レトロなレンガ造りの建物が点在する馬車道にひっそりとたたずむ「錫蘭(セイロン)紅茶本舗 sinha(シンハ)」はスリランカの農家から直接買い付けた茶葉を扱うセイロンティーの専門店。アンティークの茶器やサモワールに囲まれながらのティータイムはまるで異国のバザールに迷いこんだかのようです。ドアを開けてプチトリップに出かけてみませんか?
馬車道の裏通りにたたずむ「錫蘭紅茶本舗 sinha」。すぐ近くにあるみなとみらいや赤レンガ倉庫とは対照的なノスタルジックな雰囲気が漂うお店です。のんびりとした空気が流れる中ゆったりとした気分で過ごせます。
インド洋に浮かぶ島・スリランカの大好きなご夫婦が経営し、店頭でのセイロンティーの販売に加えてカフェも併設しています。これまで幾度となく頻繁にスリランカに足を運び、雄大な自然と美味しい食事、現地の人々との心温まる交流にすっかり魅了され、その文化を紹介したいという思いからお店をオープンしました。センス良く配置されたスリランカのお茶の道具やポスター、象の置物、さらに緑豊かな観葉植物などで異国情緒たっぷりです。
スリランカで買い付けた紅茶は現地から船便で日本へ送り、お店からほど近い横浜港・本牧ふ頭に荷揚げされると店主自ら引取りに行くのだそう。個人輸入した茶葉を小分けしてお店に並べます。紅茶の本場で育ったシングルオリジンの茶葉は味わいも格別ですよ。
新鮮な茶葉で淹れるセイロンティーと自家製スコーンがセットになったクリームティーはこのお店の看板商品。数ある種類の中から店主が選んだ紅茶はイングリッシュミルクティーです。紅茶にミルクを入れることで、濃厚なクロテッドクリームをスコーンにたっぷりとつけても後味がすっきりとしておすすめなのだそう。さらに季節のフルーツや野菜を使ったスコーンとジャムの取り合わせも毎月登場し、それをお目当てに足を運ぶリピーターさんも多いのだとか。
スリランカで親しまれているプリンは、牛乳の代わりにココナッツミルクでつくるワタラッパンという茶色のプリンです。ヤシから作った砂糖を使いカルダモンやシナモンなどのスパイスを効かせたスイーツは生クリームとの相性も抜群、やや固めのしっかりとした口あたりです。一緒にいただく紅茶の種類はぜひスタッフに相談してみて。
ランチタイムには野菜の甘味をひきだしたスリランカカレーが味わえるほか、テイクアウトのスコーンやスリランカの焼き菓子も種類豊富です。スパイスの効いたお菓子を楽しんでくださいね。