サイト内
ウェブ

モンベルの新作テーブルが“頭良すぎ”とのタレコミ。早速ディテールを調査!

  • 2019年9月5日
  • CAMP HACK

キャンプサイトの主役と言えばアウトドア用テーブル。自分の好みに合った、それでいて使い勝手と収納性といいものを愛用したいですよね。今回注目するのは、あのモンベルが満を持してリリースした「マルチ フォールディング テーブル」。はたしてどんなテーブルなのか、現物を使ってレポート!

記事中画像撮影:筆者

モンベルから有能そうなテーブルが登場!

出典:モンベル
モンベルが待望のキャンプ用テーブルをリリースしました。その名も「マルチ フォールディング テーブル」(写真右)と「マルチ フォールディング テーブル ワイド」。商品名にある「マルチ」が、多機能であることを予感させます。

モンベルの製品といえば、軽量でコンパクト収納ができ、品質的にも高クオリティという印象がありますよね。このテーブルにも期待が持てます。

というわけでさっそく「マルチ フォールディング テーブル ワイド」の現物を入手! 天板サイズはW112.5×D70cm。ファミリーキャンプによさそうな、ほどよい大きさです。

はたして「さすがモンベル!」というテーブルなのかどうか、機能と使い勝手をレポートしていきますよ。


実際に組み立ててみた

収納状態をチェック


専用の収納袋が付属します。というか入った状態で販売されます。収納サイズはW18×D70×H19cm。重さは収納袋を含めて4.49kgと公表されています。

収納袋の内部は2室構造。天板とフレームを分けて収納できます。フレームは金属製ですから、持ち運びのときにどうしても天板を傷つけがち。これなら安心ですね。


天板に絶対に傷をつけたくない場合、念のため自前のスタッフバッグを用意し、フレームを収納しているユーザーもいるようです。キャンプギアにおけるテーブルは、決して安いアイテムではありませんからね。

フレームを組み立てる


収納袋から天板とフレームを取り出しました。フレーム類を束ねるゴムバンドが付属しています。えーと、組立方法は……。


収納袋に縫い付けられてありました。これは親切ですね。最初のうちはもちろんのこと、久しぶりのキャンプで組立方法を思い出すのにも役立つことでしょう。


組み立て開始。まずはフレーム類が、簡単にこの状態になります。すべてのフレームにテンションコードが張られているので、迷うことなく直感的に組み立てられました。


脚のフレームを広げてみましょう。この工程で特に気をつけることはなく、単にグイッと広げるだけです。ついでにサイズ感を確認してください。


広げた脚フレームに、天板が乗るサイドフレームを取り付けました。何やら機能美の感じられる形状ですね。耐荷重は約30kgと、強度も充分です。


サイドフレームはただ乗せるだけでなく、カチッとはめ込むスタイルになっています。脚フレームのポールを少々広げてはめ込むことにより、テンションがかかった状態で引っかかるというわけです。

なぜ複数の穴が空けられているのかは、記事の後半で明らかになります。

天板をセットして完了!


折りたたまれた天板を展開しつつ、フレームに乗せていきます。ひとつひとつの天板に幅があるので、よくあるロールテーブルよりも手間いらず。またテーブルとしての使い心地もよさそうです。


天板の端っこには穴があいており、天板フレームのツメを引っかけて固定。天板がズレることを防止します。


完成しました。高さはこの状態だと67cm。“この状態”だとと含みのある表現をしましたが、じつはこのテーブル、驚きの機能を搭載しているんです! 「あ、高さが調節できるんだな」とバレバレですが詳細はのちほど!

天板はリバーシブル仕様


天板はリバーシブル仕様になっており、裏返すことで好みのカラーを選ぶことができます。こちらは茶色っぽいウッド。


裏返すとナチュラルウッド。ご自身のキャンプサイトの雰囲気に合わせて、好みの方を選びましょう。といっても両面とも雰囲気がガラッと変わるようなカラーではないので、「目立つ傷がついたら裏返して使う」ぐらいの保険と考えてもよさそう。

斬新かつ気の利いた機能

膝がフレームに当たらない!


この写真に違和感を感じませんか? そう、膝がテーブルの下に潜り込んでいます。これはコンパクト収納できるテーブルではなかなか珍しい状況。たいていは格子状のフレームが膝の侵入を阻み、テーブルの下に入れることができません。


普通はこのくらいの位置関係で座るもの。大人なら特に不自由は感じませんが、子どもには食事をしにくい遠さですよね。


当製品なら、このような位置関係で座ることが可能。これなら子どもが食事をするのも快適! チェアに食べ物を落として汚してしまうことも激減するでしょう。


高さが3段階に調節可能!


