サイト内
ウェブ

地域の自慢のひとつ! わたしのまちを象徴する 花や植物

  • 2019年6月28日
  • コロカル
今月のテーマ 「わたしのまちを象徴する、花や植物」

奈良時代の末期に成立したという『万葉集』の3分の1は“植物”を詠んだ句であるほど、日本人は遠い昔から草花や木々に関心をよせ、愛でてきました。

また、南北に長く、地域によって風土も気候もさまざまな日本には、その土地ならではの花々や、そこにしか生息しない植物も多く見られます。

住む場所が変われば、これまで身近にあった花が見当たらなかったり、逆に、今まで見たことのないような感動的な植物に出合えたり。そんな楽しみを見いだしてみるのも、乙なもの。

今回は、日本各地のIターン者の皆さんに、移住先で発見した、地域を象徴する花や植物を紹介してもらいました。

【島根県隠岐の島町】 固有種のオキシャクナゲ守るため、●●を開発!

〈ユネスコ世界ジオパーク〉に認定されている隠岐では、不思議な植生を身近で見ることができます。町花の「オキシャクナゲ」も、隠岐で生まれた不思議な固有種のひとつ。散歩中や、山登りの最中に、かわいいピンク色で目を楽しませてくれます。

葉が小さく丸みを帯び、花びらが7枚あるのがオキシャクナゲの特徴。シャクナゲの多くは高山植物ですが、オキシャクナゲは日本で最も低地に自生しているそうです。

葉が小さく丸みを帯び、花びらが7枚あるのがオキシャクナゲの特徴。シャクナゲの多くは高山植物ですが、オキシャクナゲは日本で最も低地に自生しているそうです。

そんなオキシャクナゲを一望できるのが、島の北西、五箇地区にある〈村上家隠岐しゃくなげ園〉です。約1万株の花が満開になると、それはそれは圧巻。

しかし園主さんもご高齢になり、維持管理が大変なのだそう……。後継者もいない状態で、今後どうなるのか、地域からも不安の声が上がっていました。

終わりかけの花を摘むと翌年もきれいな花を咲かせるのだそう。ひとつひとつ手で摘んでいくのは大変な作業です。

終わりかけの花を摘むと翌年もきれいな花を咲かせるのだそう。ひとつひとつ手で摘んでいくのは大変な作業です。

そこで立ち上がったのが、地域おこし協力隊の先輩でもある吉田さん。オキシャクナゲのエキスを抽出してつくった〈OKI*HANA フェイシャルソープ〉を企画・販売し、売上の一部をオキシャクナゲを守る活動に充てています。

毎年GWに同園で開催されるしゃくなげ祭や、島内各所のお土産屋さんなどで販売。現在までに50万円以上を売り上げているとのことです。

オキシャクナゲのエキスは、お肌にハリを与えて整える効果があるとのこと。きめ細やかな泡立ちで気持ちがよく、私も愛用中。

オキシャクナゲのエキスは、お肌にハリを与えて整える効果があるとのこと。きめ細やかな泡立ちで気持ちがよく、私も愛用中。

太古の昔に大自然が生んだ美しい花を、私たちの代まで受け継いでくれた先人の想い。それを含めて後世まで残す――。ロマンを感じる活動だと思いませんか?

information

OHANA工房

住所:島根県隠岐郡隠岐の島町北方1535

TEL:08512-5-2083

オンラインショップ:https://www.oki-ohana.com/

photo & text

五十嵐杏美 いがらし・あみ

平成2年生まれ。元ギャルの島ガール。2017年3月末、東京から島根県隠岐の島町へ移住し、現在は地域おこし協力隊として活動中。移住のテーマは、【自然との共生】と【丁寧な暮らし】。四季の移ろいのなかで豊かに生きる術を学び中。また、自分らしく生きることを探求するためにヨガとアーユルヴェーダを学んでおり、同時に広める活動も行っている。

【長崎県西海市】 高級フルーツ「ビワ」が、食べ放題!?

日本一の生産量を誇る、長崎県の特産品「ビワ」。長崎市・茂木(もぎ)が産地として有名ですが、私が暮らすまち・西海市も、海がすぐそばにあり、年間を通して温暖な気候のため、ビワの一大産地となっています。

露地ビワの旬は5〜6月。ビワ農家さんは大忙しの季節です。

露地ビワの旬は5〜6月。ビワ農家さんは大忙しの季節です。

そんなビワの実、品種や出荷時期によってはひと玉500円前後(!)なんてこともあり、贈答用などの“高級フルーツ”といったイメージもありますよね。ところがこちらでは、道端や庭先に植えられていたり、山の中に自生していたりして、どこにでもある身近な果物として親しまれています。

6月。まちを歩けば、あちこちにオレンジ色の実が。鳥に食べられる前に、早い者勝ち!

6月。まちを歩けば、あちこちにオレンジ色の実が。鳥に食べられる前に、早い者勝ち!

売り物に比べるとちょっぴり小ぶりで不格好ですが、意外とおいしいんです。

売り物に比べるとちょっぴり小ぶりで不格好ですが、意外とおいしいんです。

実のおいしさもさることながら、地元のお母さんたちは、種を焼酎に漬けて塗り薬のように使ったり、葉を煎じてお茶にしたり、はたまたお風呂に入れたり。

“薬草薬木の王様”ともいわれるビワを、頼れるお医者さんのように使いこなしているのでした。

photo & text

橋本ゆうき はしもと・ゆうき

長崎県出身。これからの社会や暮らしについて考えるフリーペーパーの発行や、地元タウン誌の編集長などを経て、2016年よりフリーで活動。現在は長崎県西海市に移住し、より地域に密着しながら、豊かな暮らしのあり方を模索中。

photo & text

Ami Igarashi, Yuuki Hashimoto

五十嵐杏美/橋本ゆうき

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright © Magazine House, Ltd. All Rights Reserved.