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瀬戸芸の会期中のみ食べられる、小豆島〈葺田の森テラス〉のお弁当

  • 2022年8月8日
  • コロカル
旧小学校の一角を活用した〈葺田の森テラス〉

3年に一度開催されるアートイベント〈瀬戸内国際芸術祭2022〉。春・夏・秋の3会期に分けて開催され、8月5日から夏会期が始まっています。夏会期はとにかく暑い!でもこの時期にしか見られない青々とした美しい夏の風景が広がり、そこで作品に出合えます。熱中症対策を十分にして遊びに来てくださいね。

〈瀬戸内国際芸術祭2022〉会期

春会期:2022年4月14日(木)〜5月18日(水)

夏会期:2022年8月5日(金)〜9月4日(日)

秋会期:2022年9月29日(木)〜11月6日(日)

さて、この夏会期もたくさんのすばらしいアートが公開されていますが、今回ご紹介するのはアート作品じゃなくてお弁当!芸術祭の会期中しか食べられないお弁当があるんです。

まずは、そのお弁当を食べられる場所のことから。小豆島の北東に、福田港という港を擁する小さな集落があります。その集落にある小学校だった建物(旧福田小学校)を改修したアート施設〈福武ハウス〉は、2013年の芸術祭のときから始まり、地域の新たな文化交流の拠点として、またアジア各地域のアーティストの作品を展示するギャラリーとして活動を続けています。その〈福武ハウス〉の一角に、2022年の春に新たにオープンしたのが〈葺田(ふきた)の森テラス〉です。

旧福田小学校を改修した〈福武ハウス〉。瀬戸芸の会期中のみ営業しています。

旧福田小学校を改修した〈福武ハウス〉。瀬戸芸の会期中のみ営業しています。

〈福武ハウス〉の一角にオープンした〈葺田の森テラス〉。ウッドデッキの素材には小豆島の間伐材が活用されています。(写真提供:葺田の森テラス)

〈福武ハウス〉の一角にオープンした〈葺田の森テラス〉。ウッドデッキの素材には小豆島の間伐材が活用されています。(写真提供:葺田の森テラス)

〈福武ハウス〉のすぐ隣には、昔から地元の人たちに大切にされてきた〈葺田八幡神社〉があり、その神社と〈福武ハウス〉の間に、鎮守の森(ちんじゅのもり、神社の境内や周辺などにある森林のこと)があります。大きな木が何本か立ち並ぶその場所にはやさしい木陰があり、風が通り抜けていて、とても心地いい立地です。

その鎮守の森を、すぐ目の前に眺めることができる場所にあるのが〈葺田の森テラス〉。ちなみに、葺田(ふきた)というのは福田地区の古い地名で、そこからこのテラスの名前をつけたそう。

福田地区の中心にある〈葺田八幡神社〉。神社境内の大きな木々と背景の山々が美しい。

鎮守の森には、建築家の西沢立衛さんによる作品『葺田パヴィリオン』があります。

大きな木々がつくる木陰が心地いい。ときどき風が通り抜けていきます。

 

島の素材を詰め込んだ、2種類のお弁当

ようやくお弁当の話(笑)。この〈葺田の森テラス〉には小さなカフェがあり、そこでお弁当をいただくことができます。お弁当のなかには、島の素材がぎゅぎゅぎゅっと詰まっています。

〈福田の里山弁当〉1320円。島のお豆腐屋さんのお揚げや農家の野菜など、島の素材が詰め込まれています。

このパンフレットに、お弁当で使われている素材のことが書かれているのでぜひ読んでみてくださいね。

 

〈葺田の森テラス〉のパンフレットを読みながらお弁当を食べると、ひとつひとつの素材をより楽しめると思います。パンフレットに書かれている文章をちょっとだけご紹介。

山の頂に湧く清水を利用した棚田のお米や、森の中で育つ原木椎茸、温暖な気候に適したオリーブに柑橘、畑で採れた野菜たち。里山の先には美しい海が見えます。そんな小豆島の美味しい魅力をぐっと詰めて、2種類のお弁当を作りました。

お弁当は、料理人の安田花織さんが監修されていて、お弁当をつくるにあたって、島のなかをまわり、生産者に会いに行き、話を聞いて、ひとつひとつの素材のことをしっかり知ってからお料理されています。私たち〈HOMEMAKERS(ホームメイカーズ)〉の畑にも来てくれたのですが、とても丁寧にお話をしてくださり、お弁当に野菜を使ってもらえるのがうれしくなりました。

〈葺田の森テラス〉で迎えてくれるスタッフのみなさん。

〈葺田の森テラス〉で迎えてくれるスタッフのみなさん。

お弁当の中身も箱も、島の素材を生かして

そして中身だけじゃなくてこのお弁当の箱、島の間伐材でつくられています。蜜蝋ワックスを塗りこみ耐久性を高め、洗って何度も利用できるお弁当箱になっています。そのため、お弁当はお持ち帰りできません。心地よい〈葺田の森テラス〉でひと息ついて、ゆっくりお弁当を味わっていただけたらいいのかなと思います。

島の間伐材でつくられたオリジナルのお弁当箱。箱も中身も島の素材が生かされています。

島の間伐材でつくられたオリジナルのお弁当箱。箱も中身も島の素材が生かされています。

お弁当は〈福田の潮風弁当〉〈福田の里山弁当〉の2種類があります。数が少ないので、気になる方は予約がおすすめです。ご予約は〈葺田の森テラス〉の予約ページから。せっかく行ったのに売り切れだったとなると悲しすぎるので。

芸術祭ではアートを楽しみながら、食も楽しみたいですよね。ぜひ〈葺田の森テラス〉のお弁当、食べにいってみてください。お弁当のほかにも、小豆島の珈琲豆屋〈加納珈琲〉で焙煎されたオリジナルのコーヒーや季節の果物のシロップジュース、焼き菓子などがあります。鎮守の森を吹き抜ける心地よい風を感じながら、小豆島のおいしいを味わっていただけたら。

お弁当は数が少ないので、事前予約がおすすめです。

「アジア」をテーマに小豆島の〈加納珈琲〉さんが焙煎・ブレンドした〈福武ハウス〉のオリジナルコーヒーも飲めます。

〈福武ハウス〉のミュージアムショップではお弁当で使われている食材などを購入することができます。

 

information

福武ハウス

住所:香川県小豆島町福田718-1

TEL:0879-62-9301

営業時間:瀬戸内国際芸術祭2022会期中9:00〜16:00(お弁当の提供11:00〜売り切れ次第終了)

Web:福武ハウス

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。https://homemakers.jp/

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