日本発のスペシャルティチョコレート専門店〈Minimal -Bean to Bar Chocolate- (以下、Minimal)〉より、香川県の〈いちご家めい〉の、国内で1%ほどしか栽培されていない希少な「女峰」を使った〈生チョコレート 苺 -いちご家めい-〉が店頭にて2023年1月中旬より発売中です。
Minimalは世界のカカオ産地を訪れ、良質なカカオ豆から職人がひとつひとつ手仕事でチョコレートの製造をしています。「丁寧にシンプルに、最高の素材を生かし香りを最大限に引き出す」という原点に真摯に、国内外の星付きレストランやトップパティスリーで腕を磨いてきたパティシエ・ショコラティエ・職人たちが切磋琢磨し、チームワークでチョコレートやスイーツをつくっています。
素材のカカオは現地で発酵・乾燥作業の研究やレクチャーを行い、カカオ農家と一緒に高品質高単価に適うフレーバーの開発を行っています。
プランテーションの名残があるカカオ産業のサステナブルな経済的自立を目指し、技術支援やフェアでエシカルな取引を行っているのもMinimalのポリシー。2021年はJICAのODA案件化調査プロジェクトでニカラグアにおいてカカオの調査を行いました。素材を活かす引き算の思想と独自製法により、国際品評会で7年連続73賞を受賞。基本に忠実に、一方で伝統や手法にはとらわれない自由な発想で「また食べたい」と思える「こころに遺るチョコレート」づくりをモットーとしています。
本格素材との出会いを楽しむ〈Minimal Collaboration シリーズ〉第3弾〈Minimal〉では、「良い素材、良い人、良いチョコレート」をテーマとして、本格素材を扱うブランドとコラボレーションした特別な生チョコレートを発売する〈Minimal Collaboration シリーズ〉を11月よりスタート。Minimalはブランド自体をチョコレートの体験を新しくする「場」と捉えMinimal Collaboration シリーズも、その「場」に良い素材、良い人が集まり、チョコレートと出合うことで、おいしく新しいチョコレートを生み出すプロジェクトとなっています。
第1弾で発売された紅茶専門店〈Uf-fu〉のダージリンを使った〈生チョコレート 紅茶 -Uf-fu-〉は、発売開始5日で完売。第2弾では千葉県のピーナッツブランド「Bocchi」のピーナッツを使った〈生チョコレート ピーナッツ -Bocchi-〉を発売し好評を得ました。
2022年12月27日より順次発売された〈生チョコレート 苺 -いちご家めい-〉は、〈Minimal Collaboration シリーズ〉の第3弾となっています。
国内生産約1%の女峰を栽培する、香川県の「いちご家めい」〈生チョコレート 苺 -いちご家めい-〉1箱2484円
〈生チョコレート 苺 -いちご家めい-〉は、香り高さと甘味の中に酸味もしっかり感じる、香川県の「いちご家めい」の女峰を使用しています。
女峰は、国内でたった 1%ほどしかつくられていない希少な品種の苺です。本来は小粒な品種ですが、「いちご家めい」の女蜂は大粒で、美しい濃い赤色が特徴です。
「いちご家めい」は香川県、三木町に農園を構え、国内生産約1%の女峰という品種を栽培しています。一般的には「女峰は酸っぱい」という印象を持たれていますが、いちご家めいの女峰は改良に改良を重ね、甘味、酸味、香りのバランスが絶妙で果物本来の姿を持っています。
丁寧に育てられた「いちご家めい」の女峰は、香気があり多汁で甘味もある一方、酸味もしっかり感じられ、深みのある味わいが特徴です。
品の良い酸味と香り高さが魅力の、希少な苺“女峰”を使ったチョコレートそんな女峰のフレッシュな香りと味わいを損なわないよう、チョコレートに使用する際、短時間で種や果肉を残すように煮詰めています。その結果、生チョコレートとして表現しても、味わいをしっかりと感じられます。
さらに女峰をまるでそのまま食べているかのようなフレッシュさを追求し、チョコレートは後味がスッキリとしたホワイトチョコレートをベースにしています。ミルク感はしっかりありつつ、後味はスッキリとしたホワイトチョコレートと合わせることで、女峰の特徴である爽やかな酸味を最大限生かすように仕上げています。まるで苺狩りで苺に練乳を付けてまるかじりしたような、甘酸っぱい苺の味わいと優しいミルクの甘味、生キャラメルのようなもっちりとした食感、余韻に広がる苺の華やかな香りが特徴です。
女峰の魅力を引き立てるチョコレート3層仕立ての「生ガトーショコラ」も新登場〈生ガトーショコラ 苺 -いちご家めい-〉1本3650円。
同じく女峰を使った商品として、シングルオリジンのチョコレート3層で仕上げた〈生ガトーショコラ 苺 -いちご家めい-〉も〈Minimal〉オンラインストアで2022年12月27日より、代々木上原店で2023年1月7日より新登場。芳醇な甘酸っぱい女峰の香味と、果実味が特徴のタンザニア産カカオ豆から作った食感と味わいの異なる3層のチョコレートを堪能できます。
上部の生ガトーショコラは、苺ジャムと一緒にしっかり火入れをし軽やかな印象で、カカオ由来のほのかな果実味を感じつつ、しっかりとチョコレートらしい味わいが広がります。中部分には、同タンザニア産カカオ豆から自社で搾ったカカオバターを使ったホワイトチョコレートガナッシュです。下部は同タンザニア産カカオ豆のチョコレートからつくったテリーヌ。1種のカカオ豆で表現した3層のチョコレート構成で、女峰のみずみずしい甘酸っぱさや、チョコレートの複雑で深い味わいが感じられる、食後感も軽やかなガトーショコラになっています。
さらに〈Minimal〉では2023年1月24日より〈丸山珈琲〉のエチオピア産アナエロビックのコーヒー豆を使った生チョコレートを、3月には〈GEN GEN AN幻〉の佐賀県・嬉野の在来種である特別な茶葉を使った生チョコレートの発売を予定。4月以降も、さまざまな素材にこだわるブランドとコラボレーションを行う計画となっています。
information
Minimal –Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)
Web:〈Minimal〉公式オンラインショップ
*価格はすべて税込です。
writer profile
Riho Nakamori
中森りほ
なかもり・りほ●東京生まれ東京在住のフリーライター/編集者。仕事やプライベートで月に1回以上、地方や海外へ。各地のおいしい食べ物やお酒、素敵なホテルや旅館を発掘するのが趣味。好きな番組は『ブラタモリ』『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。