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まるでキラキラ輝く宝石♪ 東京・吉祥寺「シャララ舎」の琥珀糖に魅せられて

  • 2024年8月14日
  • ことりっぷ


東京・吉祥寺駅の隣にある井の頭公園駅からすぐの場所にたたずむ「シャララ舎」。砂糖と寒天からできた和菓子の一種である琥珀糖の専門店で、宝石のようなキラキラとした輝きや彩りが多くの人を魅了しています。2階にある「喫茶 余白」では、アンティーク家具が織りなす静かな空間のなか、琥珀糖で作られた金魚が泳ぐソーダ水や菓子を味わえます。その非日常的な世界を覗いてみませんか。
京王井の頭線・井の頭公園駅から徒歩1分、閑静な通りの一角にあるのが「シャララ舎」。吉祥寺駅から井の頭恩賜公園を通り抜けて徒歩13分ほどで辿り着けるので、天気がいい日は散策の合間に立ち寄ってみましょう。2012年に千葉・市川で開業し、2018年に東京・笹塚に移店。そして2024年1月に現場所で営業を始めました。右側の扉の先にあるのは「シャララ舎」、左の扉は2階にある「喫茶 余白」に繋がっています。
一歩足を踏み入れると、アンティーク調の棚に並ぶ琥珀糖に心ときめきます。みずみずしい透明感と色彩が宝石のようなものもあれば、ゴツゴツと角張った形が鉱石のようなものもあって多種多様。まるでギャラリーに訪れたような感覚になり、じっくりと見入ってしまいますよ。
琥珀糖は江戸時代頃に生まれたと言われていますが、可愛く美味しく進化させたのが店主の尾高さん。「幼稚園の頃に読んでいた絵本にキラキラの実というものが出てきたのですが、大人になって琥珀糖を知った時に“あの絵本の実だ! ″と思って作り始めたのがきっかけでした。でもその頃は製造している店や情報も少なくて。独学で研究をして、3年がかりで納得のいく琥珀糖が出来ました」。店頭に並ぶ商品を見ると、フルーツピューレやリキュール入り、ドライフルーツを閉じ込めたものなどバリエーションの豊富さに驚かされます。さらに、ブラックライトで幻想的に光ったり、指輪型に仕上げたものなど尾高さんの探究心は尽きません。
小瓶に入った琥珀糖はずっと眺めていたくなる美しさ♪ カラフルな色合いに心弾む「ローズミックス」は長年人気で、ローズ・スミレ・ライチ・ソーダの4種が入っています。海を彷彿させる鮮やかなブルーが目を引く「アクアマリン」は、ラムネソーダのようなさわやかな甘味が暑い時期でも評判です。
ハートやクローバー、動物など、まるで絵本から飛び出してきたかのような可愛らしさの「モチーフ」。紅茶、メロン、苺&ヨーグルトなどさまざまなフレーバーに目移りしてしまいます。琥珀糖は常温保管ができ、希望があればラッピングもしてくれるので、プレゼントや手みやげにおすすめですよ。
「シャララ舎」の隣にある扉から入って階段を登ると、2階にあるのが「喫茶 余白」です。静かな時間を過ごしてもらうことを大切にしているため、原則お客様同士の会話はNG。座席がひと席ずつ区切られていて、2名以上で来店した場合は別々の席で喫茶時間を過ごすことになります。
自然光が差し込んでガラス窓がキラキラ輝く窓側の席や、ライトの灯りがムーディーな雰囲気を醸し出している席など、それぞれ趣の異なる空間が見どころのひとつ。その日の気分で席を選んでみてください。気に入った席に座ると、店員が説明書きとメニューを席まで持ってきてくれます。
のんびりと本を読んだり、壁掛け時計の音に耳を傾けてみたり、作家の作品をじっくり眺めてみたり…心と身体をオフ状態にして、ひとり時間を過ごすことができますよ。
自家製の梅シロップを炭酸で割って、色とりどりの琥珀糖を散りばめた「琥珀糖のソーダ水(青の梅ソーダ)」。透き通った色合いが美しく、ずっと眺めていても飽きません。琥珀糖の砂糖がソーダに溶けていき、やさしい甘味とさわやかな酸味が時間が経つにつれて変化していきます。
別添えされた琥珀糖は、表面がシャリッと軽い歯ざわりが印象的。それに対してソーダの中に入った琥珀糖は中のぷるっとした食感が際立ち、食感の違いを楽しめますよ。
つややかな透明感に涼を感じる「生わらび餅」。従来のわらび餅とは異なるその見た目は、台湾のオーギョーチー(愛玉子)からヒントを得て生まれたのだとか。自家製シロップは、ミックスベリー・グレープフルーツ・珈琲シロップの3種の中から選ぶことができます。ミックスベリーのシロップは果実がゴロッと入っていて、華やかな甘酸っぱさ。モチモチとやわらかで伸びがよく、噛み締めるととろけるような食感が口福です。
自家焙煎の「珈琲」にもこだわりがあり、客の好みや気分を聞いてブレンドを仕立てます。そのお供にぴったりなのが「ストロープワッフル」。薄く焼いた丸型のワッフルにキャラメルを挟んだオランダの伝統菓子です。珈琲のカップの上にフタをするように置いて温めると、キャラメルがとろけて甘味が際立ちます。
飲み物は一律700円、お茶請けは一律450円、席料が300円になります。飲み物を2杯以上、またはお茶請け注文で席料が0円になります。平日やオープン直後の時間帯が比較的空いているので、ゆっくりと過ごせますよ。吉祥寺エリアの散策の合間にふらりと立ち寄って、非日常を感じてみてはいかがでしょうか。

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