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酒を「きれいに飲む」ための盃って!? 波佐見焼の美しい器が発売

  • 2022年3月29日
  • コロカル
酒を知り尽くす太田氏が求めた“究極の器”

長崎県の波佐見町にある陶磁器メーカー〈株式会社 中善〉。

2020年に中善が立ち上げたオリジナルブランド〈zen to〉では、これまで著名人やデザイナーらとともに機能的でユニークなプロダクトをリリースしてきました。

第4弾となる今回のテーマは「酒器」!酒好きにはたまらない、お酒をこの上なくおいしくいただける3種の盃が登場です。

陶磁器メーカー〈中善〉のオリジナルブランド〈zen to〉、第4弾となる今回のテーマは「酒器」。

今回、酒器の監修を務めたのは居酒屋探訪家として知られる太田和彦さん。

日本各地の居酒屋を訪ね、酒にまつわる多数の著書を上梓している太田さんが、酒を「きれいに飲む」ための盃を手掛けました。

太田 和彦(おおた・かずひこ)アートディレクター / 作家。1946年生まれ。資生堂宣伝部デザイナーを経て独立。もと東北芸術工科大学教授。居酒 屋・旅などの著作、テレビ出演多数。

太田和彦(おおた・かずひこ)アートディレクター/作家。1946年生まれ。資生堂宣伝部デザイナーを経て独立。元東北芸術工科大学教授。居酒 屋・旅などの著作、テレビ出演多数。

太田さんが長年求めていたのは、「飲みやすく、酒をおいしくする」盃。

酒の味わいの違いは焼物の種類にもよるそうで、陶器よりも磁器が適しているのだそう。

「土ものの陶器は酒の味を曇らせますが、石の磁器は明快にきれいにします。

形は、筒形のぐい飲みではなく、浅い平盃。浅い平盃は香りが広がり、縁を唇に当て、少し傾けるだけでスイと飲め、様子がきれいです。

日本酒は唇で味わうものです。窯元の協力を得て、理想の大きさ、厚さ、口当たりなどを実現させました」(太田さん)

まずは太田さんいち押しの「浅盃」をご紹介しましょう。

蓬莱盃(浅盃)

蓬莱盃(浅盃)

〈蓬莱盃(ほうらいはい)〉と名付けられたこちらの盃。

東海中にあって仙人が住み不老不死の地とされる霊山、蓬莱山が藍染付で盃に描かれています。

浅盃は、手に持つ姿を美しく引き立たせるデザインに。

「酒をきれいに飲む」ための盃です。

材質:磁器 / サイズ:直径77×高さ27.5ミリ

打ち寄せる波、山と飛ぶ鳥の濃淡の表現が見事。

藍染付の青が白磁に映える。

箱入り、価格:3300円(税込)

 

かわって深盃は、じっくり酒の味を楽しめます。

酒をおいしくする盃は、酒の味を邪魔しないもの。

陶器と違い、吸水性のない磁器だからこそダイレクトに酒本来の味を堪能できます。

蓬莱盃(深盃)

蓬莱盃(深盃)

潔い輪郭が際立つ浅盃か?

ほどよく容量のある深盃か?

自分好みの形状を選んでみましょう。

材質:磁器 / サイズ:直径70×高さ32ミリ

深盃は浅盃よりも7ミリほど直径が小さい設計。

裏側も均衡のとれた造形に。

箱入り、価格:3300円(税込)

 

盃には上質な陶石を使用し、職人がひとつひとつ手作業で仕上げることで、量産品にはない品格や味わいが生まれます。

粋で上品なテクスチャーと造形美が、お酒を飲む前から心を楽しませてくれることでしょう。

手にするとより洗練された美しさが際立つ。

手にするとより洗練された美しさが際立つ。

究極の一杯を楽しむために生まれた蓬莱盃。

「一杯の酒が、蓬莱の地に心を運ぶことを願っています」(太田さん)

夫婦盃(2個セット)

夫婦盃(2個セット)

続いては、白磁に青の濃淡、紅色が鮮やかな〈夫婦盃(めおとはい)〉。

つがいで泳ぐ鯉に夫婦の姿を託してつくられた二対の盃です。

有田の加飾技法を習得した伝統工芸士によって描かれた、2匹の仲むつまじい鯉の姿が印象的!

