豊受大神宮とも呼ばれ、天照大御神のお食事をつかさどる神様が祀られている、伊勢神宮・外宮。衣食住あらゆる産業の守り神として伊勢の地で1500年以上の歴史を刻んできました。そんな外宮の目の前に店を構えるのが、参宮あわびでお馴染みの「伊勢せきや」。2Fにあるお食事処を訪ね、美し国とも呼ばれる伊勢のご馳走をいただきました。
参宮あわびなど、海の幸を使った商品が伊勢土産として人気を集めている「伊勢せきや」。近鉄・伊勢市駅を降りると、そこから神宮・外宮までまっすぐに伸びる参道を歩き、外宮が目の前に見える場所に「伊勢せきや 本店」があります。伊勢の伝統的な建築をモチーフにしたモダンな日本家屋がひと際目を引く建物です。
「あそらの茶屋」は、早朝から営業していて、朝ご飯をいただくことができます。伊勢神宮は外宮から参詣するのが習わしなので、朝に外宮を訪れる人は多いのだそう。また毎月1日は朔日詣りといって、新たな月の始まりに神様にご挨拶するという習わしも。そのため「あそらの茶屋」以外にも朝ご飯などを用意して参詣者をもてなすお店が伊勢には数多くあります。
お昼のメニューは、香ばしいおこげも楽しめる、土鍋の炊き込みご飯。注文をうけてから炊くので20分ほどかかりますが、炊きたてのご飯は香りも味も格別です。
昔ながらの牛乳が地元で人気の「山村牛乳」とコラボして作った「米のアイスクリン」や「伊勢抹茶ソースの 昭和のババロア」など、食後のデザートもあり、伊勢の味を堪能できる「あそらの茶屋」。参詣の折にはぜひ立ち寄って、伊勢の食べ物からもパワーをいただきましょう。