
阿蘇山麓の森の中にひっそりとたたずむ「山小屋Holahoo」は、湧水や自生するクレソンなど地元の恵みを生かした創作フレンチを楽しめるオーベルジュ。レストランやホテルで14年間修業を重ねたオーナーシェフの小山さんが、地元の食材にフレンチの技法を生かした料理を提供しています。自然に囲まれた閑静な空間でゆっくりと南阿蘇の恵みを味わってみませんか?
もとは小山さんの両親が営んでいたペンションを引き継ぎ、「山小屋Holahoo(ホラホー)」へ改称。店名のHolahooは山に関するドイツ民謡の歌詞から抜粋したといい、山登りが好きな小山さんの遊び心が感じられます。「南阿蘇でしか味わえない料理をゆっくりとした時の流れで楽しんでほしい」という思いから、2022年に「大人のオーベルジュ」としてよりゆとりのある空間へリニューアルしました。
です。
1階は開放的な場所で食事ができるレストランスペース。なかでもガラス張りでサンルームのようになっている空間では、周囲の自然を眺めながら食事が楽しめます。朝はやさしい自然光が差し込み、時間帯によって表情ががらりと変わるのもこの場所ならではの魅力です。パチパチという薪火の音が心地よい暖炉も備えています。
夜は地元で採れた季節の野菜をふんだんに使用した前菜をはじめ、薪の火と煙による遠赤外線で素材の旨みを凝縮した薪火料理がテーブルを彩ります。薪には水分が含まれているため、食材がよりしっとりと仕上がるのだそう。薪火料理ならではのスモーキーな風味も楽しめます。味はもちろん、食材の良さを引き出すべく、盛り付けにも余念がありません。
南阿蘇には「日本名水百選」に選ばれた湧水がそこかしこにあり、小山さんは毎日のように料理に使う湧水を汲みに行くといいます。湧水付近に自生するクレソンも料理に活躍。クレソンは成長段階によって味わいが異なり、その日の料理に合わせてクレソンを収穫しているのだそう。料理を通して、南阿蘇ならではの自然の恵みを堪能することができます。
朝は焼き立ての天然酵母パンにスープを注いだスープパンをメインに、新鮮な野菜をたっぷり使用したプレートを用意。塩漬けから手間暇かけて作る薪火の自家製ベーコンから漂う芳醇な香りも食欲をそそります。
客室はスーペリアツインルームと屋根裏を広々と使った山小屋の部屋から選べます。いずれのタイプも木目を生かし、木製家具を配する温かみのある空間。自然を感じながらゆっくりとくつろげるロケーションも魅力です。
南阿蘇の自然に抱かれたオーベルジュで自然の恵みを感じる里山フレンチを味わう、とっておきの時間が過ごせますよ。