さきほど高さ調節できることに触れましたが、じつは“3段階に調節できる”んです。脚フレームの上部ポールにはピンが埋め込まれているんですが、どのピンをジョイントに固定するかによって、高さを調節できます。

2段階調節まではよく見かける仕様だと思うんですが、3段階というのは驚きです。しかもフレームの一部を外したりする必要もありません。


これがもっとも高い「Hi」の状態。高さ67cmと、ハイスタイルでは一般的な高さです。


ハイスタイルのチェアで座ってみました。前述しましたが、膝を入れて座ることができるのはじつに快適です。


これが「Low」の状態。高さは54cmです。言うまでもなくロースタイルに適しています。


ロースタイルのチェアで座ってみました。使用チェアはフィールドアの「ポータブルチェア T/C」。身長183cmの筆者の場合、ロースタイルで脚を潜り込ませると天板に膝が当たりました。


そしてもっとも低い「Za」。高さ39cmと、座卓としての使用に適している高さです。


秋~冬のキャンプで人気のお座敷スタイルにフィットすることでしょう。天板の木目が美しく、家で使っても違和感はありませんから、来客時の予備テーブルとしても活躍するのではないかと。


一連の変化を見てみると、このような動き。計算されたフレーム構造が理解しやすいのではないでしょうか。

高さ調節を可能にしている工夫


サイドフレームには3つの穴が空けられており、これらを高さによって使い分けます。いちばん外側が「Hi」用。低くするほど内側の穴を使う……と言われてもピンとこないと思いますが、実物を触ってみれば納得の構造で、難しくは感じません。


天板の端っこにも3つの穴が。こちらもいちばん外側が「Hi」用。内側にいくほど、低いときに使用する穴になっています。

気になった点

組み立てには慣れが必要?


高さを調節するための機構である、サイドフレームの3つの穴。テーブルの高さによって、どの穴を使うかが決まっているわけですが……。


穴の位置を確認するのは、率直に言って面倒でした。サイドフレームの上面に穴の位置を示すマークなどはないので、いちいちしゃがんで下から覗き込む必要があります。いっそシールなどで、印をつけてしまうといいかもしれません。


天板の端っこにある3つの穴。ブラックでスタイリッシュではあるのですが、暗がりで組み立てるときには仇となります。「Hi」での組み立て時、3つの穴のさらに外側にあるテンションコードの穴に、ツメをはめ込んでしまうミスは起こりがちでしょう。

あとはそもそも高さの調節方法が珍しいので、グループキャンプなどで「Lowで組み立てといて」と他人に頼むには、難易度の高いテーブルだと言えます。

天板を持って持ち上げるのはNG

これは説明書にも注意書きとして明記されているのですが、天板を持ってテーブルを持ち上げようとするのはNG行為。固定しているツメは、そういった動きには対応していないようです。

天板をリバーシブルで使えるようにするため、あえて固定はしない作りになっているのかもしれません。


キャンプサイトでテーブルを移動させたい状況は、少なからず発生します。必ずフレームをしっかりと持って移動させましょう。

ハードルの高すぎたコンパクト性


正直、「モンベルがやってくれた!」と驚くほどのコンパクト収納ではありませんでした。しかしこれは、モンベルというブランドが持つイメージにより、非常に高い期待をしてしまったのが理由です。

モンベル製だからといってハードルを上げず、「収納時のサイズはまあ普通」ぐらいの認識を。収納サイズはコールマンの「ナチュラルウッドロールテーブル(120cm)」とほぼ同じです。

どんなキャンプスタイルにも合う、これぞ万能テーブル

生意気にも気になる点を挙げましたが、これはモンベルという一流の実用ブランドゆえ、シビアに観察した結果です。膝を潜らせることのできる画期的な構造、天板がリバーシブルという洒落た仕様、そして3段階の高さ調節……!

出典:モンベル
さっそく便利そうな別売りオプション品も登場しています。脚フレームに取り付けて、収納場所を設けることのできるボード。引っ掛けるネットタイプなどとは、レベルの違うスマートさを感じます。


価格も機能のわりには手頃ですし、はじめてテーブルを買いたいキャンパー、買い替えを予定しているキャンパーは、おすすめできる一品です。個人的には子ども連れのファミリーキャンプで、膝を入れられる構造を活用してほしいですね。

公式オンラインショップはこちら

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。