シンプルな木枠の窓が遠くからでもよくわかる「okashi nikaido(おかし にかいどう)」は、オーガニック素材を使った焼き菓子のお店。季節のフルーツやクルミなどのナッツ類をふんだんに使ったマフィンやクッキーが毎朝焼き上がります。好きなお菓子とドリンクを選んだら店先のウッドデッキで一息ついてはいかがですか。
鶴岡八幡宮の東側にあたる二階堂地区は代々受け継がれてきたお屋敷が点在する緑豊かな住宅街です。鎌倉宮へと続く参道もあり、のんびり歩いていると鎌倉本来の落ち着いた静けさも実感できます。そんなエリアにオープンした「okashi nikaido」には看板が無く、まるで何かをつくる工房のようにも見えます。通りに面した木枠の窓とウッドデッキが目印です。
やさしいアイボリーで統一された壁や木目の床板などナチュラルな雰囲気の店内にあるのは木枠のショーケースだけ。明るい日差しのもと、どれにしようかお菓子と相談しながらゆっくりと選べますよ。
店主の武山加奈子さんは製菓の学校でお菓子作りを学んだあと、いくつかお店で経験を積んで自分のショップを立ち上げました。店づくりからラッピングに至るまでシンプルにまとめ、武山さんの洗練されたセンスが光ります。
ショーケースに並ぶマフィンやクッキー、パウンドケーキ、シリアルは、発酵バターや甜菜糖などの材料を使うオーガニックな焼き菓子で種類も豊富です。マフィンだけでも定番のプレーンとチョコレートに加えてリンゴやカボチャ、イチジクなど季節のフルーツや野菜を使ったものが5種類以上。フルーツと一緒にクルミがゴロゴロと入っているなどナッツもたくさん使われているのが特徴です。
好きなお菓子を選んだらコーヒーなどのドリンクと一緒にイートインがおすすめです。店内には武山さんが祖母から受け継いだというアンティークの椅子が用意されているほか、天気のいい日はウッドデッキのテラスで鎌倉の自然を感じながら過ごせます。
ふと立ち寄ったお菓子屋さんの店先でのんびりできるのは格別の楽しさです。お菓子と一緒に鎌倉らしさも味わってくださいね。