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かつては大人気駅!今は「たぬき駅長」がお出迎え!

  • 2018年11月30日
  • 珍鉄

「五郎」。これ、人の名前じゃありません。なんと駅名なんです。

ー愛媛県・JR予讃線ー(Ehime Pref.・JR Yosan Line)

愛媛県にあるこの五郎(ごろう)駅は、肱川沿いの静かな集落にある駅舎のない片面ホームだけの小さな駅です。

さてこの駅、ホームに立つと目の前に線路の敷かれていないもう一本のホームがあります。
実は、かつてはこの駅から内子線が分岐していて、内子町の内子駅とを結んでいたんです。その当時に内子線列車が発着していたホームが今でも残っているんです。
その内子線も昭和61年3月に新線に切り替えられて五郎駅からの分岐は廃止され、その後駅舎と交換設備も撤去されて現在のようなさびしい駅になってしまいました。

でも、こんな駅でも過去には大フィーバーだったこともあるんです。
駅員さんもいた昭和50年頃、駅名が「五郎」だったため、当時人気絶頂だったアイドル野口五郎のファンがこの駅の入場券をこぞって買い求めたんです。すぐに在庫がなくなり、高松の印刷局へ何度も追加発注したそうですよ。

ブームが去り、すっかり静かになってしまったこの駅ですが、現在では、駅周辺にタヌキが現れることをアピールし、観光列車「伊予灘ものがたり」の通過時には近くの住民が着ぐるみを着て「たぬき駅長」としてホームで列車の見送りを行っているんです。
こんな歓迎を受けると、こちらもついつい笑顔になってしまいますね。

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