
ドリアやナポリタン発祥のホテルとしても知られる「HOTEL NEW GRAND(ホテルニューグランド)」の直営ショップ「S.Weil by HOTEL NEW GRAND(エスワイル バイ ホテルニューグランド)」が、オープンしました。ホテルメイドのパンをはじめ焼き菓子やオリジナルブレンドのコーヒーや茶葉、伝統洋食の冷凍食品など歴史のあるホテルの味わいをあれもこれもと選んで持ち帰ることができます。横浜のお土産探しにも最適なショップをご紹介します。
横浜港を望む山下公園の前にたたずむ「ホテルニューグランド」は昭和初期に開業して以来、国内はもとよりマッカーサー元帥やチャールズ・チャップリンをはじめとした諸外国のVIPにも愛されてきた横浜を代表するホテルです。そんなホテルの味を揃えた直営ショップ「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」は、ホテルのすぐ近くにお店を構えます。
ヨーロッパのスタイルをいち早く取り入れたこのホテルの本館には、イタリア製のタイルを贅沢に使ったクラシカルな大階段があり、かつてはその階段を上った先がフロントになっていたのだそう。この階段の美しさは今なお訪れる人々を魅了し続け、そうした歴史をこちらの店舗の内装にも受け継がれています。
中央のカウンターにはホテルの大階段を彷彿とさせる色合いの常滑焼のタイルが施され、これはイタリア製の手焼きのタイルに近くなるよう職人が何度も焼き直しをすることで完成させたのだとか。さらに大階段にしつらわれている焼物のフルーツバスケットに由来するフルーツ、ホテルの象徴フェニックスなどのモチーフにした絵柄が、店内の壁紙やお菓子のパッケージなどに描かれています。
奥にはコーヒーカウンターも設置され、S.Weilオリジナルのコーヒー豆で淹れる薫り高いコーヒーのテイクアウトができます。このコーヒーはホテル内のフランス料理レストラン「ル・ノルマンディ」で提供しているものをベースにアレンジしたS.Weilオリジナルの「ザ・コーヒー」を使い、オーダーごとに豆を挽く本格派。お店の前のベンチでもいただけますよ。
ホテルニューグランドの初代総料理長サリー・ワイルの元では、洋食の基礎を学んだ数々のシェフが巣立っていきました。1951年に銀座で開業した菓子店「S.Weil(エスワイル)」の店主・大谷長吉もその一人で、彼のお店の看板商品のロールケーキのレシピを、こちらのショップでは受け継ぎ「モカルーロ」として販売しています。
オリジナルコーヒーをブレンドしたバタークリームをスポンジ生地で巻いた「モカルーロ」。バタークリームからほんのりとコーヒーの香りが漂う品のいい味わいです。
美しい断面に仕上げるには、生地の上にバタークリームを薄く均一にのせていくとこが重要で、ロールの巻きはじめにも熟練したテクニックが必要とされます。受け継がれてきた端正な手作業から生まれる美しい断面が、このホテルの歴史を物語っているかのようです。
このホテルの厨房からは、スパゲッティナポリタンやシーフードドリアといった数々の名物料理が作られ世に広まっていきました。その中でも人気のナポリタンを大きなバンズパンにはさんだ「ナポパン プレミアム」は、毎朝ホテルの厨房でつくる出来立てをサンド。一緒にコーヒーをテイクアウトして山下公園でのんびりいただくのもおすすめです。
カウンターにはホテルメイドのパンも華やかに並びます。横浜産の卵に北海道産バターを贅沢に使った「ブリオッシュ」や、南仏生まれのスイーツ「トロペジェンヌ」など、ホテルメイドの味わいをぜひお試しあれ。
気品漂うクラシカルホテルの直営店でありながらも店頭には買い物かごが用意され、カジュアルな雰囲気のなかで気になるお菓子を選ぶことができます。大きな冷凍庫には、スパゲッティナポリタンやシーフードドリアなどの冷凍食品、棚にはレトルトパックも整然と並び、伝統の味を気軽に手に取ってお土産を選ぶのも楽しい時間に。
レモンが主役のパウンドケーキ「ウィークエンド・シトロン」やバターの香りに天然塩がアクセントの「ガレット・ブルトンヌ」などの焼き菓子はパッケージもかわいくて、大切な方へのギフトにも。
ホテルの外観を描いた人気のクッキー缶も、ここでは小さなパッケージ入りのミニサイズと一緒に棚に並びます。フランス産ゲランド塩やチーズを使用したワインによく合うクッキーは、バー シーガーディアンⅡのオリジナルコースター付き。
焼き菓子やレトルトの食品などが並ぶ棚で、ふと目に留まるのがカラフルなイラストのドロップ缶やマグカップです。HOTEL NEW GRANDの建物が描かれ、約10年間にわたってこのホテルを創作活動の場にしていた横浜生まれの作家・大佛次郎が滞在した部屋の窓にはネコ、マッカーサー元帥が宿泊した部屋には元帥自身をユニークに描いています。イラストの中からぜひ見つけてくださいね。
オリジナルブレンドのフレーバーティーも注目を集めています。赤いパッケージは和紅茶と紫蘇、桜葉をブレンド、緑色のパッケージには緑茶にマスカットやアップルの香りを移したフレーバーティーがそれぞれ入っています。緑茶と果物の組み合わせは斬新で、マスカットの香りがほんのりと漂います。
歴史あるホテルの味がカジュアルに楽しめる「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」。氷川丸の停泊する山下公園に近く、賑やかな中華街は目と鼻の先に。横浜の風情を感じるエリアで、オリジナルドリンクをいただきながらほっと一息ついてはいかがでしょうか。