「trattoria in the GARDEN」は、イタリア料理、ワイン、植物、本のお店が集まった「the GARDEN」にあるレストラン。ランチやディナーを楽しみながら、ワインのお店で料理に合う一本を見つけたり、自宅で育てたい植物やゆっくりとページをめくりたい本を選んだりすることも。思い思いに過ごせて、毎日の暮らしもより豊かになりそうです。
中目黒駅から「目黒銀座商店街」を歩き、6分ほどで「the GARDEN」に到着。入口にはさまざまな観葉植物に囲まれた「trattoria in the GARDEN(トラットリア イン ザ ガーデン)」のテラス席があり、店内にも居心地のよいナチュラルな空間が広がっています。
「the GARDEN」には「trattoria in the GARDEN」のほかに、イタリアの自然派ワインを紹介する「HIBANA(ヒバナ)nakameguro」、観葉植物や多肉植物を揃える「quartetto(カルテット)」、文学や自然科学、芸術論の本を並べる「書房 石(イシ)」があります。
いろいろな道のプロが集まってお店を開き、お客さんが自由に好きなものを見てまわって楽しめる場所。「猿田彦珈琲」に作ってもらったオリジナルブレンドコーヒー豆やレストランでも使用している陶工房「STUDIO.ZOK」の器も手に取ることができます。
「trattoria in the GARDEN」では、イタリアで修行したシェフの佐藤さんが現地のおばあちゃんから教わったラザニアやボロネーゼなど、ほっこりとした味の郷土料理を再現。ランチのコースやディナーのアラカルトで味わえる前菜やパスタも丁寧に作られています。
契約農家からその日仕入れた野菜を使ったランチコースの前菜盛り合わせは、パプリカのペペロナータ、低温調理した松坂豚のツナソース添え、アスパラガスの南チロル風など5〜6種類を日替わりで。一つひとつ手間暇かけ、食感や風味が引き出されていることに注目。
例えば、干し鱈とじゃがいものコロッケはすりおろしたパルミジャーノでほくほくといただけ、鱈がやさしい味わい。里芋と小海老のテリーヌはとろっと甘い里芋の中に海老の風味を見つけられ、たまねぎのシャキシャキ感も絶妙。美しい見た目にも食が進みます。
パスタも季節の食材を組み合わせ、その風味が口いっぱいに。春のパスタ「カマスの薫製と菜の花のスパゲティ」は燻製の香りが豊かで、菜の花のほろ苦さや食感がアクセント。散りばめられたカラスミで味わいが深まり、前菜ともどもワインが欲しくなります。
地下には隠れ家のようなシックな佇まいでイタリア伝統の味を提供する「リストランテ シンティッラ」もあり、有名レストランを渡り歩いてきたシェフ武笠さんのスペシャリテ「香りを閉じ込めたラヴィオリ“トルテッリーニ”」をランチコースに追加することも。
また、ランチ終わりの14時からディナーメニューを注文でき、お休みの日などに訪れるのもおすすめ。10種類から選べる自然派ワインと前菜のセットをリーズナブルにいただけるメニューも用意されているので、緑を眺めながらのんびりと味わいたいですね。