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プライベートバーや貸し切り露天も!小淵沢でアートの世界に浸れる非日常空間 「ホテルキーフォレスト北杜」

  • 2021年5月16日
  • ことりっぷ


小淵沢にある「ホテルキーフォレスト北杜(ほくと)」は、ユニークな外観が異彩を放つスモールブティックホテルです。八ヶ岳南麓の自然と調和するように設計されており、この中にあるのは、わずか6室の客室とゲストオンリーのバーのみ。アートと自然に触れながら、上質なホテルでリラックスした時間を過ごしませんか。
中央本線の小淵沢駅から車で北へ約6分。
美術館やゴルフ場、レストラン、ホテルなどが集まる「小淵沢アートビレッジ」の一角にユニークなデザインのホテルキーフォレスト北杜があります。
同じ敷地内には、80年代のアメリカの現代アートを代表するアーティスト、キース・へリングの作品のみを展示する美術館として知られる「中村キース・へリング美術館」があり、こちらの美術館を訪れた方たちが宿泊するホテルとして、2015年にオープンしました。
設計は美術館と同じく、個性的な設計で知られ、ミラノ万博日本館の建築プロデューサーも務めた建築家の北川原温氏。
現代性と伝統、前衛的な建築と自然素材のぬくもり、相対するさまざまな要素を絶妙なバランスでデザインしています。
写真:All Keith Haring Artworks © The Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection
また、八ヶ岳南麓は縄文時代にもっとも繁栄していた場所といわれており、その芸術性が注目されている縄文文化もコンセプトに取り入れているそう。
すべて異なるサイズのガラスと大理石を組み合わせた窓だけでなく、天井などあらゆるところに台形が取り入れられているのも、縄文からインスピレーションを得たものです。
大自然の生命力あふれる土地と、キース・へリングが持っていた生命力には、共通点が感じられるそう。
客室は2階と3楷の2フロア合わせてわずか6室。それぞれの客室に縄文の言語といわれ、現在の日本語の起源ともいわれている『ヲシテ文献』に書かれた、自然を表す言葉から名前がつけられています。
どれも山梨の豊かな自然の要素を取り入れていて、たとえば「UOSE(ウヲセ)」は、光、「UTSUHO(ウツホ)」は山々を表します。これらを各客室のテーマにして内装をデザインしているので、家具や照明器具などは部屋ごとに異なります。
数多くいるリピーターの中には、お気に入りの部屋を指定する人や、毎回違う部屋を指定する人がいるそうです。
広いテラスからは、部屋ごとに南アルプス、八ヶ岳、フォレストビューが楽しめ、ここで1日の大半を過ごすお客さんも多く、まさに「おこもり旅」にぴったりです。
ホテルから徒歩5分ほど、美術館裏にあるのが、「リラクゼーションスパ・キーフォレスト」です。こちらはゲスト専用の完全プライベート空間で、1時間貸切りで利用できます。昼間は森や青空を眺めながら、夜は月明りと星空に照らされながら、源泉かけ流しの温泉を楽しめるのは至福の時間です。
フロント脇を進んだところにあるのが「中村ウィスキーサルーン」です。
サントリーの白州をはじめ世界中から集めたヴィンテージのシングルモルトウィスキーが壁一面にディスプレーされ、照明を落とした空間には落ち着いた雰囲気が漂います。
ゲストオンリーのバーなので、安心して利用できるのもいいですね。ソフトドリンクもオーダー可能です。
夜は大人の雰囲気のバーコーナーですが、朝は一転、明るい光が差し込む広々としたテラスのある朝食スペースになります。
朝食は、野菜はもちろんのこと、ソーセージ、卵、ヨーグルト、ジャムまで八ヶ岳山麓地域産の食材にこだわったもの。特にフルーツジャムは地産地消にこだわり、山梨と長野のものを種類多く揃えているそうです。
朝食はルームサービスも可能で、気持ちのいい自室のテラスで誰にも邪魔されずにいただくこともできます。
周囲にはさまざまなアクティビティが楽しめるスポットがありますが、部屋の中で過ごす贅沢、そんな選択もこんなホテルならできそうです。

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