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ポートランドやロサンゼルスへ旅して感じた、“外の人視点”とは?

  • 2019年1月28日
  • コロカル
離れてみてわかる、小豆島暮らしの良さ

アメリカ西海岸の旅から戻り、すっかりいつもの日常を過ごしています。いつもの畑、いつものごはん、いつもの仲間。あー、日常ってなんて愛おしいんだろうとあらためて小豆島暮らしの良さを感じる日々です。

この日常の愛おしさ、日常の魅力ってなんで忘れてしまうんでしょう。たった半月、小豆島から離れただけで、小豆島ってほんとにいいところだなぁとあらためて感じています。

アメリカのポートランドに着いた日。滞在するAirbnbのホストが空港まで迎えにきてくれました。

アメリカのポートランドに着いた日。滞在するAirbnbのホストが空港まで迎えにきてくれました。

アメリカ滞在最初の夜。いつもの暮らしとは違って、夜にまちを歩く楽しさに興奮。

アメリカ滞在最初の夜。いつもの暮らしとは違って、夜にまちを歩く楽しさに興奮。

小豆島暮らし7年目にもなると、最初は新鮮だったことがどんどん普通になっていきます。

波のない穏やかな瀬戸内海。その海に沈む夕陽。すぐそばにある山々。島でつくられてる醤油やそうめん、オリーブオイルなどの食材。畑仕事をする島の人々。それから、この島には温泉もある(最近行ってないなぁ)。

これって、普通じゃない! 当たり前じゃない!世界から見たらこんな場所、なかなかないんじゃないかと思います。日本の中で探しても同じような場所はそんなにたくさんない気がします。

ポートランドでの最初の朝ごはんは、〈Seastar Bakery(シースターベーカリー)〉で。

ポートランドでの最初の朝ごはんは、〈Seastar Bakery(シースターベーカリー)〉で。

お店の真ん中にある大きな窯で焼かれたパン、その上に同じく窯焼きの目玉焼きだったりスクワッシュ(かぼちゃ)だったりをのせたすごくシンプルなメニュー。パンの小麦、野菜の味がしっかり感じられておいしかった。

お店の真ん中にある大きな窯で焼かれたパン、その上に同じく窯焼きの目玉焼きだったりスクワッシュ(かぼちゃ)だったりをのせたすごくシンプルなメニュー。パンの小麦、野菜の味がしっかり感じられておいしかった。

うちにも窯が欲しくなるなぁ。窯焼き野菜したい。

うちにも窯が欲しくなるなぁ。窯焼き野菜したい。

この日常の魅力をいつも忘れないようにするためには、“外の人視点”を常に持っていたらいいと思うんです。

私たちは長い時間(といってもたった半月!)島から離れて、違う文化の中で過ごしていたので、外の人視点が少し復活しました。だから久しぶりに島に帰ってくるとき、船に乗って瀬戸内海を渡ったのですが、穏やかな海、その海のところどころに浮かぶ島々を見て、なんて美しい風景なんだろうと思いました。あ、気持ちの半分くらいは懐かしさだったのですが。

外の人は、住宅街を歩くだけで楽しい。バークレーにて。

外の人は、住宅街を歩くだけで楽しい。バークレーにて。

広大な畑。これ全部イチゴ。どうやって収穫するのか謎。小豆島にあるイチゴ農家さんのハウスと比べるともう違う作物なんじゃないかと感じる。

広大な畑。これ全部イチゴ。どうやって収穫するのか謎。小豆島にあるイチゴ農家さんのハウスと比べるともう違う作物なんじゃないかと感じる。

あれからまだ1か月も経ってないのに、その復活した外の人視点はもう薄れつつあります。あー、消えないで(笑)。外の人フィルターがあれば、日常を楽しめる。これはお得! だってなんでもない普通の毎日が楽しくなるんだから。

スーパーには野菜が盛りだくさん並んでました。日本と違って野菜が小分けされてなくて(ビニールに入ってない!)、ほとんどが量り売りでした。

スーパーには野菜が盛りだくさん並んでました。日本と違って野菜が小分けされてなくて(ビニールに入ってない!)、ほとんどが量り売りでした。

ベルトコンベアー式のレジもワクワクしますね。ちょっといつもと違うだけで楽しい。

ベルトコンベアー式のレジもワクワクしますね。ちょっといつもと違うだけで楽しい。

リアルに外の人として旅してきたアメリカは、それはそれは刺激的でした。たくさんのことが新鮮だったから。そしてたくさんのことをいいなと思えたから。

スーパーに山盛りに並ぶビニールに入ってない野菜。広大な大地、そこで放牧される牛や馬。開放的なカフェの外席。古いものを楽しく売るリサイクルショップ。自分たちの思いがあふれてるコーヒー屋。夕暮れの海岸を散歩する人たち。

まさにこういう視点でいつもの暮らしを楽しめたらいいんですよね。

ロサンゼルスにあるベーカリーカフェ〈Gjusta〉。とにかくお店の活気がすごかった。次から次へとお客さんが来て、どんどん注文されて、食べものが運ばれて。

ロサンゼルスにあるベーカリーカフェ〈Gjusta〉。とにかくお店の活気がすごかった。次から次へとお客さんが来て、どんどん注文されて、食べものが運ばれて。

お客さんの数も多かったけど、スタッフもたくさんいました。活気があるっていい!

お客さんの数も多かったけど、スタッフもたくさんいました。活気があるっていい!

そういえば、NYタイムズが「2019年に行くべき52か所」を紹介する中で、「瀬戸内の島々」が7位に選ばれたそうです。外の人たちは瀬戸内の魅力にしっかり気づいているんですよね。

過ごしやすい気候のカリフォルニアでは、すてきな外席があるカフェが多かった。

過ごしやすい気候のカリフォルニアでは、すてきな外席があるカフェが多かった。

2019年は、4回目となる〈瀬戸内国際芸術祭〉が開催されます。きっと世界中からたくさんの人が島を訪れると思います。島で暮らす私たちは、外から来てくれる人たちをやさしく出迎え、自分たちが暮らす場所のすばらしさ、魅力をたくさん伝えられたらいいなと思います。

information

HOMEMAKERS 

住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1

営業時間:金曜、土曜のみ 11:00〜17:00(L.O. 16:00)*冬季休業

http://homemakers.jp/

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。http://homemakers.jp/

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