長く連れ添った夫婦を思い、この盃での晩酌が互いの健康と長寿に導いてくれることを願って製作されました。

材質:磁器 / サイズ:直径65×高さ29ミリ

生き生きとした鯉が泳ぐ図案は2種類。

伝統の色絵と染付が施されている。

箱入り、価格:6600円(税込)

 

蓬莱盃よりも小ぶりの盃で、上品でありながらカジュアルにも使えそう。

カップルや友人同士で気軽にお酒を楽しむときにも重宝しそうです。

産地にとらわれず「肥前」のよさを前面に

形状が決まり、平面の絵柄をどのように落とし込むかを検討しているところ。

形状が決まり、平面の絵柄をどのように落とし込むかを検討しているところ。

今回のプロダクトは、有田の窯元〈藤巻製陶〉とともに開発されました。

青白磁の生産で知られる藤巻製陶は、白磁や青白磁、結晶釉などを使った清涼感のある磁器の製造を行い、その高い成形技術と独自の釉薬技術で知られています。

〈zen to〉の今回のプロダクトは、青白磁の生産で知られる有田の窯元〈藤巻製陶〉とともに開発された。

波佐見、有田を含む肥前の地域は、窯業を営むための好条件が揃っていたこともあり、江戸時代以降は全国でも類を見ない陶磁器の一大産地として栄えました。

ブランドディレクターである阿部薫太郎さんによると、良質な陶石を1300度で焼き上げることを400年続けている肥前だからこそ、その素材や製造技術、加飾技法によって理想の製品づくりが実現できるのだといいます。

職人の手で丁寧に形が整えられる。繊細で華奢な口辺、高台を切削(せっさく)するために高度な技術が必要とされる。

職人の手で丁寧に形が整えられる。繊細で華奢な口辺、高台を切削(せっさく)するために高度な技術が必要とされる。

図案は有田の加飾技法を習得した伝統工芸士によって描かれたもの。窯元や職人がそれぞれに役割を果たすことで分業が成り立つ。

図案は有田の加飾技法を習得した伝統工芸士によって描かれたもの。窯元や職人がそれぞれに役割を果たすことで分業が成り立つ。

zen toプロデューサーの中尾善之さんは、「『zen to』というブランド名は『肥前』という地域全体の名前に由来するように、波佐見、有田、その他産地にとらわれず、活動を続けていくことをミッションとしています。

今回は開発、生産にあたり佐賀県有田の藤巻製陶にサポートいただきました。蓬莱盃と夫婦盃は産地を跨いだ技術の結晶と言えます」と話します。

産地それぞれの伝統技術を結集して生まれた肥前ブランド、zen toのこだわりの酒器。

この機会に多くの方に直に手にとってほしいものです。

伝統技術を結集して生まれた肥前ブランド、zen toのこだわりの酒器。

ひとり静かに嗜む一杯も、夫婦で交わす乾杯もまた格別なもの。

家庭で過ごすひと時を、小さな盃がぐっと豊かなものに演出してくれることでしょう。

販売は3月26日から、オンラインショップまたはセレクトショップ〈ブリック&モルタル〉にて取り扱い中なので、ぜひ覗いてみてくださいね。

information

zen to 

Web:zen to

information

ブリック&モルタル

Web:BRICK&MORTAR

住所:東京都目黒区中目黒1-4-4

営業時間:12:00〜19:00 ※日曜・祝日 18:00 close

定休日:なし

TEL:03-6303-3300

*価格はすべて税込です。

writer profile

Mayo Hayashi

林 真世

はやし・まよ●福岡県出身。木工デザインや保育職、飲食関係などさまざまな職種を経験し、現在はフリーランスのライターとして活動中。東京から福岡へ帰郷し九州の魅力を発信したいとおもしろい人やモノを探しては、気づくとコーヒーブレイクばかりしている好奇心旺盛な1984年生まれ。実家で暮らす祖母との会話がなによりの栄養源。

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