東京は大きい。 海外に出かけると、この当たり前のことに改めて気づかされます。東京都市圏では、電車に30分乗っても建物が途切れないというのが当たり前の光景ですが、このような都市には日本以外で出会ったことがありません。かなりの大都市でも、30分も車を走らせれば田園風景が広がり、1時間で大自然に到着ということが少なくないのです。
しかし、東京から同じような環境のキャンプ場に行こうとすると、少なくとも2〜3時間はかかります。東京は、キャンプにとってなかなか厳しい都市です。それなのに、景気回復を錦の御旗に、より一層の東京一極集中を進めようという動きが見えて、正直、「もっとほかの方法はないんかいな?」と思います。 とはいえ、無いものねだりに意味はありません。何かよい方法はないでしょうか。
もちろん、資金やリーダー養成など課題も山積みとのことなので、ことは簡単ではありません。それでも、東京はキャンプにとって不利な大都市ですから、使えそうな社会資源はなんでも使うくらいの気持ちが必要です。その話を聞いて以来、ステークホルダーとなるキャンパー、大学、核となる団体、それぞれがハッピーになれるテーマ設定や進め方はどんなものだろうかと、思索を巡らせています。 |