段を上がるとゲストルームに続く廊下が見えてきます。2階の間取りは6畳+10畳の「おやの間」、8畳+4畳の「ひなの間」の2部屋で、古い木造建築の温かみが感じられます。この「おや、ひな」の名前は、丸亀のご当地グルメ、骨付鳥から来ているのだそうですよ。
廊下手前の障子を開けると、鮮やかな真紅の壁がハッと目をひく「おやの間」があります。雰囲気のあるこちらの部屋は、撮影に利用する人も多いのだとか。昭和レトロな衣装を纏ってポーズを決めたくなりますね。
おやの間の奥には広縁が設けられていて、窓からは1階のバーベキューガーデンが見渡せます。こちらにもアンティーク調の椅子とテーブルが置かれていて、自宅のようにくつろぎながら歓談のひと時を過ごすことができます。
おやの間を襖で区切れば、3部屋としても使用できます。仲の良いグループ旅行で敷布団をずらっと並べて眠る夜は、修学旅行を思い起こしてワクワクしますね。
廊下を挟んだ奥にあるひなの間は広々としていて、大きなガラス窓からやわらかい光が差し込みます。昔ながらの趣ある和室で朝まで語り明かすのも楽しそう。
丸亀市のシンボルである丸亀城は、ゲストハウスから徒歩5分。丸亀城は、高く美しい曲線の石垣が特長的で、日本の100名城にも選ばれています。また、ゲストハウスのすぐ隣にあるまちの駅「秋寅の館」は、観光客のための休憩施設になっていて、丸亀の情報コーナーやギャラリーが設けられているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
古き良き日本文化が味わえるゲストハウスを拠点にして、ローカルな魅力たっぷりの城下町をのんびりお散歩してみませんか。