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「防災グッズ」を見直そう! おすすめ最新アイテム7選

  • 2021年8月31日
  • コロカル

こんにちは。「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

この数年、我が家では自然災害による避難が増えています。初めて避難したのは、以前コロカルの記事に書いた2018年。それまで避難なんてしたことがなかったのに、そこからは毎年、年によっては2回も避難しなければならないときもありました。

地球温暖化による気候変動、といってもピンとくる人は少ないかもしれませんが、里山に住んでいると、暮らしのすぐそばに迫る異常気象の影響を肌で感じます。

山の上が雲で真っ白になった糸島の風景写真

山の上は雲で真っ白に。雷も鳴っています。

今、里山で起きていること

この3〜4年、糸島でも異常な雨や台風が続いています。

過去最大級といわれた2020年の台風10号は、九州全体が暴風域になると予想され、普通の家でも「屋根が吹き飛ぶほどの威力」と報道されていました。

我が家も、築80年以上の古民家に残るのは命が危ないと判断し、福岡市内のホテルまで避難。翌朝ハラハラしながら帰宅し、なんとか無事な姿で残ってくれている我が家にひと安心したのでした。

窓や玄関にベニヤ板を打ちつける作業風景写真

窓や玄関にベニヤ板を打ちつけて暴風対策。ストックしておいた廃材が役立ちました(ホームセンターでは売り切れ)。

そして今年8月のお盆は、まるで梅雨のように毎日、雨、雨、雨。外が真っ白になるほどの大雨に、古民家の我が家はついに雨漏りが始まりました。

そして、やはり今年も避難指示が発令。雨漏り対策として家のあちこちにタライやバケツを設置し、カビ対策のために扇風機をマックスにしてから避難しました。

石垣から大量に流れる雨水の写真

石垣から雨水が滝のようにあふれ出して、周りも川のようになっていました。

無事に帰ってはこれたのですが、山の土砂が川に流れ出すので、田んぼが心配です。田んぼに砂が入ると稲に栄養が送られなくなり、お米の育ちに影響するからです。

ちなみに、昨年の7月は月間降水量が平均比の222%と、観測史上最高値になったといわれています。この長雨の影響で、米の収穫量は普段の半分になってしまいました。我が家だけではありません。集落のみんなが同じような状況です。

今年は、なんとか耐えてくれるだろうか……。

地球温暖化の影響で、過去30年で雨量は約10%増!?

雲に覆われた空と、屋根に設置されたソーラーパネルの写真

お盆だというのに、山はすっぽり雲に包まれています。ソーラーパネルも発電できません。

気象庁によると、日本は極端な大雨が増大する傾向にあり、雨量は過去30年で約10%増加しているといわれています。

これら大雨の原因のひとつといわれるのが、CO2排出量の増加による地球温暖化です。気温上昇の影響で海水が蒸発し、大気中の水蒸気が増加。それが降水量の増加につながり、近年の豪雨を引き起こすのではと予測されています。

最近「50年に一度といわれる大雨、多すぎない⁉」と思っていたのですが、実は温暖化の影響で「50年に一度規模の大雨」の発生確率が今では約1.5〜3.3倍まで上昇しているそうです(国立環境研究所のシミュレーションより)。

土砂や雨水をせきとめる、土のう袋の写真

集落のあちこちに設置される土のう袋。土砂や雨水をせきとめます。

これらのデータを見てみても、ここ数年の私の実感としても、環境破壊によって起こる災害は、もはや遠い国の出来事ではありません。私たちのすぐ近くで起こっていることです。

「地球温暖化」というと、とても大きな問題のように見えますが、ひとりひとりが行動を変えれば、大きな変化につながっていくはず。この集落や今の暮らしを守るためにも、環境に負荷をかけない暮らしをもっと広めていきたいと強く思いました。

台風一過の糸島の海でサーフィンをする人、きれいな夕焼けの写真

台風のあとは、海にサーファーが集まります。

この機会に発電&防災グッズをアップデートしよう!

