約130年の歴史を持つ老舗和菓子屋「越山甘清堂」がプロデュースするカフェ「cafe甘」本店。「季節の珠手箱」や「季節のパフェ」など、旬の和菓子を楽しめるお店として、旅行客はもちろん、地元の人からも人気を博しています。老舗和菓子だから成し得る、和菓子の七変化を楽しんで。
「cafe甘」は、「本店」「東山店」「杜の里店」と、現在3店舗を展開中。今回紹介するのは、近江町市場から徒歩5分ほどの場所にある「cafe甘 本店」です。「越山甘清堂」本店に併設しており、種類豊富な和菓子も取り揃えてあるため、お土産の購入場所としてもおすすめ。
カフェでは、伝統的な和菓子の味に、新たなエッセンスを加えたハイブリッドなスイーツを楽しめます。
旬の和菓子をギュッと詰め込んだ「季節の珠手箱」は、本店限定メニュー。内容は、約2ヶ月に1回のペースで変わり、季節に合わせた和菓子のお重を楽しめます。
宝石のように詰め込まれた和菓子たちは、食べるのがもったいほどのかわいさです。
上段には、金沢生まれ金沢育ちの純氷「金澤氷室」の氷を使ったかき氷がのっています。シロップは和菓子屋流にアレンジされ、「木イチゴの冷製お汁粉」に。甘酸っぱい木イチゴが、ふわふわなかき氷に沁み込みベストマッチ!中には、もちもち食感のくず餅も入っており、食感の変化も楽しめます。
中段には、夏の風情を感じる「練り切り」や「夏空餅」、「水羊羹」が入っています。
「練り切り」は、3種類から選択可能。なかでも人気なのは、一段と夏らしさを感じられる花火をモチーフにした練り切りなんだとか。
夏の空をイメージして作られた「夏空餅」は、ココナッツパウダーをのつぶつぶ食感を楽します。レモンのあんこが中に入っており、爽やかな味わいで気分も爽快!周りに泳いでいる赤色の金魚の飾りも、あんこで作れており、いただくことができます。
「水羊羹」は、自家製のあんこを使用。口に含むとスーッと消えてなくなるようなやさしい口当たり、火照った体を冷やしてくれます。
下段には、「生フルーツどら焼き」がのっています。シャインマスカットをそのまままるごと使ったどら焼きは贅沢そのもの。上品な甘さの白あんの生クリームが、どら焼きのアクセントにもなっています。
「ブルーレモンかき氷」は、タイで有名なハーブティー「バタフライピー」をベースに。自家製の瀬戸内レモンシロップをかき氷にかけると、マジックのように色が変化します。さっぱりとしたかき氷には、優しい甘さをしたチーズレモンあんこと黒豆が隠し味に。ふわっと溶けるかき氷に馴染む、もったりとしたあんこの食感のクセもなりそうです。
人気メニューでもある「季節のパフェ」。8月は「白桃パフェ」として登場中です。フルーツとしての「白桃」はもちろん、「桃のピューレ」「桃生クリーム」「桃ゼリー」「桃のシャーベット」「桃のおしるこ」など、旬な桃をいろんな形で贅沢な楽しめる一品になっています。
パフェと言えど、お箸とストローがついてくるのには驚きです。ごろりとした白桃をお箸でいただいたあとは、ストローで飲み物のようにいただけるパフェは、まさに新感覚!