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尾道・瀬戸田の世界に通じる新たな食のカルチャーハブ〈SOIL SETODA〉

  • 2021年4月30日
  • コロカル

〈SOIL SETODA〉

旅行者・地域住民が集う「まちのリビングルーム」

先日ご紹介した〈Azumi Setoda〉や〈yubune〉など、新たな盛り上がりをみせ、注目を集める尾道・瀬戸田。

そんな瀬戸田の玄関口・瀬戸田港から徒歩1分の場所に、この春、また魅力的なカルチャースポットが誕生しました。その名も、〈SOIL SETODA(ソイル 瀬戸田)〉。

〈SOIL SETODA KURA〉の外観。

〈SOIL SETODA KURA〉の外観。

〈SOIL SETODA LIVING〉のテラス。

〈SOIL SETODA LIVING〉のテラス。

〈SOIL SETODA〉

〈SOIL SETODA〉のある一帯。

瀬戸田の「しおまち商店街」活性化プロジェクトの一環で、地域の魅力を体験できる「まちのリビングルーム」として機能する複合型施設です。

築140年の蔵をリノベーションした〈SOIL SETODA KURA〉とその向かい側に新築された〈SOIL SETODA LIVING〉で構成されている〈SOIL SETODA〉。

江戸時代末期に豪商「三原屋」によって建てられた築140年の蔵をリノベーションした〈SOIL SETODA KURA〉、その向かい側に新築された〈SOIL SETODA LIVING〉によって構成された同館。

薪火料理のカジュアルな食堂〈Minatoya(ミナトヤ)〉、ポートランド発の〈Overview Coffee(オーバービューコーヒー)〉、アクティビティセンター、ゲストルーム、ラウンジスペースを兼ね備え、旅行者と地域住民の交流を促し、地域全体に“人を通じた賑わい”の創出を目指していくといいます。

ローカルとは思えぬほど洗練されたコンテンツ。並々ならぬポテンシャルを感じさせますね。

地域食材を使ったモダン食堂や、日本初上陸のサステナブルなコーヒーショップ

〈Minatoya〉

〈Minatoya〉

〈SOIL SETODA LIVING〉1階にある〈Minatoya〉は、地域食材に光を当て、その魅力を再発見することを目的につくられたまちの食堂。

アラ出汁のお粥。

アラ出汁のお粥。

地元農家や漁師らから仕入れた旬の食材を用い、その可能性を最大限に引き出した季節のメニューをはじめ、「瀬戸内産のフレッシュチーズと焦がし塩レモン」、「ローズマリーとレモンの長時間発酵フォカッチャ」、「醤油粕のカルパッチョ」などの定番メニューを展開しています。

「極力地域食材を用いて、四季よりも細かい単位で食材を丁寧に選び、提供するスタイルの食堂を目指しています」と〈SOIL SETODA〉ジェネラルマネージャーの鈴木慎一郎さん。

〈Minatoya〉のロゴ。

〈Minatoya〉のロゴ。

食材の宝庫としても名高い瀬戸田。ここで、どのような食の化学変化が起こるのか期待に胸が高鳴ります。

瀬戸田の美しい景色を見渡すことができるプライベートルーム。

瀬戸田の美しい景色を見渡すことができるプライベートルーム。

〈SOIL SETODA LIVING〉プライベートルーム。

〈SOIL SETODA LIVING〉プライベートルーム。

〈SOIL SETODA LIVING〉2階には、ワークデスクやクローゼットを備えるプライベートルーム4室を用意。生活・仕事・旅のスタイルを問わず、短期から中長期滞在まで対応可能な機能を完備。今後は、サイクリストなどが気軽に宿泊できるシングルユースにも対応したり、ワーケーション向けの長期滞在プランも展開される予定です。

ライフスタイルの多様化が進む今日この頃。〈SOIL SETODA〉で1年のうちの数か月を過ごすという選択も、頭の片隅に入れておいてもよさそうです。

〈SOIL SETODA LIVING〉ラウンジスペース。

〈SOIL SETODA LIVING〉ラウンジスペース。

〈SOIL SETODA LIVING〉1階には、フリーwifi、電源完備の誰もが自由に利用できるフリースペース。今後、ワークショップの開催や映画の上映なども計画されています。

〈SOIL SETODA KURA〉観光案内所。

〈SOIL SETODA KURA〉観光案内所。

〈Overview Coffee〉

〈Overview Coffee〉

一方、〈SOIL SETODA KURA〉には、瀬戸田レモンの収穫体験や料理教室、マリンアクティビティなど瀬戸田の魅力を体験できるツアーを申し込める観光案内所、プロスノーボーダーで、環境保護に情熱を燃やすパタゴニア・アンバサダーのAlex Yoder(アレックス・ヨーダー)が手がける〈Overview Coffee〉が。

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〈Overview Coffee〉は日本初出店で、地球温暖化の抑制に対して最も効果的な農法と言われるリジェネラティブ オーガニック農法によって生産された豆を専門にしたコーヒーブランド。環境再生型思考の〈Overview Coffee〉と〈SOIL SETODA〉の目指す食文化やエネルギー循環比率を高める地域づくりの思想が合致したことから、出店する運びとなったといいます。

SDGsをはじめ、サステナブルな思想が普及し始めた近年。〈Overview Coffee〉は、その文脈において注目度の高いコーヒーショップではないでしょうか?

ちなみに、〈Minatoya〉と〈Overview Coffee〉は、しおまち企画の親会社〈Insitu Japan〉と同館のクリエイティブディレクションを担当した〈Terasu〉の合弁会社〈terrain〉が手がけた初のプロジェクトです。

〈terrain〉は、その土地の風土を「食」の観点から引き出すべく、作り手から消費者までを巻き込んだコミュニティを創出し、後世に残すことを目的に作られた会社で、〈SOIL SETODA〉の地域食材に光を当て、価値向上を目指す、農家と連動し、地域の循環を促すという視点に共鳴し、タッグを組むことになったといいます。

今後〈SOIL SETODA〉では、農作物の収穫体験や、発生したごみの堆肥で栽培した野菜を販売したり、全国各地の有名シェフを招いたポップアップイベントを開催。

地元の豊富な資源を活かし、「食の循環を促す施設」として、地域内で広くエネルギー循環を行うハブを目指していくのだそう。

瀬戸田の美しい自然。

瀬戸田の美しい自然。

地域内外から力を集め、世界のローカルとして新たな光を放ちつつある瀬戸田。そのハブである〈SOIL SETODA〉は、日本最先端のローカルのかたちとして見逃すわけにはいかないでしょう。

information

SOIL SETODA

SOIL SETODA LIVING

住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田257

SOIL SETODA KURA

住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田254-2

Web:SOIL SETODA ウェブサイト、SOIL SETODA Instagram、しおまち商店街 オフィシャルサイト

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

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