
世田谷線が走る松陰神社前駅近くの「RUBY MURRAY(ルビー マーレー)」は、今年1月に恵比寿から移転したカレー専門店。南インドの味わいをベースに、数種類から選べるカレーのセットや不定期に販売するビリヤニが人気です。ディナータイムはカレーのほか、アルコールと相性の良いインド料理を味わうことができますよ。
世田谷線・松陰神社前駅から徒歩4分。線路沿いを上町方面に真っすぐ歩いて行くと、踏切と交わる世田谷区役所通りのビル2階にカレー好きが集う知る人ぞ知る人気カレー店「RUBY MURRAY」があります。2020年に恵比寿で間借り営業をするランチタイムのみのカレー屋としてスタート。今年の1月に世田谷駅と松陰神社前駅の間に移転オープンしました。
入口の扉を開けると、大きな窓から明るい光が差し込む温かみのある空間が広がっています。木のぬくもりが感じられるナチュラルな色合いのテーブルは、オーナーの宮田謙さんがDIYで手作りしたもの。
ランチタイムにはカリーセットや不定期でビリヤニ、夜はダイニングバーとしてアルコールと一緒に本格的なインド料理を楽しむことができます。
オーナーの宮田謙さんは、下北沢で従事した飲食店でネパール人と出会ったのがきっかけでカレーに興味を持つようになったのだそう。その後、南インドのカレーやビリヤニが楽しめる南インド料理店「エリックサウス」で店長を務めた後独立。
「北と南の地域にこだわらず、魚や野菜など全体的にバランスよく食べられるようなインド料理を提供しています。カレーはスパイスが効いていますが辛すぎることはなく、子どもから大人、年配の方まで誰でも食べやすい味わいになっています。」と宮田さん。
ランチやディナーで楽しめるカレーは「1CURRY SET」と「THALI SET」の2種類があり、カレーは「ビーフカレー」「ポークカレー」「バターチキンカレー」「野菜カレー」「ほうれん草キーマ」「鯖のカレー」の6種類から選択できます。おすすめは、カレーが2種類選べる「THALI SET」。
特に女性には、マイルドで程よい甘さが感じられる「バターチキンカレー」や、カレーの風味を引き立てる鯖を使用した魚のカレーが人気。
「バターチキンカレー」は、スパイスでマリネした鶏のもも肉をタンドール窯で焼いて、玉ねぎとトマト、生クリームで煮込んだバターチキンのソースに入れたもの。牛乳とトマトで煮込んだルーに肩ロースのブロックが入った「ビーフカレー」は、スパイシーな風味がありながら味はまろやか。大きな牛肉がゴロゴロ入っているので食べ応えがありますよ。
そのほか、オクラがたっぷり入った「豆と野菜のココナッツカレー」や、薄いおせんべいのようなアッパラムのパリパリ食感を楽しみながら、ターメリックライスと一緒に食べてみて。
不定期で登場するビリヤニは、海老、チキン、鯖など販売する日によって味わいが異なる人気メニュー。好みのカレー1種とヨーグルトライタ、サラダが付いてくるセットです。ボイルしたバスマティライスをマサラと交互にのせて層にし、火加減を重視しながら鍋で焚いているので、口に入れた瞬間ふんわりとやさしい食感。食べ進めるとじわじわとスパイシーでしっかりした辛さがやみつきに!
少し辛いと思ったら「ヨーグルトライタ」が辛さをマイルドにしてくれるので、混ぜながら食べるのもおすすめです。
カリーセットのドリンクは、コーラ、ジンジャエール、ラッシー、チャイ(HOT or ICE)があり、おすすめはインド式ミルクティーの「チャイ」。アッサムの茶葉とスパイスを水からじっくりと煮出した後、たっぷりの牛乳と砂糖を入れ吹きこぼれないように煮詰めたものです。
スパイスが効いたチャイは、しっかりとしたコクと深みがあり、やさしい甘さにほっこり癒されます。ぷくぷくとしたクリーミーな泡は空気が多く含まれているので、まろやかな口当たり。スパイシーなカレーを食べた後は口の中の辛さが中和され、食後の一杯にもぴったりです。
最近では、ディナータイムにもカリーセットの提供をはじめ、夜の時間帯もカレーを楽しめるようになりました。ビリヤニの提供日と内容はSNSをチェックしてみて。一度食べたらやみつきになるカレーの味を楽しみに、ふらりと松陰神社前まで足を運んでみてくださいね。