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『テオ・ヤンセン展』風を食べて動く生命体に〈サンドーム福井〉で出会う

  • 2019年10月22日
  • コロカル

〈アニマリス・オルディス・クォータス〉帆部分に越前和紙が使われている〈ストランドビースト〉。地質時代にならい、ビーストの特徴と誕生時期にあわせてこのように名付けられました。頭の「アニマリス」は、英語で動物を意味する「animal」とラテン語で海を意味する「Mare」を組み合わせたヤンセンの造語。

テオ・ヤンセンと越前和紙、初のコラボレーション

無数の足がシンクロするように滑らかに動く、生き物のようなアートピース〈ストランド(砂浜)ビースト(生命体)〉。CMなどで、皆さん一度はお目にかかったことはあるかと思います。ですが、実際に見たことはありますか? インスタにあげるなら動画であげたい……! そんな光景が広がっています。

黄色いプラスチックチューブでできているため、非常に軽く、風を受けると簡単に前へ進むのです。

テオ・ヤンセン1948年生まれ。オランダはスフェベニンゲン出身。デルフト工科大学にて物理学を専攻後、画家に転向。新聞に寄稿したコラム記事『砂浜の放浪者』をきっかけに〈ストランドビースト〉を生み出す。「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称され、芸術と科学の融合した作品を作り続けている。

テオ・ヤンセンは、1948年生まれ。オランダはスフェベニンゲン出身。デルフト工科大学にて物理学を専攻後、画家に転向。新聞に寄稿したコラム記事『砂浜の放浪者』をきっかけに〈ストランドビースト〉を生み出しました。「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称され、芸術と科学の融合した作品をつくり続けています。

もともとオランダの海面上昇問題を解決するためにアーティストのテオ・ヤンセンによって生み出された〈ストランドビースト〉。現在は歩行はもちろん、方向転換や危険察知などの機能を備え、初期モデルもよりかなりレベルが上がっているのだそうです。

そんな〈ストランドビースト〉の過去から現在までのモデル、そして越前和紙とコラボレーションした作品が登場する〈テオ・ヤンセン展 in ふくい〉が、現在サンドーム福井で開催されています。

会場展示風景。広々とした空間に並ぶ〈ストランドビースト〉は圧巻。

会場展示風景。広々とした空間に並ぶ〈ストランドビースト〉は圧巻。

このように、巨大な〈ストランドビースト〉が会場に15作品も出現します。

このように、巨大な〈ストランドビースト〉が会場に15作品も出現します。

本展は日本初となるドーム会場での展示会。会場には〈ストランドビースト〉15作品が展示され、実際に動く巨大な姿を間近で見ることができます。

また、通常パラシュート生地の帆部分を越前和紙で制作した、この展覧会のみの公開となる作品2体が登場。

広々としたサンドーム福井で、〈ストランドビースト〉がそれぞれ展示される姿はなかなかの迫力です。〈ストランドビースト〉と越前和紙が、どのように交わり、実際にかたちとなって動くのかにも注目したいですね。

福井の伝統工芸品が大集合! 〈Craft exhibition〉も同時開催

クラフトマルシェの様子

クラフトマルシェの様子

そして〈テオ・ヤンセン展 in ふくい〉とともに、福井の伝統工芸を幅広く紹介する〈Craft exhibition〉も同時開催されています。

越前和紙をはじめ、漆芸、越前箪笥などの伝統工芸の技術を用い、新たな分野、素材、表現のコラボレーション作品が登場します。

左・武田司、右・三田村有純(ともに日本)

左・武田司、右・三田村有純(ともに日本)

越前和紙と世界の漆芸のコラボレーションによる作品が展示される〈国際漆芸展〉では、日本やスペイン、ハンガリー、ロシア、ドイツなど10か国1地域から第一線の漆芸家36名による作品が集結。福井からも5名が出展し、それぞれの国の文化が光る、多種多様な越前和紙に表現された漆作品が会場に並びます。越前箪笥の技術で組まれた額装にも要注目です。

〈「女性作家の創る漆装身具」15人展〉では、国内で活躍する新進気鋭の若手女性漆芸作家15人による作品を展示・販売。福井県からも3名が出品し、漆ならではの温かみと麗しさを併せ持った、個性溢れる漆アクセサリーが登場します。

ワークショップの越前打刀物

ワークショップの越前打刀物

工芸セレクトショップの様子

工芸セレクトショップの様子

そのほか、越前箪笥の老舗と国内遊具トップメーカーがコラボした屋内遊具や、伝統工芸のワークショップ、はたまた福井県を代表するキャラクター〈はぴりゅう〉の越前焼バージョンの登場も。福井の伝統工芸の今を、ぜひ感じてみてください。

イベントやワークショップの情報はこちらに記載されていますので、会場に足を運ぶ前に必ずチェックを。

information

テオ・ヤンセン展 in ふくい × Craft exhibition

会期:2019年10月27日(日)まで※会期中無休

時間:10:00〜17:00 ※最終入館は16:30

会場:サンドーム福井

住所:福井県越前市瓜生町5-1-1

料金:一般 1,000円、大学生 800円、団体 800円/名

※一般有料者が20名以上の場合

※Craft exhibitionは入場無料

Web:https://theojansen-fukui.jp/

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

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