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5000冊の写真集に囲まれたカルチャーの発信地。恵比寿「写真集食堂めぐたま」

  • 2019年10月19日
  • ことりっぷ


恵比寿に佇む「写真集食堂めぐたま」は、5000冊の写真集が壁いっぱいに並ぶ個性あふれる食堂。ご飯担当のおかどめぐみこさん、アーティストのときたまさん、そして写真評論家・飯沢耕太郎さんの3人が創り上げるお店では「食」「写真集」「催し」の3つの柱を軸に、様々なカルチャーを発信しています。
恵比寿駅から徒歩10分。木のぬくもりに溢れた開放感のあるお店が「写真集食堂めぐたま」です。一歩お店の中に足を踏み入れると、壁にぎっしりと並べられた写真集、そして床一面に描かれた床絵が目に入るはず。床絵は、お店のオープンの際に写真評論家である飯沢耕太郎さんが描いた作品「生命(いのち)の樹」。よく見ると、入口から木が伸びていて、動物や魚などの生き物が髄所に隠れています。建物は「エアロハウス」という柱のない建築方法を採用し、広々とした空間を生み出しています。
写真評論家である飯沢さんが40年以上の活動の中で集めた約5000冊の写真集を手に取って自由に楽しむことができるのも、めぐたまの魅力のひとつ。「写真家にとって、たくさんの人が見てくれることが一番うれしい。」という思いから、貴重な本も自由に読めるようにしているのだそう。
写真集は、ボランティアの方を募って年に1度1冊ずつふきます。補修作業は飯沢さんが担当。丁寧にテープで補修されたカバーが歴史の積み重なりとなり、深みを感じさせます。
作品は棚ごとに日本と海外で分かれ、入口から古い順に並べられています。戦争・自然・日常など様々なテーマが混在した、枠にとらわれない作品の中から、気になるタイトルを手に取って、新しい発見・興味を見つけてみてくださいね。
めぐたまのお料理は“日本のおうちごはん”。日替わりの定食は旬の食材をふんだんに盛り込み、彩り豊かな品揃え。お料理上手の家庭に遊びに来たかのような、ホッとする優しい味わいが楽しめますよ。
メキシコ、ネパール、沖縄、ケニア、インドネシア...。おかどめぐみこさんは、イベントのテーマに合わせた料理を、資料うや本を紐解いて再現することも得意です。
お店の1番人気「抹茶寒天ソフト」。ソフトクリームに添えられたアズキやアンズはお店で炊いたもので、おかどさんの優しさがつまった優しい一品です。
めぐたまでぜひ味わってほしい一品が、今から100年前に出版された食の啓蒙家・村井弦斎(むらいげんさい)の恋愛小説「食道楽」に登場するレシピを再現したメニューの数々。軽い食感で素朴な味わいの「糠ケーキ」、よく温めたタレに鮪をくぐらせ温かいご飯の上にのせた「泣きごはん」を提供しています。
また、徳川第三代将軍・家光が天皇に献上し、新撰組の近藤勇も大好物だったと言われている江戸時代の料理「たまごふわふわ」も人気のメニュー。ふわふわの卵と丁寧に作られた出汁が口の中でまじり合う、ジュワッとした口当たりが特徴です。
めぐたまでは、様々なテーマのワークショップやイベントも行われています。月に1度開催される「ポートフォリオ・レビュー」は、飯沢耕太郎さんの指導のもと、ポートフォリオの講評を行うワークショップです。写真学校に通う人、個展を目指す人、日常で撮りためた写真を作品として形にしたい人など、様々な参加者が自身の作品を持ち寄り、集います。
他にも、体だけではなく精神性の変化を重視した歴史あるヨガ「クンダリーニヨガ」や落語初心者にもおすすめな「落語と江戸料理の会」など、“楽しくて、ちょっと刺激になる”催しが開催されています。
ワークショップの最後には、めぐみこさんのお料理が楽しめる食事会も実施。同じ趣味・思考で集まった方々と一緒に交流ができるのも嬉しいポイントです。
めぐたまでは、様々な活動にも力を入れているそう。「めぐたまキットパスプロジェクト」は、社員の7割は知的障害者というチョーク製造を主とした日本理化学工業で作られた固形マーカーを使って、お手洗いの鏡をアート空間にしたプロジェクト。訪れるたびに変化する思いのこもったアート作品に注目です。
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いかがでしたか?
ご飯担当のおかどめぐみこさん、アーティストのときたまさん、写真評論家の飯沢耕太郎さんの3人が創り上げる「写真集食堂めぐたま」。色々な楽しみ方ができる空間に身を置いて、新しい発見を見つけてみてくださいね。

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