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『ラ・ラ・ランド』監督は本物の天才 新作の出演者が語る

  • 2019年1月13日
  • シネマトゥデイ

 『セッション』『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督の新作映画『ファースト・マン』(2月8日公開)に出演しているイギリス人女優クレア・フォイが昨年イタリアで開催された第75回ベネチア国際映画祭の期間中にインタビューに応じ、役作りや本作の撮影、そしてデイミアン監督の「天才」ぶりについて語った。

 人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)の知られざる姿を描いた今作でニールの妻ジャネットを演じたクレア。ジャネットへの思い入れは相当で、「ジャネットは宇宙飛行士と結婚したのではなく、ニールという一人の男を愛し、結婚したのです。彼女はいつだって宇宙飛行士の妻という扱われ方には戸惑っていたと思います」とジャネットの内面について説明する言葉が力強かった。

 オーディションを経て起用されたクレアが正式な出演オファーを受けたのは『ラ・ラ・ランド』がヒットを記録し、賞レースなどを席巻している時だった。プレッシャーはあったのだろうか。「デイミアン監督と一緒に映画を作れるという喜びが一番大きかったです。彼は映画監督として成熟していて完成された人だと思います。もし『ラ・ラ・ランド2』を作るって言われていたらプレッシャーだったかもしれないけれど」。

 33歳という若さで誰もが認める作品を生み出すデイミアン監督はやはり特別なよう。「とても聡明で才能にあふれた監督です。……ずばり『天才』なんです。本物の『天才』。彼は自分の本能のままに動いていて、彼がやることは彼しかできないと思わせることばかり。とんでもない映画監督だと思うわ。一緒に仕事をしてそれがわかりました」。

 「映画の撮影現場を引っ張っていく力があり、自分が何を撮りたいかが彼は完璧にわかっています。物語を読む力もあって、それを自分なりの見方をして自分だけのものをつくりだす。それは物語を読んでそのまま作るという作業と比べて非常に難しいことよ。彼がどうやってそんな作業をしているのか私にはわからないけど、彼が天才だということはわかるわ」。

 そんな天才監督からは「どうやってジャネットを演じてほしいか具体的な指示はなかった」そう。「彼は俳優を信頼しているんです。デイミアン監督は俳優が、担当する役のエキスパートになることを求めていて、そのデイミアン監督の思いに応えるのが私たち俳優の仕事でした。彼は役を導くことはあっても必要なこと以外は言わない監督なんです」と明かすクレアの言葉から、彼女自身の女優という仕事への向き合い方と誇りを感じた。(編集部・海江田宗)

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