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冤罪から救うエキスパートたちを追ったドキュメンタリー、製作経緯を監督が明かす

  • 2018年6月14日
  • シネマトゥデイ

 映画『メタリカ:真実の瞬間』『パラダイス・ロスト(原題) / Paradise Lost』シリーズなどを手掛けたジョー・バーリンジャー監督が、新作ドキュメンタリーシリーズ「ロング・マン(原題) / Wrong Man」について、弁護士ロナルド・クービー氏、エリカ・サシン共同監督と共に、5月30日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、何十年も刑務所に入っていた冤罪(えんざい)を主張する3人の受刑者エヴァリスト・サラス、カーティス・フラワーズ、クリストファー・タップに焦点をあて、バーリンジャー監督が集めたエキスパートのチーム、弁護士、犯罪捜査官、検察官、私立探偵、審問者、リポーターなどがあらゆる角度で再調査し、3人の受刑者が起こしたそれぞれの事件の真相を立証していくドキュメンタリー。

 『パラダイス・ロスト(原題)』シリーズで冤罪を主張する人々を描いてきたバーリンジャー監督は、「約20年かけて3作の長編ドキュメンタリーを手掛け、粘り強くあの裁判を追った、そんな撮影体験から、今作のアイデアが浮かんだんだ」と明かす。同作によって、多くの人々(冤罪を主張する犯罪者やその家族、あるいはガールフレンド)が、手紙などを通して接触してくれたそうだ。一方で、その(送られてきた手紙に書かれた)全ての事件を、フィルムメイカーだけで映画化することは不可能だったという。「だから、それぞれのフィールドのエキスパートのチームを集めて調査をさせて、僕ら(共同監督)がそれを追うことにしたんだ」と製作経緯を明かした。

 各フィールドで活躍するエキスパートを集めたことについては、「もちろん、彼らエキスパートを見ていて、観客がそれぞれに興味を持ってくれるのは大切だけれど、それと同様に彼らのケミストリーも重要だと思ったんだ」とバーリンジャー監督。彼らは、さまざまなバックグラウンドを持ったエキスパートであり、どんなアイデアを持ち込んでくるかわからなかったため、実際に、一堂に会するまでどうなるかはわからなかったと当時を振り返った。そのため、まずはSkypeで話をして、精力的で、見ていて興味深い人物を選択したそうだ。結果、彼らがお互いの能力を試しながらグループとして活動していたことが一番の驚きだったと明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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