栃木県日光市の〈亀の井ホテル 日光湯西川〉が12月1日より、宿泊費に夕・朝食と、アルコールを含むドリンク、アクティビティなど滞在中の利用料金が含まれる宿泊料金体系が「オールインクルーシブ」になりました。平家の一族が河原に湧き出る温泉を見つけ、疲れを癒したと伝えられている「湯西川温泉」の温泉宿をレポート。
平家落人伝説が残る「日光 湯西川」へ「浅草駅」から「湯西川温泉駅」まで、東武特急に乗って約2時間30分ほどで到着。そこからは送迎バス(予約制)に乗車すること20分で〈亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル〉に到着。
湯西川の源流近くに位置する温泉地で、平家の落人が隠れ住んだという伝説が残されています。
〈亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル〉の部屋数は54室。
ホテル周辺は自然環境に恵まれ、里山の風景など郷愁が漂い、敷地にある源泉からモウモウと湯けむりが立ちのぼっています。
女性グループでのステイを想定したサービスチェックインが終わったら、フロント横に設置されているアメニティコーナーから、好きなものを選んでお部屋へ。今回のオールインクルーシブ化は、女性グループでのホテルステイを想定。日常から離れてホテルの中でゆったりと過ごせるよう、無料で好きな柄の浴衣が選べます。
ドリンク&スナックを好きなだけ味わえる「ロビーラウンジ」ロビーラウンジでは、生ビールやスパークリングワイン、栃木の地酒などのアルコール類に加え、ソフトドリンクやスナックなども自由に楽しめます。
ここで提供されているものは、全て宿泊代に含まれていますので、安心して好きなものが味わえます。
また、スナックの他にも、フムスやピクルスなどのおつまみもあり。ソファに腰をかけて、暖炉の火のゆらめきを眺めながらリラックス。
散策やゲームなどのアクティビティも館内には温泉場に欠かせない「卓球」や、ダーツやバドミントンも楽しめるほか周辺散策に便利なレンタサイクルも無料で利用でき、近くの温泉街や平家の里、湯西川水の里などへ向かうのにも便利です。
里山の風景を眺めながら浸かる「美肌の湯」大浴場は内風呂と露天風呂を完備。ph8.4の弱アルカリ性の泉質は、美肌の湯としても知られ、角質を溶かす効果があるので、湯上がりはお肌がツルツルに。
美肌効果の他に、肩こりや神経痛、冷え性などに効き、健康増進の効果もあり。四季折々、美しい風景を眺めながらゆったりと手足を伸ばして温泉を堪能。平家の一族が身体を癒したとされる温泉で湯治体験が楽しめます。
夕食はお楽しみ「里山」をテーマにしたグルメを堪能夕食は「ごちそう里山料理」をコンセプトに、湯西川エリアに伝わる囲炉裏で味わう「炉端焼き」を提供。
山女魚、地鶏、田楽、板台餅、ご当地の野菜などから、好きな具材を好きなだけ串焼きスタイルで味わえます。
彩り豊かな新鮮野菜は、丸かじりをイメージして大ぶりにカット。ダイナミックなサラダで野菜本来の味が存分に楽しめます。
また、湯西川ならではの鹿鍋のジビエ料理や栃木県産米のごはんをその場で握るできたてのおにぎりなど、イメージしていた里山料理そのものを堪能できます。
21時からのお楽しみ「夜鳴き担々麺サービス」小腹を満たす深夜のお食事処「熊八亭」がラウンジにオープン。
夕食を食べて温泉に入ったら、なんとなく小腹が減ってきてしまった……。そんなときは、ゲストラウンジへ。21時〜22時半の間に「地獄めぐり夜鳴き担々麺」が提供されます。
担々麺は赤地獄、白地獄、黒地獄の3種類あり、取材時は「白地獄」だった。
担々麺は3種類あるうちの1種類を週替わりで提供。夕食後でお腹がいっぱいなはずなのに、さっぱりしているのでペロリと食べられます。
麺はしっかりとした歯応えの香港麺を使用。
亀の井ホテルグループ全館で行われている好評のサービスで、このサービスを楽しみに来る人も多いそうなので、小腹が減ったらぜひ味わって。
朝食のテーマは「里山ビュッフェ」夕食に引き続き、里山の朝ごはんが並びます。栃木県産のブランド鶏の卵「那須御養卵」をふんだんに使用した出汁巻き卵を目の前で焼いて提供。
また、北関東の個性豊かなブランド卵5種類を食べ比べすることができます。例えば、平飼い卵の「卵皇」と素朴でコクのある「蔵王夢見卵」は生食がおすすめ。
白色の殻の卵は甘みが強く、味が濃いさくら色の殻の卵は、黄身が大きく昔ながらの味わいが楽しめるので、焼いて食べるのに向いているそう。
テーブルにそれぞれのコンロが置かれているので、自分で好きな卵を選んで、好みの焼き加減で目玉焼が食べられます。
卵の他にも、日光の名物である湯波や生麩など、ヘルシーで滋養たっぷりの朝ごはんを心ゆくまで味わえます。
湯西川の銘菓「平家最中」を売店で購入チェックアウト前のお土産は売店も利用できます。湯西川の名物を購入するなら、お部屋のお茶菓子にも提供されている「平家最中」がおすすめ。
柔らかい皮と程よい甘さの餡が混ざり合う最中は、湯西川温泉自慢の銘菓。ぜひお土産に。
帰りは路線バスを利用し「鬼怒川温泉駅」へ。そこから新たなる観光スポットへ向かうことができます。
豊富な湯量を誇り、里山のご馳走をふんだんに味わえる〈亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル〉は、ゲストラウンジでも電源が取れ、Wi-Fiも完備。好きなときにドリンクやスナックも楽しめ、疲れたら温泉やサウナに入って身体を癒せるなど、旅行はもちろん、ワーケーションの場としても最適です。
information
亀の井ホテル 日光湯西川 オールインクルーシブホテル
住所:栃木県日光市湯西川1033
TEL:0288-98-0016
料金:1名26,100円(消費税込み)〜
Web:亀の井ホテル 日光湯西川
writer profile
Momo*Kinari
きなり・もも
ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 X:@Momo_kinari