7〜10月は台風や豪雨のシーズン。防災対策として、エコ活動として、小さな「おうち発電」を始めてみませんか。

我が家では、アウトドアでも使える“発電系”の防災グッズを普段から活用しています。というのも、家庭におけるCO2排出量の約半分は「電力」といわれているからです。自家発電はCO2排出量削減・地球温暖化防止につながり、さらに防災対策もできて一石二鳥なアプローチなのです。

まずは自分のスマホのエネルギー自給からでも、始めるきっかけになったらうれしいです。

それでは、我が家の発電&防災グッズを紹介しますね。

モバイル太陽光パネル、ソーラーランタン、ヘッドライトの写真

めっちゃ年季入ってるモバイル太陽光パネルですが、現役でがんばってくれてます。ソーラーランタンも折りたためばこんなに小さく。

■モバイル太陽光パネル

1日太陽光に当てていれば、スマホの充電はばっちり。私のは5年くらい前に買ったものですが、最新式はスマホを3台同時に充電できるパネルでも10000円前後とお手頃かつ、以前より軽くなって高効率。すごいなー! 

■ヘッドライト

我が家の太陽光発電からもスムーズに充電できる、防水対応のUSB充電式ヘッドライト。LEDライトなら少量のエネルギーでかなり明るい光になります。両手が空くので作業にもぴったり。日頃から愛用しています。価格は2500円程。

■スマホの防水・防塵ケース

電話、メール、インターネット、カメラ、ラジオ、ライト……さまざまな機能がひとつにまとまったスマホ。非常用にあれこれ用意するよりも、スマホ1台きちんと使える状態にしておくと安心です。雨に濡れても大丈夫な防水ケースは必需品。

▶非常用防水ケース

水に浮く防水ケースなら、水中に落とすことがあっても安心。価格は2000円程度。

▶日常使いの防塵防水ケース

日頃から愛用している防水ケースがこちら。価格は2000円程度。手に持つとちょっとゴツいので、多少の使いづらさはありますが、もうこれなしでは田舎暮らしできない!

■ソーラーランタン

夜間のお庭でのピザパーティーの様子。ソーラーランタンのオレンジ色の光が空間を演出している写真

ピザパーティーにて。右側のテーブルにあるのがソーラーランタン。やさしい光が空間を演出してくれます。

空気を入れて膨らませるので、収納は省スペース。ライトとしてもなかなかおしゃれなので、庭でのバーベキューや、ピザパーティーのときなどに活用しています。太陽光発電のみのランタンは軽くて丈夫だけど充電に時間がかかるので、すぐに使いたい人はUSB充電が一緒になっているもののほうが便利かも。価格は両方とも3000円前後といったところ。

▶太陽光発電のみのソーラーランタン

▶USB充電ができるソーラーランタン

■モバイルバッテリー

充電コード、ソーラーパネル、LEDライトつきで、最大4台同時に充電可能。ワイヤレス充電にも対応しており、価格帯は3000〜4000円強。バッテリー容量もたっぷりで、iPhoneなら7〜12回ほど充電できます。搭載されているソーラーパネルでの充電もできるけど、あくまで非常用かな? という感じです。LEDライトもついて、防塵防水。非常時のモバイルバッテリーとしてはかなり優秀!

■蓄電池 ポータブル電源

蓄電池ポータブル電源にスマホをつないで充電している写真

スマホのワイヤレス充電ができるので、iPhoneも複数同時に充電可能。めっちゃ便利です。

我が家では日中太陽光で自家発電した電気をこちらにため、スマホやPCの充電に充てています。使ってみると、スマホを置くだけのワイヤレス充電が手軽ですっごく便利! 軽くて持ち運びも簡単だし、LEDライトもついているので非常用にもばっちり。お値段も30000円内と、ほかのメーカーに比べて安いので、おすすめです。

■防災リュック

ひとつひとつ揃えるのが大変! という方に便利なのが、防災士が監修した、防災グッズ33点入りのリュック。お家にひとつあると安心です。価格帯は4000円弱といったところ。

今回新たに調べてみると、今使っているものよりも多機能なアイテムがたくさん出ていて驚きました。防災グッズも、発電グッズも、日々進化しているので、我が家でもあらためて防災アイテムのアップデートをしていこうと思います。

青々とした糸島の棚田で草とりする様子

雨の合間に棚田の草とり。

そして、この記事を書いている最中も、糸島はまだまだ雨が続いています。土砂災害は、雨がたっぷり降ったあとに発生することもあるので、まだまだ気が抜けません。今年はもう、避難したくないぞーーーー!!! 無事に切り抜けられますように。

みなさまもどうかお気をつけてお過ごしくださいね。

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いとしまシェアハウス

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CHIHARU HATAKEYAMA

畠山千春

はたけやま・ちはる●新米猟師兼ライター。3.11をきっかけに「自分の暮らしを自分でつくる」活動をスタート。2011年より鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得、狩猟・皮なめしを行う。現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉を運営。2014年『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎)。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。ブログ:ちはるの森

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