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道民はやっぱり屋外で…! 何気ない行動ひとつにも現れる「県民あるある」

  • 2022年7月8日
  • コロカル
今月のテーマ 「県民あるある」

普段何気なくやっていることや身の回りの些細なことからその人のひととなりが伺えます。今回はその土地に住む人たちがついしてしまう言動や行動にクローズアップ。

移住者から見て県民性が現れていると感じるあれこれを教えてもらいました。

子どもの頃から当たり前だと思っていた習慣や 何気なく使っていた言葉にも地域性が根づいているようです。

【秋田県にかほ市】「えふりごき」な秋田県民のあたたかな心意気

秋田県民は「えふりごき」だと言われることがあります。「えふりごき」とは秋田弁で「かっこつける」「見栄をはる」という意味。

「身の丈に合わないことをしている」と、ネガティブな文脈で使われることもありますが心あたたかい県民性の現われではないかと感じます。

地域の方のお宅にお邪魔すると食べきれないほどたくさんのご馳走が出てきたり、帰り際にはお土産まで持たせてもらえたりということがよくあります。

そのエピソードを別の場所で披露すると「秋田県民はえふりごきだからな〜」と、みんな口を揃えて言います。

ネガティブな言葉で語られることの多いこの言葉。わたしにとっては、心あたたかい県民性の現れに感じています。お客さんを精一杯おもてなししようという「えふりごき」は受け継ぎたい秋田の県民性です。

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國重咲季 くにしげ・さき

京都府出身。秋田県の大学に進学したことを機に、東北各地の1次産業の現場を訪ねるようになる。卒業後は企業に勤めて東京で暮らした後、にかほ市で閉校になった小学校の利活用事業「にかほのほかに」に携わるべく秋田にAターン。地域で受け継がれてきた暮らしを学び、自給力を高めることが日々の目標。夢は食べものとエネルギーの自給自足。

【岩手県奥州市】岩手県民の当たり前?焼肉屋に冷麺だけ食べに行く

岩手名物の「盛岡冷麺」。

盛岡冷麺は、当時朝鮮半島から移住した方が平壌冷麺を地元に馴染む味に改良し誕生しました。

盛岡冷麺は、当時朝鮮半島から移住した方が平壌冷麺を地元に馴染む味に改良し誕生しました。

盛岡とあるものの、県内全域で冷麺は人気なローカルフード。

私が東京にいたときは、冷麺は焼肉屋での〆の一品として頼むものという感覚で、食べるシチュエーションが限られていました。

しかし、岩手の人たちにとって冷麺は食べ物の選択肢の上位にあるようで、むしろ「冷麺だけを食べに焼肉屋に行く」ということが当たり前のようです。

畜産も盛んな岩手だからこそおいしいローカルの焼肉屋も県内発祥の焼き肉チェーン店もいたるところにあるのですが、看板には「焼肉・冷麺」という文字が並んでいることが多いです。

冷麺の看板

あるチェーン店では定期的に「冷麺まつり」という通常の半額で提供するキャンペーンも実施していて、車を走らせているときに「冷麺まつり」ののぼりを見つけると冷麺欲をそそられます。

ランチに焼肉屋に行って冷麺、飲んだ後の〆に焼肉屋へ移動して冷麺。

岩手の人にとって冷麺はラーメンに近い存在なのかもしれません。

スーパーでも冷麺の種類は豊富。坦々冷麺やトマト、梅しそなど味も販売されています。

スーパーでも冷麺の種類は豊富。坦々冷麺やトマト、梅しそなど味も販売されています。

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小川ちひろ おがわ・ちひろ

遊軍スタイルフリーコーディネーター。東京出身。オーストラリアや台湾での海外生活も経験する放浪人間。異なる文化や感覚を持つ「人」に興味を抱く。 転職を機に〈地域おこし協力隊〉の制度を活用して岩手へ移住。現在は遊軍スタイルのフリーコーディネーターとして、旅するように東北の暮らしを堪能中。フットワークの軽さとコミュニティの広さをいかして、人をつなげてケミカルな反応が起こる「場」や「間」を創り出すことを楽しんでいる。

【北海道下川町】夏だけじゃない冬にも声がかかる「炭やるべ!」のお誘い

僕自身は道産子ではないですが、妻や娘、親族、友人・仲間などと関わるなかで感じる北海道民あるあるを紹介します。

夏を感じる季節になる頃、家の外に出るとどこからかいい匂いが漂ってきます。ガレージから煙が上がり、前を通るとジンギスカンパーティーが催されているんです。

ジンギスカンパーティ

ファミリーだけでなく、友だちを呼んだりとワイワイ行われます。旬の海の幸を用意するのはもちろんのこと、ビールサーバーまでも置かれ、豪勢かつ豪快に行うのが北海道ならではなんです。

ジンギスカンと焼きおにぎり

「炭やるべ」「肉やるべ」と、ジンギスカンパーティーへのお誘いの声がかかるのは夏だけでなく冬も。短い夏だけでは終わらせない、極寒のなかで行うのが北海道の通の楽しみ方、そして道民あるあるです。

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大石陽介 おおいし・ようすけ

1988年静岡県焼津市生まれ。 小学校教諭として富士山の麓で8年勤務。うち2年は青年海外協力隊(JICA)としてモンゴルへ。 世界自然遺産である『知床』での生活を経て、現在はSDGs未来都市北海道下川町で活動中。ローカルツアー事業を行う〈ぐるっとしもかわ〉代表。1日1組限定の1棟貸しキャビン〈A-frame cabin iwor〉オーナー。

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書式、形式は自由です。執筆を依頼したい際には担当よりご連絡いたします。

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Saki Kunishige, Chihiro Ogawa, Yosuke Oishi

國重咲季/小川ちひろ/大石陽介

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