〈カシワバラグループ〉の宿泊施設ブランドが、2024年9月1日、第1号施設となる〈YAWN YARD Kouri Island〉を沖縄県・古宇利島に開業。
自然と人が仲良くなる“もうひとつのくつろぎ方”を「泊まれる庭」として具体化したリゾートでは、地域の気候風土や生活美学を生かしたユニークな宿泊体験が楽しめます。
車で行ける自然豊かな離島、古宇利島(こうりじま)〈YAWN YARD〉は、人口わずか400人、車で古宇利大橋を渡った先にある「古宇利島」に誕生。
古宇利島は、南側に3つ、北側に3つのビーチがあり、車があれば 15分で1周できてしまう小さな島です。
島の近くには世界自然遺産に登録された「やんばる」の森があるほか、エメラルドグリーンの美しい海では、ときおりクジラが潮をシューッと吹いたり、海亀がのんびり泳いだりしている姿がみられます。
沖縄の風を感じながらくつろぎのひとときをヴィラは全8室。「sea」と「hill」のふたつのエリアにわかれ、「sea」エリアに5室、「hill」エリアに3室あります。
海と丘、それぞれのランドスケープを起点に生まれた8つの庭は、どの客室も庭はすべてが西向き。
地形との対話、地元の人との対話をもとに、土地に眠るあたらしいくつろぎ方を「庭」にしました。
大きな屋根の下にふたつの居室、半屋外の広々したプライベート空間で、子どもも一緒にくつろげます。
「いつか身体になる(クスイムン)」の精神を込めた沖縄の家庭料理食事は客室に届けられ、夕食と朝食はそれぞれ3種類から選べます。各客室の屋外ダイニングテラスでは、プライベートな空間のなかで海を眺め、心地よい風を感じながら滋味あふれる食事が楽しめます。
たとえば、春には土のついたままの島野菜を、夏にははじけんばかりのフルーツを、秋冬にはきれいな海を泳いだマグロやエビを使用したメニューなど、「いつか身体になる(クスイムン)」の精神を込めた料理を提供。
少量しかつくられない在来野菜や島野菜も顔なじみの生産者の力を借りて積極的に取り入れ、かつてどこにでもあった沖縄の家庭料理が味わえます。
シティミティムン(朝食)の一例。朝食は好きなメニューを一人ずつ選べる。写真は野菜とさんぴん茶のお出汁で煮込んだ雑炊”ぼろぼろジューシー”。
シティミティムン(朝食)の一例。写真は自家製サンド。
心づくしの“クスイムン”とエメラルドグリーンの美しい海。心も身体も癒される「泊まれる庭」で、リトリートステイを楽しんでみては。
information
YAWN YARD Kouri Island ヨーン・ヤード古宇利島
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利1837(sea)
沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利1792-1(hill)
TEL:0980-56-1128
料金:1棟2名1泊朝食つき45,000円〜、2食つき65,000円〜(税別)
Web:YAWN YARD
writer profile
Momo*Kinari
きなり・もも
ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 X:@Momo_kinari
credit
写真:深尾大樹