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キャンプの恵み

Vol.164 冬のキャンプのお楽しみ

  • 2019年12月11日
  • (社)日本キャンプ協会

 ついこの前まで紅葉の中、秋を満喫していたのに、一気に冬めいてきました。
なにかとキャンプは夏のイメージがありますが、冬のキャンプもとっても素敵なのです。今日はその魅力をお話ししたいと思います。

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魅力その1「気候」
 冬の気候と言えば「寒さ」がまずイメージされますが、雨が少ないというのも野外での活動には魅力になるのではないでしょうか。統計的に太平洋側では日本の冬は雨が少なく、また、地域によっては、天気が崩れても雨ではなく雪が降ります。
 この雪も冬ならでは。雪合戦やスキーはもちろん、なにか雪像を作ったり、かまくらや雪洞で過ごしたり。雪原の朝の散歩は朝日に雪がキラキラ反射して…。一見の価値ありです。

魅力その2「星」
 冬は気温が低いため、空気中の不純物が少なく、夏に比べ空気が澄んでいます。ということは、星も夏に比べくっきりはっきり見えることが多いのです。寒いですが、ちょっと厚着をして冬の星空観察、いかがでしょうか。

魅力その3「夏とは違う!」
 夏にイメージするキャンプと、冬のキャンプはまるで大違いです。当たり前ですが、まず寒さに対応しなければならないので、服装や泊まる場所も夏とは違う視点で考えなければなりません。でも、夏だと火の前で汗だくに…なんてシーンもありますが、冬だと火の暖かさがとても心地よく感じられますし、雪の降る中だと雪はとても音を吸収するので「シーン」とした静寂の中で過ごすこともできます。

 服装にフォーカスすれば、夏よりもたくさん着ることができますので、夏とは違うおしゃれもできますし、泊まる場所もテントにこだわらず、コテージやバンガローを積極的に活用したり、それこそ暖炉やストーブが大活躍したりするのではないでしょうか。

 できる事も、夏とは違って、雪を使った活動や、氷を使った活動、ご飯も寒さを逆手にとってのメニューなど工夫のしどころがたくさんあります。


 とは言え、夏の暑さが熱中症の危険をはらんでいるのと同様、冬の寒さによる低体温にも気を付けなければなりませんし、雪崩などの夏とは違った注意点があります。最近は冬にも営業しているキャンプ場がありますので、冬にキャンプしてみようかなーと思ってくださった方は、ぜひまずは設備の整ったキャンプ場でコテージやバンガローの宿泊から始めてはいかがでしょう。

(まっちゃ)

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