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木材に包まれている駅!厳島神社と深い関わりが!

  • 2017年7月11日
  • 珍鉄

きれいな駅舎や駅前広場のある広電廿日市(ひろでんはつかいち)駅は、広島市内と宮島とを結ぶ路面電車・広島電鉄宮島線の駅です。JRの廿日市駅とは約150メートル離れています。

ー広島県・広島電鉄ー(Hiroshima Pref・Hiroshima Electric Railway)

現在の駅舎や駅前広場が整備されたのは平成25年8月。路面電車の駅にしてはちゃんとした駅舎があり、駅前からホームまでフラットなバリアフリー仕様です。待合室・トイレもあり、駅前にやってくるバスの待合所としての役割も果たしているんです。

さて、この駅舎には木材が多用されていますが、これにはちゃんと意味があって、「木工のまち」をアピールしているんです。
鎌倉時代の初期、厳島神社が火災で焼失してしまいました。そこで厳島神社や大鳥居の再建・修復のため、対岸の廿日市に多くの大工職が住んだことから、木工業がさかんになったのです。
明治時代になってからは、木工玩具の製造がさかんになりました。大正10年に作られたけん玉は、現在の形のものとしては日本で初めてのもので、なんと廿日市は「けん玉発祥の地」なんです。昭和40年台のけん玉ブームのときには、そのほとんどが廿日市製だったそうですよ。

ところで、廿日市という地名はいうまでもなく「毎月20日に市が開かれていたから」なのですが、なぜ20日なのでしょう?
厳島神社で行われる毎年三、六、九月の祭礼の最終日がいずれも20日だったので、祭礼時の出店の売れ残りを廿日市に住む大工職の生活物資として20日に市を開いて売りさばいたというわけです。
廿日市は厳島神社と深い関わりのある地区なのですね。

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