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京都・西陣の町家紅茶館「卯晴」で過ごす、アロマのような紅茶の香りに包まれる至福のひととき

  • 2021年1月12日
  • ことりっぷ


織物で知られる西陣の路地裏に、京町家を改装したカフェがあります。その名も町家紅茶館「卯晴(うはる)」。路地裏散策の途中で出会えたら、きっとこころ華やぐような隠れ家的なお店です。店内に一歩足を踏み入れれば、紅茶の香りがふわっと迎えてくれるそんなお店を訪ねてみました。
「卯晴」は、バス停「今出川大宮」から徒歩5分、大宮通を南に向かって歩いた先の路地裏に位置します。この大宮今出川の周辺は、古くより「千両ヶ辻(せんりょうがつじ)」と呼ばれ、西陣織に関係する生糸問屋や織物問屋が軒を連ねたエリア。一日に千両もの商いがあったことからそう呼ばれるようになったと言われています。「卯晴」の京町家も、そんな西陣織の職人さんが住まいとしていた場所だったのだそう。
店内に入るとまるで全身を包み込むかのように、さわやかな紅茶の香りが広がります。
1階は主に販売スペースになっており、常時40種ほどがそろいます。量り売りで販売してくれるので、気になるものを少しずつ試してみることができるものもうれしいところ。
2階はお座敷スタイルのカフェになっていて、ちゃぶ台スタイルで床に座ってゆっくりとくつろぐことができます。目に入るのは、本棚にぎっしりと並んだ本たち。こちらは、店主・木村陽子さんのお祖母様が大切にされていた書籍なのだとか。気になるものがあれば手にとって過ごすこともできます。
人気の「卯晴アフターヌーンティセット」は、自家製のお菓子を中心にその日のおすすめをなんと10種ほど盛り合わせた贅沢なセット。さらに、約30種もある紅茶の中から好きなものを選ぶことができます。この日のお菓子は、小豆と栗のゼリーや、飴がけナッツやアーモンド、栗の渋皮煮など秋冬らしい「木の実」を意識した盛り合せ。いずれも店主の木村さんが、紅茶に合うとセレクトしたものばかりです。夏になるとアイスクリームがセットになったりと、季節によってテーマが変わるのも楽しいですね。
セットの紅茶は、一番人気の「フルーツバスケット」をセレクト。スリランカの紅茶にオレンジやチェリーを合わせた、フレッシュで華やかな香りが特徴です。夏にはアイスティーとして飲むのもおすすめなのだとか。
お店の各所には、茶葉を少しずつ瓶詰めしたものが並びます。まるでアロマの小瓶のようですが、こちらは、どの紅茶にしようかと悩んだときなど、実際に茶葉の香りを体験して選ぶためのもの。卯晴の紅茶はどれも一律500円なので、お値段を気にすることなく好きな香りから選べるものうれしいところ。「お家ではない場所で非日常を心ゆくまで味わってもらいたい」との店主の思いが詰まった心づかいのひとつです。
茶葉は少しずつ、小さな缶につめて購入することができます。カラフルな色合いがかわいらしいので、コレクションしてお部屋に並べてみてもすてきですね。
お昼時には、ランチを食べながらゆったりと過ごすものおすすめです。京町家の小さな紅茶館で「非日常」のゆるりとしたひとときに身をゆだねてみてはいかがでしょう。

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